小( しょう ) 5社会( しゃかい ) /米( こめ ) づくりのさかんな地域( ちいき )
米( こめ ) づくりのさかんな地域( ちいき )
今日( きょう ) の問( と ) い米( こめ ) づくりがさかんな地域( ちいき ) には、どんな共通点( きょうつうてん ) があるのだろう。
3行( ぎょう ) でわかる
米( こめ ) の収穫量( しゅうかくりょう ) が多( おお ) いのは、新潟県( にいがたけん ) ・北海道( ほっかいどう ) ・秋田県( あきたけん ) など、東北地方( とうほくちほう ) や北陸地方( ほくりくちほう ) 、北海道( ほっかいどう ) の県( けん ) です。米( こめ ) づくりには、広( ひろ ) くて平( たい ) らな土地( とち ) (平野( へいや ) )、たっぷりの水( みず ) 、夏( なつ ) の日( ひ ) ざしと、昼( ひる ) と夜( よる ) の気温( きおん ) の差( さ ) が向( む ) いています。農家( のうか ) は、耕地整理( こうちせいり ) や機械( きかい ) 、品種改良( ひんしゅかいりょう ) などの工夫( くふう ) で、おいしい米( こめ ) を効率( こうりつ ) よくつくっています。
米( こめ ) の収穫量( しゅうかくりょう ) が多( おお ) い都道府県( とどうふけん )
米( こめ ) は日本( にほん ) 中( なか ) でつくられていますが、とくに収穫量( しゅうかくりょう ) が多( おお ) いのは、新潟県( にいがたけん ) 、北海道( ほっかいどう ) 、秋田県( あきたけん ) です(2024年産( ねんさん ) )。上位( じょうい ) 10の都道府県( とどうふけん ) のうち6つが、東北地方( とうほくちほう ) の県( けん ) と北陸地方( ほくりくちほう ) の新潟県( にいがたけん ) です。
米( こめ ) (水稲( すいとう ) )の収穫量( しゅうかくりょう ) が多( おお ) い都道府県上位( とどうふけんじょうい ) 10(2024年産( ねんさん ) )(単位( たんい ) :万( まん ) トン) 新潟県( にいがたけん ) 62.3 北海道( ほっかいどう ) 56.2 秋田県( あきたけん ) 49.0 宮城県( みやぎけん ) 36.6 福島県( ふくしまけん ) 35.7 山形県( やまがたけん ) 35.5 茨城県( いばらきけん ) 33.9 千葉県( ちばけん ) 28.8 栃木県( とちぎけん ) 28.6 青森県( あおもりけん ) 26.4 全国の合計は734.5万トン。 出典:農林水産省「作物統計調査 作況調査(水陸稲)」令和6年産 確報(e-Stat)
1位( い ) の新潟県( にいがたけん ) だけで、全国( ぜんこく ) の米( こめ ) のおよそ12分( ぶん ) の1をつくっています。関東地方( かんとうちほう ) の茨城県( いばらきけん ) ・千葉県( ちばけん ) ・栃木県( とちぎけん ) も、上位( じょうい ) に入( はい ) っていることに注目( ちゅうもく ) しましょう。
おもな米( こめ ) どころ(平野( へいや ) ) 地図( ちず ) は、指( ゆび ) やマウスで動( うご ) かしたり、+・−で拡大( かくだい ) ・縮小( しゅくしょう ) したりできます。印( しるし ) か、下( した ) の場所( ばしょ ) の名前( なまえ ) をタップすると、説明( せつめい ) が出( で ) ます。
