2027年度(令和9年度)入試向け
沖縄県 高校入試 国語の出題傾向と対策

沖縄県立高校入試の国語を、2022〜2026年度の5年分で分析しました。小説・論説・古典・資料の読み取りの構成、毎年出る作文(2023〜2026年度は150〜180字)、短い記述、平均点の推移をまとめています。問題文は載せていません。

2026年10月31日 更新 ・ 2022〜2026年度の問題で集計
国語の学力検査(3月3日・1日目)まで127日

60点の内訳 2026年度の配点

大問の数は年によって4題か5題ですが、中身は毎年同じ4つの柱でできています。点の大きいのは小説と論説で、2つで半分以上です。

  • 小説(心情の読み取り)
  • 論説(筆者の考えの読み取り)
  • 古文・漢文
  • 資料と話し合い、150〜180字の作文

配点は2026年度の正答例によります。2022〜2024年度も、最後の作文は6点でした。

沖縄県型 本番形式プリント
国語(大問4題・50分・60点)公開中

このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です。答えつき。時間を計って解いてみてください。

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試験の形と2027年度の日程

50分試験時間
60点満点(5教科で300点)
4〜5題小説・論説・古典・資料と作文
150〜180字最後の作文。2023〜2026年度の4年同じ字数
2027年度(令和9年度)沖縄県立高校入試の主な日程
出願2月1日・2日(特色選抜・一般選抜とも)
学力検査 1日目3月3日 国語・理科・英語
学力検査 2日目3月4日 社会・数学、面接など
合格発表3月17日

日程・試験時間・配点は、沖縄県教育委員会の「県立高等学校入試関連情報」(令和9年度入学者選抜)で確かめました。1日目・2日目の教科の割り振りは2022〜2026年度の実施どおりの予定で、時間割は県が別に発表します。

まず押さえる3つのこと

  • 順番は毎年同じ小説 → 論説 → 古典 → 資料と話し合い → 作文、の順です。古文と漢文を1題にまとめた年(2022・2026)は4題、別々にした年(2023・2025)と作文が独立した大問になった年(2024)は5題です。
  • 作文は2023〜2026年度、毎年150〜180字段落の条件は、2023・2025・2026年度が2段落、2024年度が1段落でした。2022年度は140〜160字・改行なしです。条件を先に読み、2段落なら第1段落に自分の考えや選んだもの、第2段落に理由や具体例、という型で練習できます。
  • 書く問題は作文だけではない2023〜2026年度は、小説か論説の中に35〜50字の短い記述が毎年1問あります(2022年度は資料の大問に60〜80字の記述)。指定された語句や資料を使って、本文の内容をまとめる形が中心です(2026年度は自分の経験を書く形)。

国語の大問構成 2022〜2026年度

沖縄県立高校入試 国語の大問と題材(年度別)
柱20222023202420252026
小説森谷明子『春や春』小川糸『ファミリーツリー』西加奈子『孫係』幸田文『台所のおと』堀江敏幸『なずな』
論説稲垣栄洋『はずれ者が進化をつくる』エシカル消費をめぐる2つの文章(仲村和代・藤田さつき『大量廃棄社会』、末吉里花『はじめてのエシカル』)瀧本哲史『ミライの授業』稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』美しさをめぐる2つの文章(田中真知・高階秀爾)
古典古文・漢文古文と漢詩(五言絶句)を別々に古文『沙石集』と『古事記』の比較(漢文は出題なし)古文『竹取物語』と漢文を別々に古文と漢文(荘子の寓話)
資料・話し合いハザードマップづくりとアンケート生徒会選挙の話し合い会話の中の言葉の誤解と資料社会人基礎力の資料と話し合い短歌の授業と年代別アンケート
作文の題ユニバーサルデザイン2つのキャッチコピーから選ぶ一人の時間と他者と過ごす時間、どちらが成長させるか3つの力から1つ選び、伸ばし方を書く短歌をつくる場面・理由・工夫
大問の数4題5題5題5題4題

作品名は、問題に印刷された出典の行によります。題材は、2022〜2026年度の問題と正答例をもとに、ちりつもドリルがまとめたものです。

作文と短い記述の条件 5年間の比較

最後の作文は、2023〜2026年度の4年は150〜180字です。段落の条件は、2023・2025・2026年度が2段落、2024年度が1段落でした。2022年度は140〜160字で、改行なしで書く条件でした。題は、身近な選択(どちらを選ぶか)か、学校生活の場面を考えるものが中心です。これとは別に、2023〜2026年度は小説か論説の中に35〜50字の短い記述が毎年1問あります(2022年度は資料の大問に60〜80字の記述)。

作文と短い記述の題と条件
年度最後の作文(字数・段落)短い記述
2022ユニバーサルデザインが必要だと考える場面と理由(140〜160字・改行なし)小説・論説にはなし(資料の大問に60〜80字の記述)
2023生徒会選挙の2つのキャッチコピーから1つ選び、理由を書く(150〜180字・2段落)35〜50字(論説)
2024「一人でいる時間」と「他者と過ごす時間」のどちらが自分を成長させるかについての意見(150〜180字・1段落)35〜50字(論説)
20253つの力から1つ選び、高校生活での伸ばし方を書く(150〜180字・2段落)35〜50字(論説)
2026短歌をつくるとしたら、どんな場面を選び、どう工夫するか(150〜180字・2段落)35〜50字(小説)
2段落の型(180字の目安)
  1. 第1段落選んだもの・自分の考えを1文で。理由を1〜2文で。
  2. 第2段落自分の体験や具体的な場面を書き、最後にもう一度考えをまとめる。

