小5四字熟語のプリント

小5 中学受験 国語 / 9月・10月・11月ごろに習います

学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。四字熟語など、受験で問われる語彙は、学校の教科書にはほとんど出てきません。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。

中学受験によく出る四字熟語を、基本(意味を手がかりにぬけた字を書く)、標準(文に合う語を語群から選んで書く)、発展(意味から書く・漢字のまちがいを直す)の3段で練習します。約90語。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

まとめ四字熟語四字熟語標準

① 意味といっしょに覚える ② 形で分けて覚える ③ 似た意味の語は、ちがいを言えるようにする

例
(1)数字の入った四字熟語は、数に意味がある一石二鳥 … 1つのことで2つの得四苦八苦 … とても苦労する十人十色 … 人によってちがう半信半疑 … 半分信じて、半分うたがう
四字熟語めやす
一石二鳥2つの得
四苦八苦大変な苦労
十人十色人それぞれ
半信半疑半分ずつ
数字は「数の意味」で覚える。一石二鳥は、1つの石で2羽の鳥、と絵で思い出す
(2)同じ字をくり返す形は、2つずつに分ける自画自賛・自業自得・自給自足 … 「自」が2回。自分で〜する有言実行 ⇔ 不言実行 … 言うか、言わないか起承転結 … 文章の組み立ての順
形例
自○自○自画自賛
○言実行有言・不言
起承転結組み立て
形で分けると、思い出す手がかりになる。○に入る字は、意味から1つずつ考える
(3)意味の近い四字熟語は、ちがいを言えるようにする五里霧中 … 見通しがまったくつかない暗中模索 … 手がかりなく探し求める一心不乱 … 気をとられず集中する無我夢中 … われを忘れて熱中する
近い語ちがい
五里霧中見通し
暗中模索探し方
一心不乱集中
無我夢中熱中
問題の文に「見通しがない」「探し求める」などの手がかりがあるか確かめて、選ぶ

この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。

先生へのメモ

意味と漢字を、セットで覚えるのが近道です。ポイントの分類(数字・対の字・似た意味)を見ながら、声に出して読ませると定着しやすくなります。

プリント一覧

はじめて使うなら 四字熟語 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。

ポイント (1枚)

きほん (10枚)

ふつう (10枚)

はってん (6枚)

小テスト (4枚)

個別配慮 (4枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

中学受験でよく出る四字熟語について、意味と漢字をセットで覚え、書く・選ぶ・まちがいを直す、の三つの形で使えるようにします。

学ぶ内容

四字熟語は、漢字四字でひとまとまりの意味を表す言葉です。たとえば「一石二鳥」は、1つのことをして同時に2つの利益を得ることで、数字が入った形です。「東奔西走」は、あちこちをいそがしく走りまわることで、「東・西」と「奔・走(どちらも、はしる)」が対になって組み合わさった形です。四字熟語には、このように形で整理できるものが多くあります。 このページのプリントは約90語を扱います。ポイントのプリントでは、「数字の入った四字熟語(一石二鳥・十人十色など)」「同じ字をくり返す形(自画自賛・自給自足など)」「意味の近い四字熟語のちがい(五里霧中と暗中模索など)」の3つに分けて整理しているので、バラバラに覚えるより、仲間ごとに覚えやすくなります。 小学校の国語の学習指導要領には、「四字熟語」という言葉は出てきません。5・6年の、語句の構成や変化について理解し語彙を豊かにする学習に近い内容で、中学校では2年の内容に「慣用句や四字熟語などについて理解を深め」ることが示されています。中学受験では語句の問題としてよく出るため、このシリーズでは5年生のところに置きました。 大問には基本・標準・発展の札がついています。基本は意味を手がかりにぬけた漢字1字を書く問題、標準は文に合う四字熟語を語群から選んで書く問題、発展は意味だけから書く問題と、文の中の漢字のまちがいを直す問題です。きほんは基本の大問だけ、ふつうは基本と標準、はってんは発展の2つで組んであります。

つまずきやすいところ

  • 同じ読みの別の字を書いてしまう。たとえば「異口同音」を「異句同音」、「単刀直入」を「短刀直入」と書くまちがいです。はってんの「漢字のまちがいを直す」問題にも、この形が出てきます。
  • 四字のうち、二字ずつの意味を取り出さないと全体の意味がつかめない言葉があります。意味をひとかたまりで覚えて、字ごとの意味を見落とします。
  • 「一石二鳥」と「一挙両得」、「十人十色」と「千差万別」のように意味の近い四字熟語どうしで、どちらの字だったかが混ざります。
  • 意味は分かっても、四字のうち1字が抜けたり、順序が入れ替わったりして、書けない場合があります。

教え方・声かけのコツ

  • ポイントのプリントの分け方(数字が入る・同じ字をくり返す・意味が近い)を見ながら、声に出して読ませると定着しやすくなります。
  • 書く問題で字を間違えたら、まちがえた字に印をつけて、その字の意味を一緒に確認してみてください。「異口同音」の「口」は、大勢の口が同じことを言う、という意味です。
  • 意味の説明を、お子さん自身に言い直してもらうと、知識が自分の言葉になります。
  • 1回に覚える数を欲張らず、1枚ずつ進めるほうが、結果的に身につきやすくなります。

運営者の見方

四字熟語は数が多く、1つずつ丸暗記するのが大変な単元です。このシリーズでは、ポイントのプリントで形による分け方を示し、意味と漢字をセットで覚える足がかりにしました。約90語という量は、ポイントを手元に置いて何度も見返しながら進める前提です。 語群をつくるときは、「一石二鳥」と「一挙両得」のように意味がほとんど同じ四字熟語を、同じ問題の選択肢に並べないようにしています。意味から書く問題にも、答えが1つに決まらない語は使っていません。どちらを書いても意味が通ってしまう問題を避けるためです。 はってんは、意味から書く・漢字のまちがいを直すという、入試の語句の小問でよく見かける形にしました。漢字のまちがいは、同じ読みの字や形の似た字に入れ替えたもので、まちがえた形が別の四字熟語にならないものだけを選んでいます。小テストは基本と標準の大問で組んだ100点満点です。個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくし、基本の問題と語群から選ぶ問題を2問だけにしました。四字を書くのが大きな負担になるお子さんでも、意味を確かめる練習ができます。 四字熟語は、一気に覚えようとするよりも、短いプリントを何度かに分けて、時間をあけて取り組むほうが定着しやすいと考えています。

よくある質問

Q. 四字熟語を全部覚える必要がありますか。
A. 約90語を扱いますが、一度に全部を覚える必要はありません。まずはきほんの1枚から始め、まちがえた言葉に印をつけて、あとで見返す形がおすすめです。

Q. 意味が分かっても書けないのはなぜですか。
A. 意味と字形を結びつける練習が足りない場合が多いです。ポイントの分け方を見ながら、四字を声に出して読み、手で何度か書いてみてください。

Q. 漢字のまちがいを直す問題は、どんな形ですか。
A. 文の中で使われている四字熟語の漢字が1字まちがっているので、正しい四字熟語を書く問題です。はってんのプリントで出ます。