2027年度(令和9年度)入試向け
沖縄県 高校入試 数学の出題傾向と対策
沖縄県立高校入試の数学を、2022〜2026年度の5年分で分析しました。大問の構成、毎年出る単元、平均点の推移、50分の時間配分をまとめ、練習に使えるプリントにつないでいます。問題そのものは載せていません。
このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です。答えつき。時間を計って解いてみてください。
試験の形と2027年度の日程
| 出願 | 2月1日・2日(特色選抜・一般選抜とも) |
|---|---|
| 学力検査 1日目 | 3月3日 国語・理科・英語 |
| 学力検査 2日目 | 3月4日 社会・数学、面接など |
| 合格発表 | 3月17日 |
日程・試験時間・配点は、沖縄県教育委員会の「県立高等学校入試関連情報」(令和9年度入学者選抜)で確かめました。1日目・2日目の教科の割り振りは2022〜2026年度の実施どおりの予定で、時間割は県が別に発表します。
まず押さえる3つのこと
- 大問1・2は毎年同じ形で、全体の4割計算6問と小問9問で、合わせて24点です(2022〜2026年度の5年とも同じ)。小問の中身も、方程式・展開・因数分解・解の公式・平方根・角度・データの読み取りでほとんど決まっています。ここを落とさないことが合格点の土台になります。
- 2025年度から、大問の並びが同じ形になった計算 → 小問集合 → データ → 確率 → 一次関数の利用 → 作図 → 関数 y=ax² → 平面図形(証明あり) → 空間図形 → 規則性の文章題、の順です。2023・2024年度は整数の証明が独立した大問で、作図の位置も年によって動いていました。2027年度もこの並びが続けば、時間配分を前もって決められます。
- 平均点は60点満点の半分くらい5年間、30〜32点の間に収まっています。大問の数が多いので、各大問の(1)(2)を確実に取り、最後の小問は時間が残ったら挑む、という解き方が向いています。
数学の大問構成 2022〜2026年度
| 大問 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 計算 | 計算 | 計算 | 計算 | 計算 |
| 2 | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 | 小問集合 |
| 3 | 確率 | 箱ひげ図 | 箱ひげ図 | 箱ひげ図 | ヒストグラム・箱ひげ図 |
| 4 | 作図 | 確率 | 確率 | 確率 | 確率 |
| 5 | 整数(自然数の組) | 料金プラン | 料金の比較 | 長さと個数 | 温度の変化 |
| 6 | 料金の比較 | 整数(証明) | 整数(証明) | 作図 | 作図 |
| 7 | 関数 y=ax² | 作図 | 作図 | 関数 y=ax² | 関数 y=ax² |
| 8 | 平面図形 | 関数 y=ax² | 関数 y=ax² | 平面図形 | 平面図形 |
| 9 | 空間図形 | 平面図形 | 平面図形 | 空間図形 | 空間図形 |
| 10 | 操作の文章題 | 空間図形 | 空間図形 | 数の並びの規則 | 約束記号と整数 |
| 11 | ― | 図形の規則 | 操作の文章題 | ― | ― |
黄色の列(2025・2026年度)が今の形です。箱ひげ図の大問は2023年度から3番目に定着し、整数の説明は2025年度から最後の大問の中に入りました。
よく出る単元(頻出テーマ) 5年間で何回出たか
毎年5年間すべてで出た13テーマ
- 計算正負の数・平方根・文字式中1〜中3練習する
- 展開・因数分解小問集合の定番中3練習する
- 二次方程式解の公式を使う形中3練習する
- 平方根の性質大小・範囲・有理化中3練習する
- 角度円周角・平行線中2・中3練習する
- 代表値平均・中央値・最頻値中1練習する
- 確率(大問)さいころ・カードを取り出す中2練習する
- 一次関数の利用料金・温度・長さを表から式に中2練習する
- 作図垂直二等分線・角の二等分線・垂線中1練習する
- 関数 y=ax²面積・等積変形中3練習する
- 図形の証明合同・相似。空欄補充の年と全部書く年がある中2・中3練習する
- 空間図形体積・三平方の定理中1・中3練習する
- 規則・操作の長い文章題最後の大問中1〜中3
ときどき出る6テーマ
| テーマ | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 回数 | 学年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 連立方程式 | ○ | ● | ● | ● | ● | 4 | 中2 | 練習する |
| 箱ひげ図・四分位数(大問) | ○ | ● | ● | ● | ● | 4 | 中2 | 練習する |
| 文字式で説明する(整数の性質) | ○ | ● | ● | ● | ● | 4 | 中2 | 練習する |
| 標本調査 | ○ | ○ | ● | ● | ● | 3 | 中3 | 練習する |