毎年出る形 大問ごとの練習ポイント

  • 漢字の読み書き小説・論説の中で数問。確実に取りたい点
    中1〜中3
  • 心情の読み取り小説。登場人物の気持ちの変化と、その理由を本文から探す
    中1〜中3
  • 抜き出しと内容のまとめ論説。指定の字数で本文から抜き出す問題が多い
    中2・中3
  • 文法と語句品詞、慣用句、語句の意味。論説や小説の中で出る
    中1〜中3
  • 歴史的仮名遣い・主語古文。現代仮名遣いに直す、誰の行動かを答える
    中1〜中3
  • 返り点と書き下し漢文・漢詩。読む順番と、詩の形式(五言絶句など)
    中2・中3
  • 資料と話し合いの読み取りグラフやアンケートと、生徒の話し合いを合わせて読む
    中2・中3
  • 150〜180字の作文段落の数など条件どおりに、題名なしで書く
    中3

国語の平均点の推移 60点満点

0 20 40 60 満点の半分(30点) 34.935.530.734.333.1 20222023202420252026

5年のうち4年が33点を超えています。2024年度だけ30.7点まで下がりました。5教科の中で国語の平均点がいちばん高かったのは、2022〜2024年度の3年です。10年の平均では、国語が5教科でいちばん高い教科です。

対策:点の取り方の順番

  1. 作文を、毎回同じ型で書けるようにする。150〜180字の作文は2023〜2026年度の4年続いています。段落の条件(2段落か1段落か)は年によって変わるので、条件を先に読みます。時間を計って、10分で書き切る練習を週に1回します。
  2. 漢字と文法を落とさない。小説と論説の中で、漢字の読み書きと語句・文法の問題が毎年数問あります。覚えれば取れる点です。
  3. 古典は、仮名遣いと返り点から。沖縄県の古典は、現代語訳や話し合いの文がついて読みやすい形が多く出ます。基本の知識で取れる問題を確実に取ります。
  4. 資料の問題は、グラフと話し合いを行き来して読む。アンケートの数字と、生徒の発言のどこがつながるかを探す問題です。選択肢を1つずつ、資料で確かめます。

時間配分の目安 50分

作文に10分を残すことを最初に決めて、そこから逆算します。作文を最後にして時間切れになる人は、作文を先に書く順番も試してください。

沖縄県型の国語 50分の時間配分(ちりつもドリルの目安)
柱内容目安
小説心情・漢字・短い記述12分
論説抜き出し・内容・文法12分
古典古文・漢文7分
資料グラフと話し合い6分
作文150〜180字・条件どおり10分
見直し作文の字数と、誤字の確認3分

沖縄県型 本番形式プリント 国語 各60点・50分

どの回も、このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です(実際の入試問題ではありません)。表紙・問題・解答用紙・正答と配点・解き方が1つのPDFに入っています。時間を計って解いてみてください。

基礎

プリントは、学校・家庭での印刷と配布は自由です。転載・再配布・販売はできません。

過去問はどこで見られる?

沖縄県教育委員会は学力検査の問題をウェブに載せていません。国語は、著作権の都合で本文が伏せられた形で公開されていることが多いので、本文まで読みたい場合は市販の過去問題集を使ってください。

よくある質問

沖縄県の高校入試の国語は何点満点で、試験時間は何分ですか?

60点満点で、試験時間は50分です。小説・論説・古典・資料と作文の構成で、大問は年によって4題か5題です。

国語の平均点はどのくらいですか?

2022〜2026年度は30.7〜35.5点です。2026年度は33.1点でした。10年の平均は33.7点で、5教科でいちばん高い教科です。

作文は何字で、どんな題が出ますか?

最後の作文は、2023〜2026年度は150〜180字です。段落の条件は、2023・2025・2026年度が2段落、2024年度が1段落でした。2022年度は140〜160字・改行なしです。題は、2つから選ぶものや、学校生活の場面を考えるものが多く出ています。

作文のほかに記述問題はありますか?

2023〜2026年度は、小説か論説の中に35〜50字の短い記述が毎年1問あります(2022年度は資料の大問に60〜80字の記述)。指定された語句や資料を使って、本文の内容をまとめる形が中心です(2026年度は自分の経験を書く形)。

古文と漢文はどちらが出ますか?

2024年度を除く4年は、古文と漢文(漢詩)の両方が出ています。1つの大問にまとめる年と、別々の大問にする年があります。2024年度は古文だけでした。

2027年度の国語の試験日はいつですか?

学力検査1日目の3月3日に、理科・英語と同じ日に行われる予定です。合格発表は3月17日です。

沖縄県のほかの教科

出典と注意

  • 大問の並びと題材は、2022〜2026年度の問題と正答例(琉球新報デジタル・東進の掲載)をもとに、ちりつもドリルが分類しました。
  • 2027年度の日程、試験時間(50分)・満点(60点)、特色選抜で使う点(記述式以外の50点)は、沖縄県の令和9年度入試関連ページで確かめました。
  • 沖縄県は教科別の平均点をウェブで公表していないため、学習塾の公開資料(誠伸社・学習塾ベンガル)の数値を使っています。2017〜2026年度の数値は、2つの資料で一致しています。
  • このページは問題文・本文を載せていません。