越後( えちご ) 平野( へいや ) 新潟県( にいがたけん ) 。米( こめ ) の収穫量( しゅうかくりょう ) が全国( ぜんこく ) 1位( い ) の新潟県( にいがたけん ) にある、広( ひろ ) い平野( へいや ) 。信濃川( しなのがわ ) ・阿賀野川( あがのがわ ) の流( なが ) れる土地( とち ) 。石狩( いしかり ) 平野( へいや ) 北海道( ほっかいどう ) 。北海道( ほっかいどう ) の米( こめ ) どころの一( ひと ) つ。品種改良( ひんしゅかいりょう ) で、寒( さむ ) い土地( とち ) でもおいしい米( こめ ) がつくられるようになった。「ゆめぴりか」などの品種( ひんしゅ ) がある。秋田( あきた ) 平野( へいや ) 秋田県( あきたけん ) 。米( こめ ) の収穫量( しゅうかくりょう ) が全国( ぜんこく ) 3位( い ) (2024年産( ねんさん ) )の秋田県( あきたけん ) にある平野( へいや ) 。県( けん ) の名前( なまえ ) がついた「あきたこまち」で知( し ) られる。庄内( しょうない ) 平野( へいや ) 山形県( やまがたけん ) 。教科書( きょうかしょ ) でよく取( と ) り上( あ ) げられる米( こめ ) どころ。最上川( もがみがわ ) の水( みず ) と、山( やま ) からの雪( ゆき ) どけ水( みず ) にめぐまれている。山形県( やまがたけん ) の「つや姫( ひめ ) 」などがつくられている。●緑はおもな産地です。印の位置はおおよそです。地図:地理院タイル (国土地理院)
地図( ちず ) を見( み ) ると、米( こめ ) どころの多( おお ) くが、日本( にほん ) 海側( うみがわ ) や北( きた ) の地方( ちほう ) の、大( おお ) きな平野( へいや ) にあることがわかります。
米( こめ ) づくりに向( む ) いた条件( じょうけん )
条件( じょうけん ) なぜ米( こめ ) づくりに向( む ) いているか
広( ひろ ) くて平( たい ) らな土地( とち ) 田( た ) を広( ひろ ) く、平( たい ) らにつくれるので、水( みず ) をためやすく、大( おお ) きな機械( きかい ) も使( つか ) いやすい
たっぷりの水( みず ) 田( た ) に水( みず ) をはって稲( いね ) を育( そだ ) てる。大( おお ) きな川( かわ ) や、春( はる ) に山( やま ) から流( なが ) れてくる雪( ゆき ) どけ水( みず ) が役立( やくだ ) つ
夏( なつ ) の日( ひ ) ざしと高( たか ) い気温( きおん ) 稲( いね ) がよく育( そだ ) ち、米( こめ ) の実( み ) がしっかり入( はい ) る
昼( ひる ) と夜( よる ) の気温( きおん ) の差( さ ) 夜( よる ) にすずしいと、昼( ひる ) にたくわえた養分( ようぶん ) を使( つか ) いすぎず、おいしい米( こめ ) になりやすい
なぜ?冬( ふゆ ) に雪( ゆき ) の多( おお ) い地方( ちほう ) で、米( こめ ) づくりがさかんなの? 冬( ふゆ ) に山( やま ) に積( つ ) もった雪( ゆき ) は、春( はる ) になるととけて、川( かわ ) から田( た ) へ流( なが ) れこみます。田植( たう ) えから夏( なつ ) にかけて、たくさんの水( みず ) を使( つか ) えるのです。雪( ゆき ) が多( おお ) いことは、米( こめ ) づくりにとっては大( おお ) きなめぐみになります。また、冬( ふゆ ) は雪( ゆき ) で畑( はたけ ) の作物( さくもつ ) が育( そだ ) てにくいので、夏( なつ ) に米( こめ ) づくりに力( ちから ) を入( い ) れてきた地域( ちいき ) が多( おお ) いことも理由( りゆう ) の一( ひと ) つです。
庄内( しょうない ) 平野( へいや ) の米( こめ ) づくり
