小5文の組み立てのプリント
小5 国語
主語・述語・くわしくする言葉・つなぎ言葉・呼びかけなどの文の成分を、図や表で見分ける「むずかしい」です。主語が見つけにくい文、主語と述語の組が2つある文、主語と述語が合わない文の直し方を考えます。
先生へのメモ
主語と述語を「ほねぐみ」として取り出す練習です。述語を先に見つけて「だれが(何が)」と問いかけると主語が見つかる、という手順を声に出して確かめさせましょう。
プリント一覧
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
文の骨組みである主語と述語を取り出し、くわしくする言葉やつなぎ言葉との関係を、図や表で整理できるようにします。
学ぶ内容
文は、いくつかのはたらきをもつ部分から成り立っています。中心になるのは、「だれが(何が)」にあたる主語と、「どうする・どんなだ・何だ」にあたるじゅつ語です。このプリントでは、これを文の「ほねぐみ」と呼びます。 ほねぐみのまわりには、主語やじゅつ語をくわしくする言葉(「きれいな花が」の「きれいな」、「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」など)や、前後の文をつなぐつなぎ言葉、呼びかけの言葉(「ねえ、見て」の「ねえ」)などがつきます。 このプリントでは、そうした文の部分を、図や表で見分ける練習をします。主語が見つけにくい文、主語とじゅつ語の組が2つある文を取り上げ、主語とじゅつ語が合っていない文の直し方も考えます。たとえば「雨がふったので、ぼくは家にいた」では、「雨が―ふった」と「ぼくは―いた」の2つの組を、それぞれ取り出します。 学習指導要領では、主語と述語の関係、修飾と被修飾の関係は3・4年生の内容です。5・6年生では、それを受けて「文の中での語句の係り方や語順」や「文と文との接続の関係」を理解することが示されています。解説では、語句の係り方には主語と述語、修飾と被修飾の関係に加えて、文の書き出しと文末の関係なども含まれると説明されています。このプリントは、4年生までに学んだ主語とじゅつ語を土台に、文全体の組み立てを整理するものです。
つまずきやすいところ
- 長い文になると、じゅつ語がどれか迷います。文の終わりにあるのが基本ですが、組が2つある文や、文が途中で区切れて続く場合に迷います。
- 主語が省かれている文や、「は」「が」がついていない文で、主語が見つかりません。
- 主語とじゅつ語の組が2つある文で、片方の組しか取り出せません。
- 「くわしくする言葉」がかかる先を取りちがえます。すぐ後ろの言葉にかかると思いこみ、かかる先がずれてしまいます。
教え方・声かけのコツ
- じゅつ語を先に見つけ、「だれが(何が)」と問いかけると、主語が見つかります。この手順を声に出して確かめてもらいます。
- 文の中の主語とじゅつ語に、色や線で印をつけると、ほねぐみが見えやすくなります。
- 長い文は、2つの文に分けられないか考えさせます。自分で書く文を短く分けて整える練習にもなります。
- 主語とじゅつ語がずれた文は、声に出して読むと、おかしさに気づきやすくなります。
運営者の見方
この単元は、主語と述語の基本を覚えたあとの「むずかしい」として作りました。4枚という枚数は、図で読む、見つける、まちがいを直す、考えて書く、の4つの作業を、一通り体験できるよう配分したものです。 主語を見つけるために、まず述語を探して「だれが(何が)」と問いかける、という手順を声に出して確かめる方法は、このプリントでいちばん大事にしている考え方です。文を見たときに最初に何をするかが決まっていると、長い文でも手のつけどころが分かります。 「ほねぐみ」という言葉は、主語とじゅつ語を文の中心として取り出す感覚を伝えるために、このプリントで使っている言い方です。くわしくする言葉やつなぎ言葉は、そのほねぐみに足される部分として位置づけました。個別配慮の型はありません。4年生の「主語と述語」のプリントを見直してから進めると、落ち着いて取り組めます。
よくある質問
Q. 4年生の「主語と述語」とは、何がちがうのですか。
A. 4年生では主語とじゅつ語の関係を中心に、5年生では、くわしくする言葉やつなぎ言葉、呼びかけなども含めて、文全体の組み立てを整理します。内容が重なる部分もあります。
Q. 「ほねぐみ」は教科書に出てくる言葉ですか。
A. 学習指導要領の用語ではなく、このプリントで、主語とじゅつ語を取り出す考え方を分かりやすく伝えるために使っている言い方です。教科書での呼び方は、出版社によって異なります。
Q. 書く問題が苦手な場合はどうすればよいですか。
A. まず見つける問題を中心に取り組み、書く問題は、口で言ってから書く形にすると、負担が小さくなります。



