2027年度(令和9年度)入試向け
沖縄県 高校入試 英語の出題傾向と対策

沖縄県立高校入試の英語を、大問11題の構成、配点、英作文の条件、平均点の推移から分析しました。リスニングから英作文まで、どこで何点取れるかを先に知って、50分の使い方を決めましょう。問題そのものは載せていません。

2026年10月31日 更新 ・ 2022〜2026年度の問題で集計
英語の学力検査(3月3日・1日目)まで127日

60点の内訳 2026年度の配点

点の半分は「読む問題」です。リスニングは9点、英作文は大問11の6点で、思っているより小さく見えるかもしれません。

  • 大問1〜3 リスニング
  • 大問4〜6 会話の空所・語形変化・並べかえ
  • 大問7〜10 会話文・ポスター・発表原稿
  • 大問11 英作文

大問10の最後の小問((1)(2)で4点)も、会話の中に英文を書く問題です。書く問題は合わせて10点になります。配点は2026年度の正答例の配点表から集計しました。

沖縄県型 本番形式プリント
英語(大問11題・50分・60点)公開中

このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です。答えつき。時間を計って解いてみてください。

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試験の形と2027年度の日程

50分試験時間(リスニングをふくむ)
60点満点(5教科で300点)
11題大問の数。2025・2026年度は同じ並び
30点大問7〜10の読解(2026年度)。全体の半分
2027年度(令和9年度)沖縄県立高校入試の主な日程
出願2月1日・2日(特色選抜・一般選抜とも)
学力検査 1日目3月3日 国語・理科・英語
学力検査 2日目3月4日 社会・数学、面接など
合格発表3月17日

日程・試験時間・配点は、沖縄県教育委員会の「県立高等学校入試関連情報」(令和9年度入学者選抜)で確かめました。1日目・2日目の教科の割り振りは2022〜2026年度の実施どおりの予定で、時間割は県が別に発表します。

まず押さえる3つのこと

  • 11題の並びは5年間変わっていないリスニング3題 → 文法3題 → 読解4題 → 英作文1題、の順です。2022〜2026年度で、大問ごとの役割は同じでした。過去問で練習した形が、そのまま本番で使えます。
  • 読解は約半分(2026年度は30点、例年28〜30点)。図や表と一緒に読む問題が多い大問8はちらしや予定表と会話、大問9は会話、大問10は記事や発表原稿です。英文だけでなく、日程・天気・グラフなどの資料から答えを探す問題が多く出ます。時間が足りなくなるのは、たいていここです。
  • 英作文は「立場+理由2つ」の型で書ける大問11は、2022〜2024年度の3年が「2つから選ぶ・賛否を決める」問題でした。2026年度も含め、理由や説明を2つ(以上)求める年がほとんどです。語数は2023〜2025年度が20語以上、2026年度は25語以上でした。難しい表現より、条件どおりに書けるかが問われます。