教科書( きょうかしょ ) でよく取( と ) り上( あ ) げられるのが、山形県( やまがたけん ) の庄内( しょうない ) 平野( へいや ) です。最上川( もがみがわ ) が流( なが ) れ、まわりの山( やま ) からの雪( ゆき ) どけ水( みず ) にもめぐまれた、広( ひろ ) い平野( へいや ) です。
宇宙( うちゅう ) から見( み ) た庄内( しょうない ) 平野( へいや ) (山形県( やまがたけん ) )。左( ひだり ) が日本( にほん ) 海( うみ ) 、右( みぎ ) が山地( さんち ) です。平野( へいや ) を横切( よこぎ ) って海( うみ ) に流( なが ) れこむのが最上川( もがみがわ ) で、河口( かこう ) に酒田( さかた ) の町( まち ) があります。いちばん上( うえ ) に見( み ) えるのは鳥海山( ちょうかいさん ) です。人工衛星の画像(Landsat8画像(GSI,TSIC,GEO Grid/AIST)、Landsat8画像(courtesy of the U.S. Geological Survey)、海底地形(GEBCO)) 出典:国土地理院 地理院タイル(全国最新写真) を加工して作成
4月( しがつ ) 種( たね ) もみから苗( なえ ) を育( そだ ) てる。田( た ) おこしをして、土( つち ) をやわらかくする
5月( ごがつ ) 田( た ) に水( みず ) を入( い ) れて土( つち ) をならし(代( しろ ) かき)、田植( たう ) えをする
6〜8月( はちがつ ) 水( みず ) の量( りょう ) を調整( ちょうせい ) したり、いったん水( みず ) をぬいて根( ね ) をじょうぶにしたり(中干( なかぼ ) し)、草( くさ ) や害虫( がいちゅう ) を防( ふせ ) いだりする
9〜10月( じゅうがつ ) 稲( いね ) かりをして、米( こめ ) をかんそうさせ、もみがらを取( と ) ってから出荷( しゅっか ) する
稲( いね ) かり。コンバインは、稲( いね ) をかり取( と ) りながら、もみを取( と ) り分( わ ) けることもできます。出典:ぱくたそ かり取( と ) った稲( いね ) を干( ほ ) して乾( かわ ) かす「はさがけ」。昔( むかし ) からのやり方( かた ) で、いまは機械( きかい ) で乾( かわ ) かすことが多( おお ) くなっています。 出典:ぱくたそ (部分)
米( こめ ) づくりの仕事( しごと ) のくわしい流( なが ) れは、次( つぎ ) の「米( こめ ) づくりの1年( ねん ) と農家( のうか ) の工夫( くふう ) 」で説明( せつめい ) します。
おいしい米( こめ ) を効率( こうりつ ) よくつくる工夫( くふう )
小( ちい ) さく形( かたち ) がばらばらだった田( た ) を、大( おお ) きく四角( しかく ) い田( た ) にまとめる耕地整理( こうちせいり ) が進( すす ) み、田植( たう ) え機( き ) やコンバインなどの大( おお ) きな機械( きかい ) が使( つか ) えるようになりました。これで、昔( むかし ) よりずっと少( すく ) ない時間( じかん ) で米( こめ ) をつくれるようになりました。
1960年代( ねんだい ) 。細長( ほそなが ) い小( ちい ) さな田( た ) が並( なら ) び、川( かわ ) も曲( ま ) がっています。 山形県鶴岡市 八色木のあたり(たて・よこ約1.9km)。空中写真 1961〜1969年 出典:国土地理院 地理院タイル を加工して作成 いま。同( おな ) じ場所( ばしょ ) の田( た ) が大( おお ) きな四角( しかく ) にまとめられ、農道( のうどう ) と水路( すいろ ) がまっすぐ通( とお ) っています。 同じ場所。全国最新写真(シームレス) 出典:国土地理院 地理院タイル を加工して作成
