小5地形図の読図のプリント
小5 中学受験 社会 / 5月・6月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
国土地理院の地形図(2万5千分の1・5万分の1)の見方を学ぶ。基本では縮尺・等高線・地図記号の意味を正しいかどうかで確かめ、標準・発展では実際のきょりの計算、地形の読み取り、土地利用の理由を考える。
① 縮尺(実際の長さ) ② 等高線(高さと坂の急ゆる) ③ 地図記号(土地の使われ方)
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
地形図は「縮尺」「等高線」「地図記号」の3つを順に読むと迷いません。まず縮尺で実際の長さをつかみ、次に等高線の間かくで坂の急ゆるを見て、最後に記号で土地の使われ方を読み取ります。2万5千分の1と5万分の1では、等高線の間かく(10mと20m)がちがう点を、親子で声に出して確かめてください。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら 地形図の読図 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
国土地理院の地形図の、縮尺・等高線・地図記号を順に読み、実際の距離や土地の高さ、土地の使われ方を読み取れるようにします。
学ぶ内容
地形図は、国土地理院が作る、土地の形や土地利用を示した地図です。この単元では、2万5千分の1と5万分の1の地形図の見方を学びます。 まず縮尺です。2万5千分の1の地形図で、地図上の1cmは実際には25000cm、つまり250mに当たります。たとえば地図上で4cmなら、実際の距離は4×250=1000mで、1kmです。5万分の1なら、地図上1cmは500mです。分母が小さいほど縮尺は大きく、せまい範囲をくわしく表せます。 次に等高線で、同じ高さの地点を結んだ線です。等高線の間隔が狭い所は坂が急で、広い所はゆるやかです。細い線(主曲線)は、2万5千分の1で10mごと、5万分の1で20mごとに引かれ、太い線(計曲線)はそれぞれ50mごと、100mごとです。等高線が高いほうへ入りこんでいる所は谷、低いほうへ張り出している所は尾根です。 そして地図記号で、田、畑、果樹園、病院、郵便局、小・中学校などの土地の使われ方や建物を表します。この3つを「縮尺→等高線→地図記号」の順に読むと、地図の上から実際の土地の様子を想像できます。扇状地の中ほどに果樹園が多いことや、三角州が河口にできることなど、地形と土地利用の結びつきも扱います。 小学校では、方位と主な地図記号を3年の社会で学び、地図の縮尺から実際の長さを求めることは6年の算数(縮図)で出てきます。等高線を読む地形図の読図は、中学校の地理で学ぶ内容です。
つまずきやすいところ
- 縮尺の計算で、cmとmとkmの単位を取りちがえます。1km=1000m=100000cmの関係を押さえていないと、桁をまちがえます。
- 2万5千分の1と5万分の1で、等高線の間隔(10mと20m)が違うことを忘れます。
- 等高線の間隔と坂の急ゆるを、逆に読んでしまいます。間隔が狭いほど急です。
- 谷と尾根を逆に覚えます。高いほうへ入りこむのが谷、低いほうへ出るのが尾根です。
- 地形図の中の位置関係(とくにことわりがなければ上が北であること)を確かめず、方位を逆に答えます。
教え方・声かけのコツ
- 縮尺の問題は、先に「地図上の1cmは実際の何m」を余白に書いてから、地図上の長さをかけます。実際の距離から地図上の長さを出すときは、同じ数でわります。
- 標高差の問題は、太い線(計曲線)の数字を見つけてから、細い線を1本ずつ数えます。
- 地図記号は、いきなり全部ではなく、田・畑・果樹園・病院・郵便局・小・中学校のように、よく出るものから、由来とセットで覚えます。
- ポイントの文にもあるように、2万5千分の1と5万分の1の等高線の間隔のちがいは、声に出して言えるようにしておくと取りちがえにくくなります。
運営者の見方
地形図の単元では、「縮尺・等高線・地図記号」の3つを順に読むという流れを、そのままプリントの組み立てにしています。この単元には、文の問題に加えて、等高線をかいた地図つきの問題が入ります。きほんの10枚は、用語や数の穴うめ、文の○×、分類、縮尺の計算(地図上の長さ↔実際の距離)の短い問題3問と、地図を見てA地点から見たB地点の方位を8方位で答える問題1問です。ふつうの10枚は、短い問題1問と標準の問題2問の組で、標準は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文を選ぶ問題、地図記号や地形の当てはめ、縮尺が大きい順のならべかえのほか、地図の上の2地点の標高差、山頂から2方向の斜面のどちらが急かを読む問題です。はってんの6枚は、4つの文の正誤の組み合わせか、地図の線にそった断面図を4つから選ぶ問題と、谷に川が流れる理由・三角州ができる理由・扇状地の中ほどに果樹園が多い理由などを考える問題の組です。ポイントの1枚は、縮尺と実際の長さ、等高線の種類の2つの例です。小テストの4枚は短い問題2問と標準1問で100点満点、個別配慮の4枚は文字と枠を大きくして、穴うめと文の○×だけを1枚2問にしています。
よくある質問
Q. 縮尺の2万5千分の1とは、どういう意味ですか。
A. 実際の長さを2万5千分の1に縮めて地図にした、という意味です。地図上の1cmが、実際の25000cm、つまり250mに当たります。
Q. 等高線の間隔が、2万5千分の1と5万分の1で違うのはなぜですか。
A. 5万分の1では、同じ坂でも地図上の長さが2万5千分の1の半分になります。10mごとに引くと線がこみ合って読みにくくなるので、間隔を20mにしている、と考えると理解しやすいでしょう。
Q. 地図記号は全部覚えなければいけませんか。
A. 全部を一度に覚える必要はありません。田、畑、果樹園、病院、郵便局、小・中学校など、よく使うものから、記号の由来とあわせて覚えます。


