英語の大問構成 2022〜2026年度

5年間、大問11題の枠は変わっていません。変わるのは題材です。大問9は、2023年度から4年続けて沖縄にちなんだ題材の会話でした。

沖縄県立高校入試 英語の大問と題材(年度別)
大問形式20222023202420252026
1リスニング:絵を選ぶ短い英文に合う絵短い英文に合う絵短い英文に合う絵短い英文に合う絵短い英文に合う絵
2リスニング:応答を選ぶ会話の最後への応答会話の最後への応答会話の最後への応答会話の最後への応答会話の最後への応答
3リスニング:まとまった話日米の中学生のオンライン交流中学生と留学生の会話図書館の案内放送(グラフを選ぶ)ALTの先生の話(留学生の歓迎会)バスガイドの案内(動物園)
4会話の空所に語を選ぶ過去形・否定・代名詞疑問詞・関係代名詞・過去形関係代名詞・助動詞道順・体調・現在完了時制・疑問詞・語句の意味
5語形を変えて書く現在完了・比較・分詞(後ろから修飾)・未来現在完了・比較・受け身・仮定法受け身・比較・仮定法・過去形過去形・受け身・最上級・疑問文進行形・仮定法(I wish)・過去の疑問文
6並べかえ間接疑問・名詞を後ろから修飾It is 〜 for 人 to・because現在完了進行形・間接疑問ask+人+to・関係代名詞・仮定法be surprised at・not as 〜 as・現在完了進行形
7会話の流れを作る3つの文を正しい順に並べる洋服店での会話に文を補う誕生日のギターの会話に文を補う将来の夢の会話に文を補うテストの不安の相談に文を補う
8資料と会話夏の英語プログラムのちらし職場体験の予定表町のイベントのちらし部活動の試合日程・天気予報学校の映画会のポスター
9会話文の読解職業の発表(ソーシャルワーカー)沖縄の言い伝えと虹の色(グラフ)やんばるの森とヤンバルクイナビーチ清掃とプラスチックごみ沖縄での道案内と、フィリピンの食文化(地図)
10長文読解+英文を書くお悩み相談の記事(よく眠るコツ)図書館だより(読書感想文の本の選び方)ALTの発表(世界の鬼ごっこ)発表原稿(昆虫食)スピーチ(運動が苦手でも楽しむ工夫)
11英作文離島へは飛行機か船か高校でも給食を?(賛否)紙の本と電子書籍ネットを何に使うか(グラフ)留学生へのおすすめ
沖縄にちなんだ題材

大問7は、2022年度だけ「3つの文を並べかえて会話を作る」形で、2023年度から「空所に文を補う」形になりました。題材は、問題と正答例をもとに、ちりつもドリルがまとめたものです。

英作文の条件 5年間の比較

大問11の英作文は、自分の立場やおすすめを1つ決めて → 理由や説明を書く形です。2022〜2024年度は「2つから選ぶ・賛否を決める」、2025年度はグラフの項目から選ぶ、2026年度は自分でおすすめを決める形でした。理由や説明は、2025年度以外は2つ(以上)求められています。語数の条件は、2023年度から「20語以上」になり、2026年度は25語以上に上がりました。

大問11 英作文の題材と条件
年度題材立場を決める語数理由
2022ALTの先生に、離島へは飛行機と船のどちらをすすめるか2つから選ぶ3文以内2つ
2023高校でも給食を、という意見に賛成か反対か賛否20語以上
30語程度
2つ
2024読むなら紙の本と電子書籍のどちらがよいか2つから選ぶ20語以上2つ以上
2025グラフから、自分がネットをいちばん使う目的を選んで説明グラフから選ぶ20語以上説明(数の指定なし)
2026交換留学生に、地元でおすすめのことを伝える自分で決める25語以上理由や説明を2つ以上

英文を書く問題は、大問11だけではありません。大問10の最後の小問でも、毎年、会話やメールの中に英文を書きます(2022年度はメールを16〜32語、2023年度は理由を20語程度、2024年度からは会話の空所に1文ずつ)。

書き方の型(25語の目安)
  1. 立場I think 〜 is better.(I agree. / I think you should 〜.)
  2. 理由1First, 〜.
  3. 理由2Second, 〜.

毎年出る形 大問ごとの練習ポイント

  • リスニング(絵・応答)大問1・2。放送の前に絵と選択肢を見ておく
    中1〜中3
  • まとまった話のリスニング大問3。先生の連絡や説明を聞いて、日時・場所・理由をつかむ
    中2・中3
  • 会話の空所補充大問4。道順・体調・買い物など、決まった言い方
    中1・中2練習する
  • 語形変化大問5。過去形・進行形・受け身・比較の形を書く
    中1〜中3練習する
  • 並べかえ大問6。間接疑問・不定詞・関係代名詞・現在完了進行形・比較など、中2・中3の文法から幅広く出る
    中2・中3練習する
  • ポスター・図表の読み取り大問8。日付・時間・料金などを英文と照らし合わせる
    中2・中3
  • 会話文・発表原稿の読解大問9・10。環境・食・将来の夢など、身近な社会の話題
    中3
  • 条件つき英作文大問11。20〜25語以上、理由つきで自分の考えを書く
    中2・中3練習する

