小6文末表現と事実・意見のプリント
小6 国語
文の終わりの形から、事実・考え(意見)・予想の文を見分ける「むずかしい」です。聞いた話と様子を見た話のちがい、「です・ます」と「だ・である」をそろえること、意見文の理由に事実を書くことを考えます。
先生へのメモ
事実は「調べてたしかめられる文」、考えは「人によってちがう文」と分けて考えさせましょう。意見文を書くときに、理由として事実を入れる習慣につなげられます。
プリント一覧
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
文の終わりの形から、事実・考え(意見)・予想の文を見分け、意見文の理由に事実を書けるようにします。
学ぶ内容
文は、終わりの形によって、伝えている内容の種類が変わります。事実は、調べて確かめられることがらを述べる文で、「〜です」「〜でした」で終わることが多いです。考え(意見)は、人によってちがうことを述べる文で、「〜と思います」「〜べきです」「〜だと考えます」などの形になります。予想は、まだ起きていないことをおしはかる文で、「〜でしょう」「〜かもしれません」などで終わります。ただし、文末はあくまで手がかりで、内容も合わせて見る必要があります。 この単元では、聞いた話と、自分で見た様子のちがいも学びます。たとえば「雨がふるそうだ」は、人から聞いた話(伝聞)を表し、「雨がふりそうだ」は、様子を見て感じたこと(様態)を表します。「る」と「り」の一字がちがうだけで、意味が変わります。 また、「です・ます」と「だ・である」をそろえて書くことも確かめます。一つの文章の中で、文末の形をそろえると、読みやすくなります。 さらに、意見文を書くときは、理由として事実を書くと、説得力が出ます。このプリントでは、そうした力を考える問題を取り上げます。
つまずきやすいところ
- 事実と意見の区別が曖昧になります。「〜と思います」がなくても意見の文があり、文末だけで判断できないことがあります。
- 「ふるそうだ」と「ふりそうだ」のように、形が似た文末で意味がちがうものを取りちがえます。
- 「です・ます」と「だ・である」が、書いているうちに混ざります。書き直すときは、一つの文章の中でそろっているか、最初から最後まで読み直す必要があります。
- 意見文の理由に、自分の気持ちだけを書いてしまいます。調べて確かめられる事実を挙げる、という視点が抜けやすいためです。
教え方・声かけのコツ
- 事実か意見かは、「調べて確かめられるかな?」と聞いて、考えさせます。確かめられるなら事実、人によってちがうなら意見です。
- 「ふるそうだ」と「ふりそうだ」のような組を並べて、どちらが聞いた話で、どちらが見た様子かを声に出して確かめさせます。
- 作文を書いたあとに、文末の形を丸で囲んで、そろっているか見直すと、混ざりに気づきやすくなります。
- 意見文の理由には、数字や調べたことなど、事実を一つ入れることを目標にさせると、書きやすくなります。
運営者の見方
運営者は、この単元を「文末の形で、書き手の立場を読み取る」練習として作りました。事実か意見かを見分けるのは、文章を読むときにも、意見文を書くときにも、必要な視点だと考えたためです。 プリントは4枚すべて「むずかしい」の型です。文の仕組みを図で読む、見つける、まちがいを直す、考えて書く、を混ぜています。見分ける問題だけでなく、書き直しや書く問題を入れたのは、文末をそろえる、理由に事実を書くといった力は、実際に文を書いてみないと確かめにくいと考えたからです。 聞いた話と様子を見た話のちがいを取り上げたのは、「る」と「り」の一字で意味が変わる、という発見が、文末に注意を向けるきっかけになると思ったためです。 また、意見文の理由に事実を書くという視点を入れているので、6年生で作文や意見文を書く機会に、つなげて使えます。答え合わせのあと、お子さんが書いた文を一つ取り上げて、事実と意見に分けてみる使い方もおすすめです。
よくある質問
Q. 事実と意見は、どう見分けますか?
A. 調べて確かめられるのが事実、人によってちがうのが意見、と分けて考えます。文末の言葉は手がかりになりますが、文末だけで決めず、内容もあわせて確かめてください。
Q. 「です・ます」と「だ・である」は、どちらで書くのがよいですか?
A. 場面によって使い分けます。大切なのは、一つの文章の中でどちらかにそろえることです。
Q. 意見文の理由には、どんな事実を書けばいいですか?
A. 数字や、調べて分かったこと、自分が実際に見たことなど、他の人も確かめられることを書きます。自分の気持ちだけではなく、事実を一つ入れると説得力が出ます。



