小5わたしたちの生活と森林(小5社会)のプリント
小5 社会(小学5年生) / 2月ごろに習います
人工林と天然林のちがい、植林・下草がり・枝打ち・間ばつ、緑のダム、木材自給率から、森林と林業のはたらきを学びます。むずかしい4枚では、人工林の割合の表や林業で働く人のグラフを読み、手入れが必要なわけを説明します。
教科書では東京書籍「わたしたちの生活と森林」日本文教出版「森林とわたしたちのくらし」教育出版「森林とともに生きる」
わたしたちの生活と森林のまとめ
- 日本の国土のおよそ3分の2は森林です。人が植えて育てた人工林と、自然に育った天然林があります(林野庁の統計)。
- 森林は、雨水をたくわえて少しずつ流す(緑のダム)、土砂くずれを防ぐ、二酸化炭素を吸収する、木材を生み出す、生き物のすみかになる、などのはたらきをしています。
- 木材をとるには、植林→下草がり→枝打ち→間ばつ→木を切り出す、と手入れを続けます。林業で働く人が減り、高れいの人が増えているため、後つぎを育てることが課題です。
例1
森林が「緑のダム」とよばれるのはなぜですか。
- 森林の土は、雨水をたくわえます。
- たくわえた水を少しずつ川に流すので、ダムのはたらきをします。
答え 雨水をたくわえ、少しずつ川へ流すから。
例2
人工林で、間ばつをするのはなぜですか。
- 木がこみ合ったままだと、日光が地面まで届きません。
- 一部の木を切ると、残した木に日光がよく当たり、太くじょうぶに育ちます。
答え 残した木に日光がよく当たり、太くじょうぶに育つから。
例3
日本の木材自給率が、1960年から2000年ごろに大きく下がったのはなぜですか。
- 1960年は約9割でしたが、2000年は約2割でした(林野庁『木材需給表』『森林・林業白書』)。
- 外国から安い木材がたくさん輸入されるようになりました。
答え 外国から安い木材が多く輸入されるようになり、国産の木材があまり使われなくなったから。
先生へのメモ
森林の手入れ(植林→下草がり→枝打ち→間ばつ)の順を、図で確かめさせてから取り組ませましょう。
わたしたちの生活と森林のプリント(25枚)
はじめて使うなら わたしたちの生活と森林 きほん その1 から。見本を押すと、その場で大きな見本と印刷ボタンが開きます。
「れい」で考え方を確かめてから、1問ずつ取り組みます。(答えつき)
助けなしで、くり返し練習するためのプリントです。(答えつき)
単元のまとめとして、時間を決めて取り組みます。(答えつき)
地図や図表を読む、えらぶ、言葉を書き入れる、理由を書く、をまぜたプリントです。「ふつう」で言葉を覚えたあとに取り組みます。(答えつき)
むずかしい
むずかしい テスト
単元の学習の最後に解く、最終テストです(100点・2枚組・めやす30分)。「きほん」「ふつう」「むずかしい」で学んだあとに、教科書やノートを見ないで、時間をはかって解きます。終わったら答えの版で丸つけをして、まちがえた所を見直しましょう。(答えつき)
文字と枠を大きくして、問題数を減らしたプリントです。(答えつき)
見つかりませんでした。
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
森林のはたらきと、木材ができるまでの手入れ、林業の課題(国産の木材があまり使われなくなったこと、働く人が減っていること)を、つながりで理解します。
学ぶ内容
この単元は、東京書籍では「わたしたちの生活と森林」という単元名です。教科書によっては「森林とわたしたちのくらし」という単元名もあります。森林が、わたしたちのくらしをどう支えているのか、また林業がどんな問題を抱えているのかを学びます。 日本は、国土のおよそ3分の2が森林です。森林には、人が植えて育てた人工林(日本の森林の約4割)と、自然に育った天然林(約5割)があります。人工林に多いのは、まっすぐのびて家の材料に使われるスギと、かおりがよくてじょうぶなヒノキで、奈良県の吉野すぎは人が植えて育てた美林として知られます。青森県と秋田県にまたがる白神山地は、ぶなの森が世界自然遺産に登録されています。森林は、国が管理する国有林と、個人や会社が管理する民有林に分けられ、土砂くずれや水害を防ぐために木を切ることを制限している保安林もあります。 森林のはたらきは、木材を生み出すことだけではありません。雨水をたくわえて少しずつ川へ流すため「緑のダム」とよばれ、山の土がくずれるのを防ぎます。木や土は空気中の二酸化炭素をすいこんでたくわえ、木は酸素を出します。