小4主語と述語のプリント

小4 国語

「だれが(何が)」にあたる主語と、「どうする・どんなだ・何だ・ある(いる)」にあたるじゅつ語を、矢印の図で見つける「むずかしい」です。主語の言い方(は・が・も)、書かれていない主語、主語とじゅつ語が合わない文の直し方まで考えます。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

主語と述語がずれた文(「ぼくのゆめは医者になりたい」など)は、自分で書く文にもよく出ます。主語に合う終わり方を選ばせ、声に出して読んで、おかしさに気づかせましょう。

プリント一覧

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

文の中から主語とじゅつ語を見つけ、主語とじゅつ語がうまく対応しているかを確かめられるようにします。

学ぶ内容

主語は「だれが」「何が」にあたる言葉で、じゅつ語は「どうする」「どんなだ」「何だ」「ある・いる」にあたる言葉です。たとえば「犬が走る」なら、主語は「犬が」、じゅつ語は「走る」です。 主語には、「は」「が」「も」などがつくことがあります。「犬が走る」「犬は走る」「犬も走る」のように、つく言葉によって伝わり方が少し変わります。また、日本語の文では、書かなくても分かる主語が省かれることがよくあるので、「書かれていない主語」を補って読む力も必要になります。 じゅつ語は、たいてい文の終わりにあります。小学校では、じゅつ語を「どうする」(動き)、「どんなだ」(様子)、「何だ」(名前を表す言葉+だ)、「ある・いる」(あること・いること)の4つの形に分けて考えることが多いです。 学習指導要領では、1・2年生で「文の中における主語と述語との関係に気付くこと」、3・4年生で「主語と述語との関係」を理解することが示されています。解説では、主語と述語の関係を「主語と述語の適切な係り受け」と説明し、主語に対応するじゅつ語が示されない文にならないよう、主語とじゅつ語を対応させることを求めています。 この「むずかしい」では、矢印の図で主語とじゅつ語を結んで見つけたり、主語とじゅつ語が合っていない文を直したりします。たとえば「ぼくのゆめは医者になりたい」は、「ゆめは」に対して「なりたい」がずれていて、「ぼくのゆめは医者になることです」のように直します。

つまずきやすいところ

  • 主語には「は」がつくものと思い込み、「が」や「も」がついた主語を見落とします。
  • 主語が書かれていない文で、主語を見つけられません。前の文から補って読む必要がある点が、むずかしいところです。
  • 「ぼくのゆめは医者になりたい」のように、主語とじゅつ語がずれた文に、自分で書いたときに気づけません。長い文になるほど、文の書き出しを忘れて書き進めてしまうためです。
  • じゅつ語のように見える言葉が文の中にいくつもあり、どれが主語に対応するじゅつ語か分からなくなります。

教え方・声かけのコツ

  • じゅつ語を先に見つけ、「だれが(何が)」と問いかけると、主語が見つかります。この手順を声に出して確かめます。
  • 主語とじゅつ語だけを取り出して読んでみて、おかしくないか確かめます。「ゆめは…なりたい」のように、ずれがはっきり分かります。
  • 主語が書かれていない文は、「だれがしたのかな」と問いかけ、補ってみます。
  • 自分で書いた作文を読み返して、主語とじゅつ語がずれている文を探してみます。

運営者の見方

この単元は「むずかしい」の4枚だけで、主語とじゅつ語を「見つける」だけでなく、まちがいを直す、考えて書く、という作業まで一緒に入れています。主語とじゅつ語のずれは、読むときより自分で書くときに起こるものなので、直す・書く作業を外さないようにしました。 4枚という枚数は、図で読む、見つける、直す、書く、の作業が一通り入るよう、数をしぼったものです。同じ作業を何度も繰り返すより、種類のちがう作業を順に体験するほうが、主語とじゅつ語の関係にいろいろな方向から気づけると考えました。 「ふつう」で文法の基本を覚えたあとに取り組む前提の型なので、基本をおさえてからの取り組みをお勧めします。主語に合う終わり方を選び、声に出して読んでおかしさに気づく、という手順を、このプリントのねらいにしています。

よくある質問

Q. 主語がない文は、まちがいですか。
A. まちがいではありません。日本語では、分かっている主語を省くことがよくあります。ただ、省かれた主語が何かを読み取れることが、読解のうえで大切です。

Q. 「ふつう」のプリントをやっていなくても取り組めますか。
A. 文の基本がすでに分かっていれば取り組めます。まず1枚やってみて、むずかしく感じたら、教科書で主語とじゅつ語の復習をしてから戻ってください。

Q. 書くことが苦手な子に向けた配慮はありますか。
A. この単元には個別配慮のプリントがありません。考えて書く問題は無理せず、口で答えさせる形に変えて取り組んでも大丈夫です。