英語の平均点の推移 60点満点

0 20 40 60 満点の半分(30点) 27.932.128.329.932.3 20222023202420252026

英語は年による上下が大きく、2022・2024・2025年度は30点を下回りました。2022年度の27.9点から2026年度の32.3点まで、5年で4点以上の幅がありました。同じ5年間の数学は30.3〜32.0点なので、英語のほうが年による難しさの差が大きい教科です。

対策:点の取り方の順番

  1. 文法の大問4〜6で15〜17点を取り切る。会話の決まった言い方、語形変化、並べかえは、形が毎年同じです。中3の文法(関係代名詞・仮定法など)まで、まんべんなく出ます。
  2. リスニングは放送の前に選択肢を読む。大問1〜3で9点です。絵や選択肢の違いを先に見ておくと、何を聞けばよいかが決まります。
  3. 読解は、資料を先に見てから英文を読む。ポスターや地図、日程表のある問題は、設問と資料を先に見て、答えのありそうな所だけ英文で確かめると時間が浮きます。
  4. 英作文は型を1つ決めておく。意見1文と理由2文で25語を超える型を、どんな話題でも書けるように練習します。語数と「主語と動詞のある文」という条件を守るだけで、部分点は確実に取れます。

時間配分の目安 50分

リスニングは試験の最初に放送されます。残りの時間で、読解の大問8〜10にいちばん時間をかけられるように、文法を短く終わらせるのがコツです。

沖縄県型の英語 50分の時間配分(ちりつもドリルの目安)
大問内容目安
1〜3リスニング(放送に合わせて)約10分
4〜6文法6分
7会話文に文を補う3分
8ポスターと会話5分
9会話文の読解7分
10長文読解10分
11英作文6分
見直し英作文の語数と、つづりの確認3分

リスニングの時間は年によって少し変わります。英作文を最後に回して時間が足りなくなる人は、大問11を先に書いてから読解に戻る順番も試してみてください。

沖縄県型 本番形式プリント 英語 各60点・50分

どの回も、このページの大問の並びどおりに作ったオリジナル問題です(実際の入試問題ではありません)。表紙・問題・解答用紙・正答と配点・解き方が1つのPDFに入っています。時間を計って解いてみてください。

基礎

プリントは、学校・家庭での印刷と配布は自由です。転載・再配布・販売はできません。

過去問とリスニング音声はどこで手に入る?

沖縄県教育委員会は学力検査の問題をウェブに載せていません。ネットで見る場合は次の掲載先を、リスニングの音声が必要な場合は、音声つきの市販の過去問題集を使ってください。

よくある質問

沖縄県の高校入試の英語は何点満点で、試験時間は何分ですか?

60点満点で、試験時間はリスニングをふくめて50分です。5教科すべて60点満点で、合計300点です。

英語の平均点はどのくらいですか?

2022〜2026年度は27.9〜32.3点です。2026年度は32.3点で、年によって4点ほど上下します。

リスニングは何点分ありますか?

2026年度は大問1〜3で9点でした。試験の最初に放送されます。

英作文は何語くらい書きますか?

大問11の英作文は、2023〜2025年度が20語以上、2026年度が25語以上でした。多くの年で理由を2つ求められています。25〜30語で書く練習をしておくと安心です。

沖縄県の入試にスピーキングテストはありますか?

2026年度までの学力検査には、話す力を測る試験はありません。英語は筆記とリスニングです。2027年度の内容は実施要項で確認してください。

2027年度の英語の試験日はいつですか?

学力検査1日目の3月3日に、国語・理科と同じ日に行われる予定です。合格発表は3月17日です。

沖縄県のほかの教科

出典と注意

  • 大問の並びと題材は、2022〜2026年度の問題と正答例(琉球新報デジタル・東進の掲載)をもとに、ちりつもドリルが分類しました。
  • 沖縄県は教科別の平均点をウェブで公表していないため、学習塾の公開資料(誠伸社・学習塾ベンガル)の数値を使っています。2017〜2026年度の数値は、2つの資料で一致しています。
  • 2027年度の日程と、試験時間(50分)・満点(60点)、出願の扱いは、沖縄県教育委員会の「県立高等学校入試関連情報」で確認しました。
  • このページは問題文・英文・図を載せていません。