中学受験、低学年(小1〜3)のうちにやっておきたい4つのこと
「中学受験」と聞くと、6年生の直前に猛勉強するイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし低学年(小1〜3年生)のうちにできることは、過去問を解くことではなく、もっと地味で、もっと大事な「土台づくり」です。
ここでは、中学受験をするかどうかまだ決めていない家庭でも、低学年のうちから無理なく取り入れられる4つの土台づくりを紹介します。
低学年でやるべきことは「先取り」ではない
低学年から中学受験を意識すると、つい「早く進める」ことを目指してしまいがちです。しかし、学年より上の内容を急いで進めても、土台が薄いままだと高学年で伸び悩みやすいという指摘は、多くの塾や教育メディアで共通しています。
①家庭学習は「量」より「毎日続ける」こと
低学年のうちは、1日30分や1時間もの勉強時間を確保する必要はありません。むしろ、1日5〜10分でも「毎日決まった時間に机に向かう」習慣そのものが、高学年以降の学習量を支える力になります。
- 時間を区切る(何時から何時まで、と決める)
- 量を決める(プリント1枚、漢字1字、など)
- 「できた」を毎回確認する(丸をつける、シールを貼るなど)
このサイトの小1の計算プリントや1年生の漢字プリントのように、短時間で1枚が終わる量から始めるのが、習慣化のコツです。
②「思考力」は先取り計算より、パズルや試行錯誤で育つ
中学受験の算数で差がつきやすいのは、公式を知っているかどうかではなく、「わからない問題に、あきらめずに手を動かして考えられるか」という思考の粘り強さだとよく言われます。
図形を組み合わせるパズル、間違い探し、迷路のように、答えの手順が決まっていない問題に取り組む経験は、低学年のうちから無理なく取り入れられます。
③読書習慣は、あとから取り戻しにくい力
読解力・語彙力は、算数や理科・社会のすべての土台になります。読み聞かせでも、自分で読む本でも、「子ども自身が読みたいと思える本」を選ぶことが、習慣化の一番の近道だとされています。
「毎日15分」のように、時間を決めて続けるだけでも、数年単位で見ると語彙力に大きな差が出てきます。
④塾に入るタイミングは、標準は4年生。低学年はまだ焦らなくていい
中学受験専門の塾に入る学年は、多くの大手塾で4年生が標準とされています。低学年のうちから塾に通わせる家庭もありますが、①〜③のような土台づくりができていれば、低学年のうちは家庭学習だけでも十分に備えられます。
そもそも、受験する/しないは、まだ決めなくていい
低学年のうちは、「中学受験をするかどうか」を決める必要はありません。土台づくりは、中学受験をしない場合でも、公立中学に進む場合でも、そのまま役立つ力です。
まとめ
低学年のうちにやっておきたいのは、先取りではなく、①毎日続ける家庭学習の習慣、②パズルなどでの思考力、③読書習慣、④焦らず塾のタイミングを見極めること、の4つです。ちりつもドリルも、この「毎日少しずつ」の土台づくりを、プリントというかたちで支えていきます。