効きやすい勉強法・効きにくい勉強法|研究でわかったこと

この記事の要点
- 勉強は、やり方で効果が変わります
- 研究で評価が高かったのは、自分で問題を解くことと、間をあけてくり返すこと
- 「まとめる」「線を引く」「読み返す」は、それだけでは効果が小さめでした
- どれも、お金をかけずに家でできます
塾や教材に、あまりお金をかけられない。
それでも、家庭学習は大事にしたい。
そんな気持ちのとき、知っておくと心強い研究があります。
どんな研究?
2013年、アメリカの心理学者5人が、勉強法の効果を調べた論文をまとめました。
それまでに行われた、たくさんの研究を集めて、10種類の勉強法を比べています。
「どの方法が、どれくらい効くのか」を、公平に見くらべた研究です。
効果が高かった2つ
10種類のうち、いちばん評価が高かったのは、次の2つでした。
② 間をあけて、くり返す勉強
① 自分で問題を解く
教科書やノートを読み返すより、問題を解いて「思い出す」ほうが、記憶に残りやすいとされています。
プリントを解くのは、まさにこれです。
大事なのは、まちがえてもいいということ。まちがえた問題は、あとで解き直すチャンスになります。
② 間をあけて、くり返す
1日にまとめてやるより、何日かに分けてやるほうが、効果が高いとされています。
たとえば、こんな使い方ができます。
- 今日やったプリントを、明日もう一度、数問だけ
- まちがえた問題を、数日後にもう一度
日にちの決め方は、研究が示した正解ではなく、考え方の一例です。
効果が小さめだった方法
反対に、評価が低かった方法もあります。
- まとめる(要約)
- 線を引く(マーカー、下線)
- 読み返す
どれも、多くの子が使っている、おなじみの方法です。
ただ、これは「やってはいけない」という意味ではありません。
それだけで終わらせると、効果が小さい、ということです。読み返したあとに、問題を解いてみる。それだけで、組み合わせが変わります。
家庭でできること
- プリントを、自分で解く
- 答え合わせをして、まちがえた問題に印をつける
- 印をつけた問題を、数日後に、もう一度解く
これだけです。特別な道具も、費用も、いりません。
「何日後に解けばいいの?」と迷うときは、ちりつもドリルの復習コースが使えます。
開始日を選ぶと、間隔を少しずつ広げた日程が出ます。1回1枚、5分ほどで、無料です。
やり方が合っていないだけかも。
知っておきたいこと
この研究は、勉強法の「効きやすさ」を比べたものです。
年齢や教科によって、効果の出方に差があるかもしれません。
また、どの子にも同じ結果が出る、という保証ではありません。うまくいかなければ、別のやり方を試してみてください。
まとめ
- 勉強は、やり方で効果が変わる
- 自分で解く・間をあけるが、研究で評価が高かった
- お金をかけなくても、家庭でできる
まずは、いま手元にある1枚のプリントから。まちがえた問題に、印をつけてみてください。