小5人口と人口ピラミッドのプリント
小5 中学受験 社会 / 6月・7月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
日本全国(1950・1970・1990・2020年と2050年の推計)と東京都・秋田県・沖縄県(2020年)の人口ピラミッドを使って、基本(型の名前・年齢3区分の割合)、標準(4つのピラミッドを年次や地域に当てはめる)、発展(老年人口をささえる人数・特色の理由を書く)の3段で練習します。
① 年少・生産年齢・老年の3つの幅を見る ② 5つの型の特色を覚える ③ 出生数・平均寿命・人の移動で理由を言う
| 型 | 年少人口 | 老年人口 | おもな場所・時代 |
|---|---|---|---|
| 富士山型 | 多い | 少ない | むかしの日本 |
| つりがね型 | やや多い | 少ない | 高度経済成長期ごろ |
| つぼ型 | 少ない | 多い | いまの日本 |
| 星型 | ふつう | ふつう | 都市 |
| ひょうたん型 | 少ない | 多い | 農村・山間部 |
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
ピラミッドは「年少人口(0〜14歳)」「生産年齢人口(15〜64歳)」「老年人口(65歳以上)」の3つの幅で見ます。富士山型は年少が多く、つぼ型は年少が少なく老年が多い形です。都市は20〜30代、農村は老年の幅が目立ちます。理由は「出生数」「平均寿命」「進学・就職での人の移動」で説明できるようにしてください。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら 人口と人口ピラミッド きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
人口ピラミッドの形から年齢ごとの人口のバランスを読み取り、時代や地域によるちがいを、出生や寿命、人の移動と結びつけて説明できるようにします。
学ぶ内容
人口ピラミッドは、年齢ごとの人口を男女別に横向きの棒で積み重ねたグラフです。年齢は、年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)、老年人口(65歳以上)の3つに分けて見るのが基本です。 この単元では、型を5つ扱います。年少人口が多く老年人口が少ない富士山型、生まれる子どもも亡くなる人も少なく世代ごとの差が小さいつりがね型、年少人口が少なく老年人口が多いつぼ型、進学や就職で若い人が集まる都市に多い星型、若い人が出ていった農村や山間部に多いひょうたん型です。 日本全国のピラミッドは、国勢調査の1950年・1970年・1990年・2020年と、2050年の推計(国立社会保障・人口問題研究所)を使います。紙面では、1950年を富士山型、1970年と1990年をつりがね型、2020年と2050年の推計をつぼ型としています。 地域のちがいは、2020年の東京都・秋田県・沖縄県と全国を比べます。東京都は20〜30代、秋田県は老年人口の幅が目立ち、沖縄県は4つの中で年少人口の割合がいちばん大きくなっています。その理由を、出生数・平均寿命・進学や就職での人の移動という3つの視点で説明します。表の数から割合を求める計算や、老年人口1人を生産年齢人口の何人でささえているかを求める計算も練習します。
つまずきやすいところ
- 年少・生産年齢・老年の境目(14歳と15歳、64歳と65歳)を取りちがえると、割合の計算がずれます。区分と年齢をセットで覚えていないことが原因です。
- 「ピラミッド」という名前から、どの形も三角形になると思いこむことがあります。時代や地域で形が変わるから比べる意味がある、という点がつかみにくいところです。
- 星型とひょうたん型を取りちがえます。どちらも人の移動で生まれる形ですが、若い人が「集まる」都市か「出ていく」農村かで、ふくらむ所とへこむ所が逆になります。
- 割合を出すとき、全体(分母)に何を使うかをまちがえます。紙面の割合の問題は、3つの区分の合計を総人口として計算します。
- 「ささえる人数」を、老年人口÷生産年齢人口と逆にわってしまいます。1人より小さい答えが出たら、わる順番を見直します。
教え方・声かけのコツ
- ピラミッドを見たら、まず下(年少)・中(生産年齢)・上(老年)のどの幅が大きいかを言ってから、型の名前を考えます。
- 割合の計算は、問いの文に線を引いて「何が全体で、何が一部か」を先に確かめます。
- 地域のちがいは、「20〜30代が多いのはなぜ→進学・就職で人が集まる」のように、年齢と理由を1組にして声に出します。
- 4つのピラミッドを年に当てはめる問題では、「下の幅がだんだんせまくなる」ことだけに注目すると、古い順が見分けやすくなります。
運営者の見方
この単元は、図そのものを読む問題が中心です。きほんは、ピラミッドの型を答える問題2問と、表の数から割合を求める問題1問です。ふつうは、型の問題1問と、4つのピラミッドを年(1950〜2050年の5つから4つ)や地域(2020年の全国・東京都・秋田県・沖縄県)に当てはめる問題1問です。地域の当てはめでは、年少人口・老年人口・20〜30代の、どの幅がいちばん大きいかが手がかりになります。 はってんは、表の数から「老年人口1人を、生産年齢人口の何人でささえているか」を小数第1位まで求める問題2問と、ピラミッドの特色の理由を25〜45字で書く(または4つから選ぶ)問題1問です。理由の問題は、全国の少子高齢化、東京都の20〜30代の多さ、秋田県の老年人口の多さから出ます。計算した数を、社会の背景と結びつけて読む段階です。 個別配慮の版は、ピラミッドの型を選ぶ問題と、特色の文から型を選ぶ問題だけにしました。計算や記述を外し、型の見分けをくり返せるようにしています。枚数は、ポイント1枚、きほんとふつう各10枚、はってん6枚、小テスト4枚、個別配慮4枚です。
よくある質問
Q. 老年人口をささえる人数とは何ですか。
A. 生産年齢人口(15〜64歳)を老年人口(65歳以上)でわって、老年の人1人を生産年齢の人何人でささえている計算になるかを見るものです。紙面では、表の万人の数を使い、小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えます。
Q. 2050年のピラミッドは確定した数字ですか。
A. 確定ではなく推計です。紙面でも「(推計)」と書いています。過去の年のピラミッドと並べて、今後の傾向を読み取る資料として使います。
Q. 沖縄県は、なぜ他の県と形がちがうのですか。
A. 紙面では、沖縄県は4つの地域の当てはめで「年少人口の割合がいちばん大きい」ことを手がかりに見分けます。型の名前を答える問題や理由を書く問題には、沖縄県は出していません(5つの型のどれともいいにくい形のため)。


