1880年( ねん ) ごろの田植( たう ) え。一列( いちれつ ) に並( なら ) んで、1本( ぽん ) ずつ手( て ) で植( う ) えていました。 1880年ごろの写真(撮影者不明、パブリックドメイン) 出典:Wikimedia Commons (部分) いまの田植( たう ) え。田植( たう ) え機( き ) が、何列( なんれつ ) もの苗( なえ ) を一度( いちど ) に植( う ) えていきます。 写真:Ryusuke Seto「田植機」(2012年) 出典:Wikimedia Commons (CC BY 2.0 )
また、寒( さむ ) さや病気( びょうき ) に強( つよ ) く、味( あじ ) のよい米( こめ ) をつくる品種改良( ひんしゅかいりょう ) も続( つづ ) けられています。北海道( ほっかいどう ) でおいしい米( こめ ) がとれるようになったのも、寒( さむ ) い土地( とち ) に合( あ ) う品種( ひんしゅ ) がつくられてきたからです。
品種改良( ひんしゅかいりょう ) でうまれた米( こめ ) の品種( ひんしゅ ) は、これまでに500種類以上( しゅるいいじょう ) あります。なかでも有名( ゆうめい ) なのが、1956年( ねん ) に福井県( ふくいけん ) でうまれたコシヒカリ で、1979年( ねん ) から今( いま ) まで、日本( にほん ) でいちばん多( おお ) くつくられている品種( ひんしゅ ) です。地域( ちいき ) ごとに、その土地( とち ) に合( あ ) った品種( ひんしゅ ) もつくられています。
品種( ひんしゅ ) おもな産地( さんち )
コシヒカリ 全国( ぜんこく ) (うまれたのは福井県( ふくいけん ) )
ゆめぴりか 北海道( ほっかいどう )
あきたこまち 秋田県( あきたけん ) など
つや姫( ひめ ) 山形県( やまがたけん )
もっと知( し ) りたい人( ひと ) へ:米( こめ ) をつくる量( りょう ) は、だれが決( き ) めているの?
日本( にほん ) 人( ひと ) が食( た ) べる米( こめ ) の量( りょう ) は、昔( むかし ) よりずっと減( へ ) りました。1人( にん ) が1年( ねん ) に食( た ) べる米( こめ ) の量( りょう ) は、1962年度( ねんど ) の118.3kgがいちばん多( おお ) く、2018年度( ねんど ) は53.8kgと、半分以下( はんぶんいか ) になっています。
1人( にん ) が1年( ねん ) に食( た ) べる米( こめ ) の量( りょう ) 118.3kg 1962年度( ねんど ) 53.8kg 2018年度( ねんど ) 出典:農林水産省「令和元年度 食料・農業・農村白書」
米( こめ ) が余( あま ) らないように、国( くに ) は長( なが ) いあいだ、都道府県( とどうふけん ) ごとに米( こめ ) をつくる量( りょう ) の目安( めやす ) を割( わ ) りあてていました(生産調整( せいさんちょうせい ) )。しかし2018年産( ねんさん ) からは、この割( わ ) りあてをやめ、産地( さんち ) や農家( のうか ) が、どれくらい売( う ) れるかを見( み ) ながら、自分( じぶん ) たちでつくる量( りょう ) を決( き ) めるやり方( かた ) に変( か ) わりました。
テストでは、学校( がっこう ) で使( つか ) っている教科書( きょうかしょ ) の書( か ) き方( かた ) で答( こた ) えましょう。
出典:農林水産省「令和元年度 食料・農業・農村白書」第1部第3章第4節
お酒( さけ ) の米( こめ ) は、ごはんの米( こめ ) とどうちがう?