養分は川を通って海に運ばれ、魚や貝のえさを育てます。鳥やけものなど多くの生き物のすみかにもなっています。 木材をとるには、手入れを長く続けます。山に木を植える植林、なえ木に日光が当たるように草をかる下草がり、下のほうの枝を切る枝打ち、こみすぎた木を切る間ばつ、そして大きく育った木を切る伐採の順です。間ばつで切った細い木は間ばつ材として、わりばしや紙などに利用されます。木材を運び出すために山の中につくられた林道も使われます。 最後に林業の課題です。日本の木材自給率(国内で使う木材のうち国産のわりあい)は、1960年ごろは約9割でしたが、外国から安い木材が多く輸入されるようになり、2000年ごろは約2割に下がりました。2020年ごろは約4割まで上がっています。林業で働く人も減り、高れいの人のわりあいが高いため、後つぎを育てることが課題です。
| しゅるい | 天然林 | 人工林 | その他 |
|---|---|---|---|
| わりあい | 5わり | 4わり | 1わり |
つまずきやすいところ
- 間ばつと伐採が混ざります。どちらも木を切る作業ですが、間ばつは残す木を太く育てるためにこみすぎた木を切るもの、伐採は大きく育った木を切りたおすものです。目的のちがいで区別します。
- 植林・下草がり・枝打ち・間ばつの順番を取りちがえることがあります。木が育っていく時間の順に、植える→草をかる→枝を切る→木を間引く、と並べます。
- 人工林と天然林を取りちがえることがあります。人が植えて手入れをするのが人工林、自然に育ったのが天然林です。
- 木材自給率が下がったのは、外国から安い木材が多く輸入され、国産の木材があまり使われなくなったためです。自給率は使われた木材のわりあいで、森林の広さとは分けて考えるところです。
教え方・声かけのコツ
- 手入れの順番は、木が育つ時間をたどる矢印の図で、手を動かしながら言わせると定着します。
- 緑のダムは、スポンジが水をすって少しずつ出すすがたにたとえて話すとイメージしやすくなります。
- 木材自給率は、数字を覚えるより「上がっているのか、下がっているのか」「なぜそうなったか」を言葉で言わせるほうが、問われ方が変わっても答えられます。
- 家の中の木でできたものを探し、それが国産か外国産かを調べると、木材自給率の話が身近になります。
運営者の見方
このページでは、森林のはたらき、木材ができるまでの手入れ、林業の課題を、「森林は何をしてくれているか→人はどう手入れしているか→今どんな問題があるか」の順に並べました。人工林・天然林・国有林・民有林・保安林など、森林の種類の言葉が多いので、一問一答にも役割ごとの言葉が入っています。 プリントは、きほん・ふつう・小テスト・個別配慮が各5枚、むずかしいとむずかしいテストが各2枚、単元テストが1回分(2枚組)です。むずかしいプリントには、森林の内訳を読む表、木材ができるまでの手入れの図を完成させる問題、木材自給率の表を読み取る問題と、理由を書く問題が入っています。むずかしいテストと単元テストでは、林業ではたらく人の数のグラフも読み取ります。表や図を使い、数字から「なぜそうなったか」を考えるところまで進める想定です。 個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくして問題数を減らしたもので、書くのに時間がかかるときや、1枚の量が多いと手が止まりやすいときに使えます。
よくある質問
Q. 森林が「緑のダム」とよばれるのはなぜですか。
A. 森林の土が雨水をたくわえ、少しずつ川へ流すので、ダムのはたらきをするからです。
Q. 人工林で間ばつをするのはなぜですか。
A. 木がこみ合ったままだと日光が地面まで届きません。一部の木を切ると、残した木に日光がよく当たり、太くじょうぶに育ちます。
Q. 日本の木材自給率が下がったのはなぜですか。
A. 外国から安い木材がたくさん輸入されるようになり、国産の木材があまり使われなくなったためです。
教科書の単元名との対応
この単元のプリントは、次の教科書の単元で使えます(3社・3単元)。区切りは目安です。
型や条件を選んで、その場で新しい問題を作ることもできます(答えつき)。
その場で作るコースで使う(復習の日程を自動で作る)
① どちらのコースにしますか?
② コースの長さは?
③ 先生が使いますか? おうちで使いますか?
④ この順番で、1回に1枚ずつ使ってください
























