小5敬語のプリント

小5 国語

そんけい語・けんじょう語・ていねい語を、「だれの動作か」で使い分ける「むずかしい」です。特別な言葉の表、「お〜になる」「お〜する」の形、場面に合わせたまちがい直しを通して、自分の言葉で書けるようにします。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

「いただく」と「めし上がる」、「参る」と「いらっしゃる」の取りちがえが多い単元です。動作をするのが相手か自分かを、いつも先に確かめさせましょう。

プリント一覧

はじめて使うなら 敬語 練習 その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。

ことば (7枚)

個別配慮 (7枚)

むずかしい (4枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

そんけい語・けんじょう語・ていねい語を、動作をするのがだれかに注目して使い分け、場面に合う言い方を自分の言葉で書けるようにします。

学ぶ内容

敬語は、話す相手や話題の人への気持ちを、言葉づかいで表すものです。中学年で「です・ます」などのていねいな言葉を学び、高学年では、日常よく使われる敬語を理解して使うことを学びます。教科書では、そんけい語、けんじょう語、ていねい語の3つに分けて学ぶことが多いです。そんけい語は相手や話題の人の動作を高めて言う言い方、けんじょう語は自分の側の動作をへりくだって言う言い方、ていねい語は聞き手に対してていねいに言う言い方です。 この単元の中心は、「その動作をするのはだれか」を先に確かめることです。たとえば「食べる」は、相手が食べるときは「めし上がる」(そんけい語)、自分が食べるときは「いただく」(けんじょう語)になります。「行く」は、相手なら「いらっしゃる」、自分なら「参る」「うかがう」と変わります。このように、特別な言葉に言いかえる語を表で整理して覚えます。 また、「お〜になる」「お〜する」のように、決まった形で作る言い方も学びます。「お読みになる」は相手の動作、「お持ちする」は自分の動作に使います。 プリントでは、場面に合わない言い方を直す問題や、自分の言葉で敬語を使って書く問題も入れています。

つまずきやすいところ

  • 「いただく」と「めし上がる」を取りちがえます。どちらも「食べる」に当たる言葉のため、相手の動作か自分の動作かを見落とすと、そんけい語とけんじょう語が逆になります。
  • 「参る」と「いらっしゃる」を取りちがえます。行く動作でも、相手なら「いらっしゃる」、自分なら「参る」で、動作をする人が決め手になります。
  • 自分の家族のことを家の外の人に話すときも、そんけい語を使ってしまいます。身内の動作には、そんけい語を使わず、「父が申しておりました」のように話すのがふつうで、気づきにくい点です。
  • 「お〜になる」の形に、何でも当てはめてしまいます。「お帰りになる」は自然ですが、「見る」は「お見になる」とは言わず「ご覧になる」と言うように、特別な言葉を使うものもあるためです。
  • 「ご利用になられる」のように、敬語を重ねて使ってしまうことがあります。「ご利用になる」だけで、そんけいの気持ちは表せます。

教え方・声かけのコツ

  • 文を読んだら、まず「動作をするのはだれ?」と聞き、相手か自分かを丸でかこませてから、言葉を選ばせます。
  • 特別な言葉の表は、一度に全部覚えさせず、「食べる」「行く」「言う」など、よく使うものから三つほど絞って練習させると定着しやすくなります。
  • 先生や家の人に何かを頼む場面を、お子さんと役割を決めてやってみると、実際の言葉のやりとりで確かめられます。
  • 選んだあとにもう一度文を読んで、意味が通るか確かめさせると、取りちがえに自分で気づきやすくなります。

運営者の見方

運営者は、敬語を「言葉の表を丸暗記する」単元にはしたくないと考え、「だれの動作か」という一つの問いに戻れるようにしました。そんけい語とけんじょう語の取りちがえが多い単元なので、どの型に取り組むときも、動作をするのが相手か自分かを先に確かめる声かけをおすすめしています。 プリントは3つの型に分かれます。「ことば」は文を読んで、ア〜ウ(エ)から合うものを選ぶ型で、7枚です。選んだらもう一度文を読んで、意味が通るか確かめるよう案内しています。「個別配慮」は文字を大きくし、問題数を減らした7枚で、時間は区切りません。敬語を使う場面を一つずつ確かめながら進めたいお子さん向けです。 もう一つの「むずかしい」は4枚で、文の仕組みを図で読む、見つける、まちがいを直す、考えて書く、を混ぜた型です。選ぶだけでは分からない、自分の言葉で書く場面での使い分けを確かめるためのものです。 まず選ぶ型で形に慣れ、そのあとに書く型へ進むと、段階を踏んで取り組めます。配慮版は問題数が少ないので、無理なく続けたいときに使ってください。

よくある質問

Q. 敬語は何年生から習いますか?
A. 「です・ます」などのていねいな言葉は中学年で学び、そんけい語・けんじょう語を含む敬語は高学年で扱われることが多いです。何年生で取り上げるかは教科書によって異なります。

Q. そんけい語とけんじょう語が、どうしても覚えられません。
A. 言葉の形を覚える前に、「その動作をするのはだれか」を考えるくせをつけてください。相手の動作なら高める言い方、自分の動作ならへりくだる言い方、と整理すると迷いにくくなります。

Q. 「ことば」と「むずかしい」は、どちらから取り組めばいいですか?
A. まず「ことば」で選ぶ形に慣れると進めやすいです。選ぶ型を何枚かやってから、書く型へ進んでください。