日本( にほん ) 酒( さけ ) の原料( げんりょう ) になる米( こめ ) を、酒米( さかまい ) といいます。ふだん食( た ) べるごはんの米( こめ ) とは、別( べつ ) の品種( ひんしゅ ) です。有名( ゆうめい ) なのは山田錦( やまだにしき ) と五百万石( ごひゃくまんごく ) です。
ごはんの米( こめ ) (コシヒカリなど)
そのまま
炊( た ) いて、おいしく
食( た ) べられるように
改良( かいりょう ) されてきた。とれる
量( りょう ) も
多( おお ) い。
酒米( さかまい ) (山田錦( やまだにしき ) など)
粒( つぶ ) が
大( おお ) きく、まん
中( なか ) に
白( しろ ) くにごった
部分( ぶぶん ) (
心白( しんぱく ) )が
大( おお ) きい。たんぱく
質( しつ ) が
少( すく ) ない。
育( そだ ) てるのがむずかしく、とれる
量( りょう ) は
少( すく ) ない。
なぜ?まん中( なか ) が白( しろ ) いと、お酒( さけ ) づくりに向( む ) いているの? 日本( にほん ) 酒( さけ ) は、米( こめ ) に「こうじ菌( きん ) 」というカビのなかまをはやした「こうじ」を使( つか ) ってつくります。心白( しんぱく ) が大( おお ) きいと、こうじ菌( きん ) が米( こめ ) の中( なか ) まで入( はい ) りこみやすく、よいこうじができるのです。また、酒米( さかまい ) は表面( ひょうめん ) を大( おお ) きくけずって使( つか ) うので、粒( つぶ ) が大( おお ) きいほうが向( む ) いています。
酒米( さかまい ) は、全国( ぜんこく ) で1年( ねん ) におよそ9.5万( まん ) トンつくられています(2024年産( ねんさん ) の推計( すいけい ) )。米全体( こめぜんたい ) の1%あまりです。いちばん多( おお ) いのは兵庫県( ひょうごけん ) で、酒米( さかまい ) 全体( ぜんたい ) のおよそ4分( ぶん ) の1をつくっています。ごはんの米( こめ ) の1位( い ) の新潟県( にいがたけん ) とは、ちがう県( けん ) なのがおもしろいところです。
ごはんの米( こめ ) と酒米( さかまい ) 、どっちがもうかる?
酒米( さかまい ) は育( そだ ) てるのがむずかしく、とれる量( りょう ) も少( すく ) ないので、これまではごはんの米( こめ ) より高( たか ) い値段( ねだん ) で取( と ) り引( ひ ) きされてきました。
ところが、2024年産( ねんさん ) から、ごはんの米( こめ ) の値段( ねだん ) が大( おお ) きく上( あ ) がりました。60kg(1俵( ひょう ) )あたりの値段( ねだん ) を見( み ) てみましょう。
ごはんの米( こめ ) の値段( ねだん ) (60kgあたり) 15,315円( えん ) 2023年産( ねんさん ) 25,179円( えん ) 2024年産( ねんさん ) 35,174円( えん ) 2025年産( ねんさん ) 全国の品種の平均(相対取引価格)で、運賃・包装代・消費税相当額をふくむ。2025年産は2026年9月までの速報値。 出典:農林水産省「相対取引価格の推移(令和4年産~令和8年産)」
2年( ねん ) で2倍以上( ばいいじょう ) です。そのため、2024年産( ねんさん ) からは、酒米( さかまい ) のほうが、ごはんの米( こめ ) より安( あ ) く売( う ) られるようになりました。値段( ねだん ) だけを見( み ) ると、このころはごはんの米( こめ ) のほうが「もうかる」といえます。
ただ、2026年産( ねんさん ) の取( と ) り引( ひ ) きが始( はじ ) まった2026年( ねん ) 9月( くがつ ) には、ごはんの米( こめ ) の値段( ねだん ) は60kgあたり21,293円( えん ) に下( さ ) がっています(速報( そくほう ) )。
ただし、酒米( さかまい ) の多( おお ) くは、酒蔵( さかぐら ) などと前( まえ ) もって約束( やくそく ) してつくる「契約栽培( けいやくさいばい ) 」で取( と ) り引( ひ ) きされています。どちらが得( とく ) かは、値段( ねだん ) だけでなく、育( そだ ) てる手間( てま ) や、売( う ) り先( さき ) が決( き ) まっているかどうかでも変( か ) わります。米( こめ ) の値段( ねだん ) がなぜこんなに大( おお ) きく変( か ) わったのか、ニュースでも調( しら ) べてみましょう。
