小5修飾語のかかり方のプリント
小5 国語
くわしくする言葉(修飾語)が、どの言葉にかかるかを矢印の図で読む「むずかしい」です。2通りに読める文、読点(、)の位置と言葉の順番で意味がかわること、かかる言葉の近くに置く書き方を、まちがい直しや書きかえで考えます。
先生へのメモ
「白い犬の小屋」のように2通りに読める文は、図で2つの読み方を見くらべさせると納得しやすくなります。自分の作文を読み返して、かかり先が分かりにくい所を直す習慣につなげましょう。
プリント一覧
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
くわしくする言葉(修飾語)がどの言葉にかかるかを、矢印の図で読み取り、意味が正しく伝わる文の書き方を考えます。
学ぶ内容
修飾語は、「どんな」「どのように」「いつ」などを加えて、ほかの言葉をくわしくする言葉です。修飾する言葉と修飾される言葉の関係は、学習指導要領では3・4年生の内容に入っており、5・6年生では、それをもとに文の中での言葉のかかり方や語順を考える学習に進みます。この単元では、修飾する言葉と、修飾される言葉(かかり先)の関係を、矢印の図に表して読みます。 たとえば「白い犬の小屋」は、「白い」が「犬」にかかる読み方(白い犬の、小屋)と、「小屋」にかかる読み方(犬の、白い小屋)があり、2通りに読めます。このように、かかり先がはっきりしないと意味が二つに割れてしまう文があることに気づくのが、この単元の中心です。 あわせて、読点(、)をどこに打つかや、言葉をならべる順番を変えると、かかり先が変わって意味も変わることを学びます。かかる言葉は、かかられる言葉の近くに置くと分かりやすくなる、という書き方の考え方も扱います。 プリントでは、図で読む、見つける、まちがいを直す、考えて書きかえる、という作業を混ぜて、文の仕組みを自分で確かめられるようにしています。
つまずきやすいところ
- 修飾語を「すぐ次の言葉にかかるもの」と思い込み、離れた言葉にかかる文でかかり先を取り違えます。実際には、間に別の言葉がはさまっていてもかかることがあるためです。
- 2通りに読める文で、自分の頭に浮かんだ読み方だけで決めてしまいます。もう一つの読み方があることに気づくには、図に描いて見くらべる作業が必要です。
- 読点を「息つぎの場所」として打ってしまい、意味を分ける働きがあることに気づきにくいです。打つ位置を変えると、かかり先が変わる例で確かめると理解しやすくなります。
- まちがいを直す問題で、言葉を足したり消したりして直そうとします。語順を変えたり、かかる言葉を近くに動かしたりする直し方もあることを知る必要があります。
教え方・声かけのコツ
- 修飾語から、かかり先へ指で矢印を引かせると、頭の中のかかり方が目に見えるようになります。
- 2通りに読める文は、「どっちの意味?」と声に出して両方の読み方を言わせ、図を2つ描いて見くらべさせます。
- 読点を打つ位置を変えた文を二つ並べて読み、意味がどう変わるかを話し合うと、読点の働きが分かりやすくなります。
- 自分の作文を読み返して、かかり先が分かりにくい所を一か所見つけさせ、言葉の順番を変えて直してみると、書くときの習慣につながります。
運営者の見方
運営者は、この単元を「文法の知識を覚える」ものとしてではなく、「文の仕組みを図で読み、自分の文を直す」ものとして作りました。そのため、4枚のプリントはすべて、文の仕組みを図で読む、見つける、まちがいを直す、考えて書く、という作業を混ぜた「むずかしい」の型にしています。 「白い犬の小屋」のような、2通りに読める文を取り上げた理由は、答えが一つに決まらない文を、図に描いて見くらべられるようにするためです。「どちらでもいい」で終わらせず、どちらの意味にしたいなら言葉をどこに置くかを考えさせることで、読む力と書く力をつなげられると考えました。 読点の位置や語順で意味が変わる問題では、まちがい直しと書きかえを入れています。知っているかどうかを問うだけでなく、実際に文を直す作業を通して、かかり先を意識して書く感覚を育てたいと思ったからです。 この単元の1枚ずつは、ひと目で終わる問題ではなく、考える時間のいるプリントです。1日に1枚ずつ取り組み、答え合わせで図をいっしょに見直す使い方をおすすめします。
よくある質問
Q. 修飾語という言葉を習う前でも取り組めますか?
A. 用語を覚えていなくても、「くわしくする言葉がどこにかかるか」という考え方は図で確かめられます。まず矢印を引く作業から始めてみてください。
Q. 2通りに読める文は、どちらが正解ですか?
A. どちらも間違いではありません。大切なのは、2通りに読めることに気づき、伝えたい意味に合わせて書き方を直せることです。
Q. 作文の宿題にどう活かせますか?
A. 書き終えた文章を読み返して、かかり先が遠くなっている文を探させてください。かかる言葉をかかられる言葉の近くに動かすだけで、読みやすくなることが多いです。



