小6呼応の言い方のプリント

小6 国語

「決して〜ない」「まるで〜ようだ」「もし〜たら」など、上の言葉に合わせて文の終わりが決まる言い方(呼応)を、表・矢印の図・まちがい直しで学ぶ「むずかしい」です。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

文の終わりまで読んでから意味が分かる日本語の特徴に気づかせる単元です。手紙や作文を書いたあとに、上の言葉と終わりが合っているか読み返す練習につなげましょう。

プリント一覧

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

上の言葉に合わせて文の終わりが決まる言い方(呼応)に気づき、正しい形で使えるようにします。

学ぶ内容

日本語には、文の前のほうに出てくる言葉によって、文の終わりの言い方が決まるものがあります。これを呼応と呼びます。たとえば、「決して〜ない」は、打ち消しの言い方がつながります。「決して忘れる」とは言わず、「決して忘れない」と言います。「まるで〜ようだ」は、たとえる言い方で、「町はまるで白いふとんをしいたようだ」のように使います。「もし〜たら」は、仮にそうなったらと考える言い方で、「もし雨がふったら」のようにつながります。このほかにも、「たぶん〜だろう」「どうして〜か」「ぜひ〜たい」「たとえ〜ても」などの組み合わせがあります。 この単元の4枚は、①表で組を整理して使い分ける、②矢印の図で、はなれた組を見つける、③まちがいを直す、④手紙の文を読んで直し、自分でも書く、という流れです。

つまずきやすいところ

  • 「決して」を使っているのに、文の終わりを打ち消しにせずに書いてしまいます。「決して行く」のように、前の言葉を忘れて文を終えてしまうのが典型です。
  • 文が長くなると、最初の言葉と終わりの距離が離れるため、合っているかを確かめるのを忘れます。「ぼくは決して友だちとの約束をわすれない」のように、間に言葉がはさまると見落としやすくなります。
  • 「まるで」を使ったのに「ようだ」を忘れて、「町はまるで白いふとんをしいた」のように、たとえの形が崩れます。
  • 「たとえ宿題が多かったら」のように、「たとえ」と「もし」の終わりの形を取りちがえます。「たとえ」のあとは「〜ても(でも)」になります。

教え方・声かけのコツ

  • 上の言葉に丸をつけて、文の終わりまで矢印を引いて確かめると、目で見て確認できます。プリントの矢印の図と同じやり方です。
  • 手紙や作文を書いたあとに、上の言葉と終わりが合っているかを読み返す習慣へつなげます。
  • まちがいを直す問題では、どこがおかしいのかを言葉で説明してから直させます。
  • 自分で呼応の言葉を使った文を作り、家族に読んで聞かせて、合っているかを確かめてもらいます。

運営者の見方

呼応の言い方は、「むずかしい」だけの単元で、全部で4枚あります。1枚目の表で「決して・少しも」「まるで」「もし」「どうして・なぜ」「たぶん・おそらく」「ぜひ」と文の終わりの組を整理し、2枚目からは、その組を矢印の図で追う、まちがいを直す、と使う場面を広げていきます。最後の4枚目は、おばあちゃんへの手紙の中からまちがいを見つけて直す問題で、ふだん書く文章の中で呼応を確かめる練習になっています。 文法の基本を学んだあとに取り組む位置づけです。主語や述語、くわしくする言葉の見つけ方は、6年生の「文の組み立て」で確かめられます。プリントの案内にもあるとおり、文の終わりまで読んで初めて意味が決まるという日本語の特徴に気づくきっかけになる単元なので、作文の見直しのときにも思い出してもらえると、書く力につながります。

よくある質問

Q. 呼応とは何ですか。
A. 文の前のほうの言葉に合わせて、文の終わりの言い方が決まることです。「決して〜ない」「まるで〜ようだ」「もし〜たら」などがあります。

Q. 小学校では、いつ学びますか。
A. 小学校の学習指導要領には「呼応」という言葉は出てきません。こうした言い方を取り上げる学年や呼び方は、教科書によって異なります。この単元は、文法の基本を学んだあとで取り組む「むずかしい」の位置づけです。

Q. 呼応の言い方は、全部覚えなければいけませんか。
A. すべてを暗記する必要はありません。上の言葉と終わりが合っているか、読み返して確かめる習慣が身につけば十分です。