小6町人の文化と新しい学問(小6社会)のプリント
小6 社会(小学6年生) / 11月ごろに習います
江戸と大阪のまち、五街道、歌舞伎・浮世絵・人形浄瑠璃、寺子屋、蘭学と解体新書、国学と本居宣長、百姓一揆・打ちこわしから、町人の文化と新しい学問を確かめます。人物の見分けや伊能忠敬の地図に加え、寺子屋で学ぶ子がふえたわけも書きます。
教科書では東京書籍「町人の文化と新しい学問」日本文教出版「江戸の社会と文化・学問」教育出版「新しい文化と学問」
町人の文化と新しい学問のまとめ
- 江戸は政治の中心、大阪は「天下の台所」と呼ばれる商業の中心として栄え、江戸と各地を結ぶ五街道が整えられました。
- 町人の間で、歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵が人気を集めました。寺子屋で、読み・書き・そろばんを学ぶ子どもも増えました。
- オランダ語を通して西洋の学問を学ぶ蘭学や、日本古来の考え方を研究する国学が発展しました。
例1
江戸時代の中ごろから、町人の文化がさかえたのは、なぜですか。
- 商業が発達して、町人が経済力をつけました。
- 町人が、歌舞伎や浮世絵などを楽しむゆとりをもつようになりました。
答え 商業が発達して町人が豊かになり、文化を楽しむゆとりができたから。
例2
『解体新書』は、どのようにしてできましたか。
- 杉田玄白や前野良沢らが、オランダ語の医学書を、苦労して日本語に訳しました。
- 1774年に出版され、西洋の医学を日本に伝えました。
答え 杉田玄白らが、オランダ語の医学書を日本語に訳してできた。
例3
国学とは、どんな学問ですか。
- 仏教や儒学が伝わる前の日本人の考え方を、『古事記』などの古い書物から明らかにしようとする学問です。
- 本居宣長が大成しました。
答え 古い書物から、日本古来の考え方を明らかにする学問。
先生へのメモ
「町人の文化」と「新しい学問(蘭学・国学)」を、人物と作品のセットで覚えさせましょう。
町人の文化と新しい学問のプリント(24枚)
はじめて使うなら 町人の文化と新しい学問 きほん その1 から。見本を押すと、その場で大きな見本と印刷ボタンが開きます。
「れい」で考え方を確かめてから、1問ずつ取り組みます。(答えつき)
助けなしで、くり返し練習するためのプリントです。(答えつき)
単元のまとめとして、時間を決めて取り組みます。(答えつき)
地図や図表を読む、えらぶ、言葉を書き入れる、理由を書く、をまぜたプリントです。「ふつう」で言葉を覚えたあとに取り組みます。(答えつき)
むずかしい
むずかしい テスト
文字と枠を大きくして、問題数を減らしたプリントです。(答えつき)
単元の学習の最後に解く、最終テストです(100点・2枚組・めやす30分)。「きほん」「ふつう」「むずかしい」で学んだあとに、教科書やノートを見ないで、時間をはかって解きます。終わったら答えの版で丸つけをして、まちがえた所を見直しましょう。(答えつき)
見つかりませんでした。
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
江戸時代の中ごろに、江戸や大阪の町人が歌舞伎や浮世絵を楽しみ、蘭学や国学といった新しい学問が広がっていく流れをつかみます。商業の発達と文化・学問の広がりのつながりが中心です。
学ぶ内容
最初の小単元『江戸や大阪のまちと人々のくらし』では、政治の中心だった江戸と、全国から米や特産物が集まって「天下の台所」と呼ばれた大阪を見ます。江戸と各地を結ぶために五街道が整えられ、江戸と京都を結ぶ東海道や、山の中を通る中山道がありました。街道ぞいには旅人が泊まる宿場町が栄え、要所の関所では人や物の出入りが調べられました。江戸は18世紀のはじめごろに人口がおよそ100万人の大きな都市になり、町人の多くは長屋に住んでいました。 次の『人々が歌舞伎や浮世絵を楽しむ』では、商業が発達して豊かになった町人が、歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵を楽しんだことを学びます。近松門左衛門は人形浄瑠璃の台本を多く書いた人物です。浮世絵は多色ずりの版画で、歌川広重は「東海道五十三次」、葛飾北斎は富士山を多くの場所からえがいた作品で知られます。町人や農民の子どもは寺子屋で読み・書き・そろばんを学びました。町人の文化は、お金と時間のゆとりがあって初めて広がるもの、というつながりで見るのがポイントです。 『新しい学問・蘭学』では、鎖国の中でもオランダ語の書物を通して西洋の学問を学ぶ蘭学が生まれたことを学びます。杉田玄白や前野良沢らがオランダ語の医学書を日本語に訳し、1774年に『解体新書』を出しました。伊能忠敬は西洋の天文学や測量の方法を学び、日本全国を歩いて測量しました。その結果をもとに、正確な日本地図がつくられました(地図が仕上がったのは、忠敬がなくなったあとです)。 最後の『国学の発展と新しい時代への動き』では、日本古来の考え方を古い書物から明らかにしようとする国学を取り上げます。本居宣長は『古事記』を研究し、35年かけて『古事記伝』を完成させました。一方で、重い税に苦しんだ百姓が団結する百姓一揆や、米の値段が上がって苦しんだ町人が米屋をおそう打ちこわしが起こったことも、新しい時代への動きとして出てきます。教科書によっては『江戸の社会と文化・学問』『新しい文化と学問』という単元名です。