ここはテストには出( で ) ない話( はなし ) です。米( こめ ) の値段( ねだん ) は、これからも変( か ) わります。
重要( じゅうよう ) なところ
収穫量( しゅうかくりょう ) が多( おお ) いのは、新潟県( にいがたけん ) ・北海道( ほっかいどう ) ・秋田県( あきたけん ) など、北( きた ) の地方( ちほう ) です。夏( なつ ) の日( ひ ) ざしと気温( きおん ) があれば、雪( ゆき ) どけ水( みず ) が豊( ゆた ) かな北( きた ) の地方( ちほう ) のほうが米( こめ ) づくりに向( む ) いていることも多( おお ) いのです。
雪( ゆき ) の多( おお ) い地方( ちほう ) では、雪( ゆき ) どけ水( みず ) が、春( はる ) から夏( なつ ) の米( こめ ) づくりに役立( やくだ ) ちます。冬( ふゆ ) の雪( ゆき ) は、田( た ) に使( つか ) う水( みず ) のたくわえにもなります。
耕地整理( こうちせいり ) とは、小( ちい ) さな田( た ) を大( おお ) きく整( ととの ) った形( かたち ) にまとめることです。大( おお ) きな機械( きかい ) が使( つか ) えるようになり、作業( さぎょう ) の時間( じかん ) が減( へ ) りました。
たしかめ問題( もんだい ) 1/5
米( こめ ) の収穫量( しゅうかくりょう ) が全国( ぜんこく ) でいちばん多( おお ) い都道府県( とどうふけん ) はどこですか(2024年産( ねんさん ) )。
たしかめ問題( もんだい ) 2/5
米( こめ ) づくりに向( む ) いた、海( うみ ) に面( めん ) した平( たい ) らで広( ひろ ) い土地( とち ) を何( なん ) といいますか。
たしかめ問題( もんだい ) 3/5
冬( ふゆ ) に雪( ゆき ) が多( おお ) い地方( ちほう ) では、春( はる ) になると何( なん ) が米( こめ ) づくりに役立( やくだ ) ちますか。
たしかめ問題( もんだい ) 4/5
小( ちい ) さく形( かたち ) がばらばらだった田( た ) を、大( おお ) きく整( ととの ) った形( かたち ) にまとめることを何( なん ) といいますか。
耕地整理( こうちせいり ) (ほ場( じょう ) 整備( せいび ) )
たしかめ問題( もんだい ) 5/5
寒( さむ ) さや病気( びょうき ) に強( つよ ) く、味( あじ ) のよい米( こめ ) をつくるために、作物( さくもつ ) をかけ合( あ ) わせて新( あたら ) しい品種( ひんしゅ ) をつくることを何( なん ) といいますか。
問( と ) いへの答( こた ) え
米( こめ ) づくりがさかんな地域( ちいき ) には、どんな共通点( きょうつうてん ) があるのだろう。
米( こめ ) づくりがさかんな地域( ちいき ) の多( おお ) くは、広( ひろ ) い平野( へいや ) があり、大( おお ) きな川( かわ ) や山( やま ) の雪( ゆき ) どけ水( みず ) で水( みず ) がたっぷり使( つか ) え、夏( なつ ) は日( ひ ) ざしが強( つよ ) く、昼( ひる ) と夜( よる ) の気温( きおん ) の差( さ ) が大( おお ) きいところです。こうした自然( しぜん ) の条件( じょうけん ) に、耕地整理( こうちせいり ) や機械( きかい ) 、品種改良( ひんしゅかいりょう ) などの人( ひと ) の工夫( くふう ) が組( く ) み合( あ ) わさって、多( おお ) くのおいしい米( こめ ) がつくられています。
画像の出典
人工衛星の画像(Landsat8画像(GSI,TSIC,GEO Grid/AIST)、Landsat8画像(courtesy of the U.S. Geological Survey)、海底地形(GEBCO))(国土地理院 地理院タイル(全国最新写真)) 赤いコンバインが、黄色く実った稲をかり取りながら進んでいる。手前は、かり取ったあとの株が残る田(ぱくたそ) 1880年ごろの写真(撮影者不明、パブリックドメイン)(Wikimedia Commons) 写真:Ryusuke Seto「田植機」(2012年)(Wikimedia Commons)