小5国土の自然災害のプリント

小5 社会 / 4月・5月ごろに習います

プレートと災害、地震と津波、火山、台風と風水害、ハザードマップなど、国土の自然災害を、地図・表・流れ図を読んで考える「むずかしい」です。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

災害の名前を覚えるだけでなく、「なぜ起こるか」「どう備えるか」を、地図や表をもとに自分の言葉で書けるようにしましょう。

プリント一覧

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

日本で自然災害が多い理由(プレートと気象)と、地震・津波・火山・台風・風水害の特徴を整理し、ハザードマップなどの備えを自分の言葉で説明できるようにします。

学ぶ内容

5年生の社会科では、日本の国土の自然と人々のくらしの関係を学ぶなかで、自然災害と防災を扱います。日本は、地球をおおうプレートの境目の近くにあり、地震や火山の噴火が多い国です。海の底で大きな地震が起こると津波が発生し、海ぞいの地域に被害が広がることがあります。火山の噴火では、火山灰や溶岩、火砕流などが問題になります。 気象にかかわる災害もあります。夏から秋にかけて近づく台風は、強い風と大雨、高潮をもたらします。梅雨や台風の大雨では、川があふれる洪水や、がけくずれ・土石流などの土砂災害が起こります。雪の多い地方では雪害、夏の気温が低い年には農作物の冷害も起きます。 こうした災害に対し、国や都道府県などは、砂防ダムや堤防、防潮堤をつくったり、津波のときの避難場所を整えたり、ハザードマップをつくったりして、災害の種類や地形・気候に応じた対策を進めています。ハザードマップは、被害が予想される範囲や避難場所を地図に示したもので、市町村などが作成しています。地域の人が日ごろから備えることも、あわせて学びます。

つまずきやすいところ

  • 「地震」「津波」「火山」を、それぞれ別の話として覚えがちです。地震と津波は原因でつながっていて、プレートの動きが地震と火山の両方に関わる、という関係をつかみにくいです。
  • 台風と洪水・土砂災害の関係が見えにくいことがあります。台風は強い風だけでなく大雨ももたらし、その大雨が洪水や土砂災害につながる、という原因と結果の矢印が書けないと、別々の災害に見えてしまいます。
  • ハザードマップを「避難場所の地図」とだけ受け取りやすいです。被害が予想される範囲も示す地図であり、自分の家や通学路が入っているかを見ることが大切です。
  • 「備え」を問われると、国や市のことだけを書いて、自分の家庭でできることが抜けやすいです。公的な取り組みと個人の備えを、分けて整理する必要があります。
  • 地図や表から読み取る問題で、凡例や単位を見落としやすいです。印の意味を確かめる習慣がないと、見た目の印象で答えてしまいます。

教え方・声かけのコツ

  • 「何が起こる(現象)→どんな被害が出る→どう備える」の3つの枠を、災害ごとに同じ形で書かせると、整理しやすくなります。
  • ハザードマップは、実際に住んでいる市町村のものを一緒に開いてみてください。「うちのまわりはどうかな」と自分ごとにすると、記憶に残りやすくなります。
  • 理由を書く問題では、「なぜなら」「そのため」のような言葉を使わせると、原因と結果をつないだ文が書きやすくなります。
  • 怖がらせすぎないよう、「知っていれば逃げられる」「備えがあれば減らせる」という前向きな声かけを心がけてください。

運営者の見方

このページのプリントは「むずかしい」の6枚だけで、一問一答の「きほん」「ふつう」はありません。地図・表・流れ図を読み、えらぶ、まちがいを直す、理由を書く、をまぜた問題で、災害の名前を覚えたあとに取り組む段階のものです。 自然災害の単元は、災害の名前を知っていても、「なぜ日本に多いのか」「どう備えるのか」を書く段になると手が止まりやすいと考えています。そこで、プレートと災害、地震と津波、火山、台風と風水害、ハザードマップといった内容を、資料を読んで考える問題にしています。 防災は、知識が行動につながってこそ意味があります。プリントを解いたあと、家の近くの避難場所を確かめたり、家族で備えを話し合ったりするきっかけになれば、と考えて作っています。

よくある質問

Q. 理科でも災害が出てきますが、重なりますか。
A. 理科では地震や火山、流れる水のはたらきなどのしくみ、社会科では国土の特色と暮らしへの影響・備えを扱う傾向があります。重なる部分もあるので、両方の学びをつなげると理解が深まります。

Q. この単元に「きほん」や「ふつう」はないのですか。
A. このページのプリントは「むずかしい」の6枚です。言葉の練習は教科書やノートで行い、そのあとに取り組む使い方を想定しています。

Q. 子どもが災害の話をこわがります。
A. 無理に読ませる必要はありません。「どうすれば安全か」を中心に、一緒に話しながら進めると、不安を強めずに学べます。