つまずきやすいところ
- 蘭学と国学を取りちがえることがあります。蘭学はオランダ語を通して西洋の学問を学ぶもの、国学は古い書物から日本古来の考え方を研究するもので、向いている先が正反対です。
- 人物と作品の組み合わせが混ざりやすいです。広重は「東海道五十三次」、北斎は富士山を多くの場所からえがいた作品、と風景の中身で区別すると整理できます。
- 『解体新書』は、杉田玄白や前野良沢らが力を合わせて、オランダ語の医学書を訳した本です。杉田玄白の名前とあわせて、前野良沢らと訳したことも覚えておくと正確です。
- 「天下の台所」は、全国の米や特産物が集まる商業の中心、という意味です。「台所」という言葉だけでは意味がつかみにくいところです。
- 百姓一揆と打ちこわしは、どちらも苦しい人々の行動ですが、百姓の団結と、米屋などをおそう町人の行動という違いがあります。
| 分野 | 名前 | 主な人物・作品 |
|---|---|---|
| 芸能 | 歌舞伎・人形浄瑠璃 | 近松門左衛門(人形浄瑠璃の台本) |
| 絵 | 浮世絵 | 歌川広重(東海道五十三次)・葛飾北斎(富士山の絵) |
| 学問(西洋) | 蘭学 | 杉田玄白・前野良沢(解体新書)・伊能忠敬(日本地図) |
| 学問(日本古来) | 国学 | 本居宣長(古事記伝) |
教え方・声かけのコツ
- 学問は「西洋に学ぶ蘭学」と「日本古来を学ぶ国学」の二本立ての表にして、人物と本の名前を入れていくと整理できます。
- 浮世絵は、図書館やインターネットで実物を子どもと一緒に見てください。広重と北斎の絵の違いが、名前の暗記より早く頭に入ります。
- 地図で江戸、京都、大阪の位置を確かめ、東海道がその間を通ることを指でなぞらせると、街道と宿場町のイメージが持てます。
- 「なぜ町人の文化が栄えたのですか」には、「商業が発達する→町人が豊かになる→楽しむゆとりができる」と三つに分けて言わせると、記述にそのまま使えます。
運営者の見方
この単元は、人物と作品の名前が多く出てくる一方で、中心にある考え方は「経済が育つと文化と学問も広がる」というひとつの流れです。そこで、一問一答は小単元ごとに、まち、芸能と浮世絵、蘭学、国学の順に並べました。 プリントは、きほん・ふつう・小テストが各5枚、むずかしいが1枚、むずかしいテストが2枚、個別配慮が5枚、単元テストが1回分(2枚組)です。むずかしいには、人物と仕事を結びつける問題、伊能忠敬の測量と日本地図の年表を読む問題と、寺子屋で学ぶ子どもがふえた理由を書く問題を入れています。むずかしいテストと単元テストでは、東海道の地図や、『解体新書』『古事記伝』などの年表を読む問題も扱います。町人の文化がさかえた理由は、一問一答の言葉だけでは身につきにくいため、書いて確かめる問題を用意しました。 人物は、まず「どの分野の人か」を言えることを優先してください。この単元の一問一答で答えになる年号は、『解体新書』の1774年だけです。
よくある質問
Q. 人物がたくさん出てきて覚えきれません。どれを優先すればよいですか。
A. 教科書で取り上げられている人物から、分野(芸能・浮世絵・蘭学・国学)ごとに一人ずつ覚えれば十分です。名前と作品をセットで言えるようにしてください。
Q. 蘭学と国学の違いは、どう説明すればよいですか。
A. 蘭学はオランダ語の本を通して西洋の知識(医学や地図づくりなど)を学ぶもの、国学は『古事記』など日本の古い本から、日本古来の考え方を調べるものです。
Q. 年号は覚える必要がありますか。
A. 一問一答で年号を答えるのは『解体新書』の1774年だけです。ほかは、江戸時代の中ごろ、鎖国のあとの時代、のように、流れの中でどの辺りかを言えれば十分です。
教科書の単元名との対応
この単元のプリントは、次の教科書の単元で使えます(3社・3単元)。区切りは目安です。
型や条件を選んで、その場で新しい問題を作ることもできます(答えつき)。
その場で作るコースで使う(復習の日程を自動で作る)
① どちらのコースにしますか?
② コースの長さは?
③ 先生が使いますか? おうちで使いますか?
④ この順番で、1回に1枚ずつ使ってください