| 円周角の定理の逆 | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 2 | 中3 | 練習する |
| 展開図で最短距離 | ○ | ● | ○ | ○ | ● | 2 | 中1・中3 | 練習する |
●は出題あり、○はなし。円周角の定理の逆は、設問で問われた年だけを数えています。連立方程式・箱ひげ図・文字式で説明・標本調査は、ここ3〜4年続けて出ています。文字式で説明する問題は、2025年度からは最後の大問の中に入っています。
数学の平均点の推移 60点満点
5年続けて30点前後で、難しさは安定しています。2026年度は30.7点でした。
対策:点の取り方の順番
- 大問1・2で24点を取り切る。計算と小問集合は形が決まっているので、同じ型を毎日1枚ずつ解けば短期間で安定します。目安は15分以内です。
- データ・確率・一次関数の利用・作図の4題は(1)(2)を落とさない。どれも教科書の基本問題に近い形で出ます。料金の比較や温度の変化など、表から式を作る練習をしておきます。
- 証明は書く練習をしておく。合同か相似の証明が毎年出ます。空欄補充の年もあれば、全部書く年もあります。
- 最後の大問は「最初の1問」だけは解く。規則や操作の説明を読んで、1つ目の具体例を書き出す問題が毎年あります。ルールを読み取れれば点になります。
時間配分の目安 50分
大問が10題あるので、1題あたりに使える時間は長くありません。下は、各大問の(1)(2)を取りに行く前提の目安です。最後の3分は見直しに残します。
| 大問 | 内容 | 目安 | |
|---|---|---|---|
| 1・2 | 計算・小問集合 | 15分 | |
| 3 | データ(箱ひげ図) | 4分 | |
| 4 | 確率 | 4分 | |
| 5 | 一次関数の利用 | 4分 | |
| 6 | 作図 | 3分 | |
| 7 | 関数 y=ax² | 5分 | |
| 8 | 平面図形(証明) | 6分 | |
| 9 | 空間図形 | 3分 | |
| 10 | 規則性(最初の1問) | 3分 | |
| 見直し | 計算ミスの確認 | 3分 |
2025・2026年度の並びで作った目安です。本番形式プリントで一度計ってみて、自分の得意・苦手に合わせて配分を動かしてください。
沖縄県型 本番形式プリント 数学 各60点・50分
どの回も、このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です(実際の入試問題ではありません)。表紙・問題・解答用紙・正答と配点・解き方が1つのPDFに入っています。時間を計って解いてみてください。
基礎
- 第1回PDFを開く
プリントは、学校・家庭での印刷と配布は自由です。転載・再配布・販売はできません。
過去問はどこで見られる?
沖縄県教育委員会は学力検査の問題をウェブに載せておらず、試験の翌日に県立学校教育課の窓口で紙で配っています。ネットで見る場合は、次の掲載先を使ってください。
よくある質問
沖縄県の高校入試の数学は何点満点で、試験時間は何分ですか?
60点満点で、試験時間は50分です。5教科すべて60点満点で、合計300点です。
数学の平均点はどのくらいですか?
2022〜2026年度は30.3〜32.0点で、60点満点の半分くらいです。2026年度は30.7点でした。
数学の対策は何から始めればいいですか?
大問1(計算)と大問2(小問集合)からです。2022〜2026年度の5年とも、2つ合わせて24点で、全体の4割でした。形が毎年同じなので、1日1枚の練習で安定させやすい部分です。
沖縄県の高校入試の過去問はどこで見られますか?
県のウェブサイトには載っていません。琉球新報デジタルや東進のサイトで問題と解答が公開されています。リンクは「過去問はどこで見られる?」にまとめています。
2027年度(令和9年度)の学力検査はいつですか?
3月3日・4日で、数学は2日目の3月4日に行われる予定です。出願は2月1日・2日、合格発表は3月17日です。
特色選抜では、数学の点はどう使われますか?
一般選抜と同じ学力検査を受け、記述式の問題をのぞいた50点分が成績として使われます。
沖縄県のほかの教科
出典と注意
- 大問の並びとテーマは、2022〜2026年度の問題と正答例(琉球新報デジタル・東進の掲載)をもとに、ちりつもドリルが分類しました。
- 大問1・2の配点(24点)は、各年度の正答例の配点表によります(5年とも同じ)。
- 沖縄県は教科別の平均点をウェブで公表していないため、学習塾の公開資料(誠伸社・学習塾ベンガル)の数値を使っています。2017〜2026年度の数値は、2つの資料で一致しています。
- 2027年度の日程、試験時間(50分)・満点(60点)、特色選抜の扱いは、沖縄県の令和9年度入試関連ページと実施要項で確認しました。
- 特色選抜では、記述式の問題をのぞいた50点分が学力検査の成績として使われます。
- このページは問題文・図を載せていません。分類と集計はちりつもドリルが独自に行ったものです。