小6世界の国と時差のプリント
小6 中学受験 社会 / 9月・10月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
地球の自転と時差のしくみ、標準時、日付変更線、世界の都市の位置を整理する。基本では用語と経度、標準では時差の理由と日付の動き、発展では都市の位置と時刻の進み方を、理由をつけて説明する。
① 地球は24時間で360度回る(経度15度で1時間) ② 東へ行くほど時刻が進む ③ 日付変更線で日付が変わる
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
時差の問題は「経度15度で1時間」「東へ行くほど時刻が進む」の2つを覚えれば、計算はほとんど解けます。まず地球儀や世界地図で、本初子午線・東経135度・日付変更線の位置を指でたどり、そのあと都市の名前と大陸を結びつけると、忘れにくくなります。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら 世界の国と時差 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
地球の自転と時差のしくみを理解し、経度から時差を求めて、世界の都市の時刻の進み方を理由をつけて説明できるようにします。
学ぶ内容
地球は西から東へ、約24時間で1回転(自転)しています。そのため、東にある場所ほど先に太陽が昇り、同じ瞬間でも場所によって時刻がちがいます。これが時差です。 時差の計算で使うのは2つの決まりです。360度÷24時間=15度なので、経度15度で1時間ちがうこと、そして東へ行くほど時刻が進むことです。経度0度の線は本初子午線で、イギリスの旧グリニッジ天文台を通ります。日本の標準時は、兵庫県明石市を通る東経135度の経線を基準にしています。たとえば、日本とイギリスの経度の差は135度なので、135÷15で時差は9時間になり、日本のほうが9時間進んでいます。東経と西経をまたぐときは、2つの経度を足してから15でわります。 日付の境目は、おおよそ経度180度にそった日付変更線です。同じ国や島の中で日付が分かれないよう、ところどころ曲げられています。この線を西から東へこえるときは日付を1日おくらせ、東から西へこえるときは1日進めます。 紙面では、用語と経度に加えて、都市がある大陸・州、日本との時差、「日本が10月13日の何時のとき、その都市は何日の何時か」という計算、飛行機の到着時刻やテレビ中継の時刻を求める計算も扱います。計算は、サマータイム(夏時間)を考えない標準時で行います。
つまずきやすいところ
- 「東へ行くと時刻が進む」を逆に覚えて、時差の足し引きをまちがえます。地球が西から東へ自転していることと結びつけると、取りちがえにくくなります。
- 経度の差を15でわるところを、かけてしまいます。計算のあとで、時差が大きすぎないか(最大でも1日以内か)を確かめる習慣がないことが原因です。
- 東経と西経をまたぐ計算で、足すのか引くのかが分からなくなります。0度をはさむときは足し、同じ側のときは引くと整理できます。
- 時刻を求めたあと、24時をこえたり0時より前になったりしたときに、日付を動かすのをわすれます。
- 飛行機の問題で、飛行時間と時差のどちらか一方だけを足してしまいます。「出発の日本時間+飛行時間」を出してから、現地の時刻に直す、の2段階で考えます。
教え方・声かけのコツ
- 地球儀や世界地図で、本初子午線・東経135度・日付変更線を、指でたどるところから始めます。
- 時差の計算は「経度の差→15でわる→東の都市のほうが進む」の3ステップを声に出して確かめます。
- 日付変更線は、図に矢印をかいて「西から東へこえると日付を1日おくらせる」と書きこんでおきます。
- 計算した時刻が現実的か、「日本が昼なら、ヨーロッパは朝か夜中か」と感覚で確かめます。
運営者の見方
時差は、決まりが「経度15度で1時間」と「東へ行くほど進む」の2つにしぼられる単元です。そのため、用語の問題だけでなく、計算の問題を各段階に入れました。 きほん(6問)は、穴うめと○×に加えて、都市がある大陸・州を選ぶ問題、日本との標準時のちがい(1・7・8・9時間)を選ぶ問題、2つの経度から時差を求める問題、日本と都市の時差を求める問題が出ます。ふつうは基本1問と標準2問で、標準には3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文えらび、当てはめ、「同じ瞬間の時刻が進んでいる都市から順に」ならべる問題、日本の時刻から都市の「何日の何時」を求める問題があります。 はってんは2問です。1問めは、4つの文の正誤の組み合わせか、飛行機の現地到着時刻・現地の行事を日本で見る時刻を求める計算のどちらかです。2問めは、時差が生じる理由、日付変更線が曲げられている理由などを30〜50字で書く(または選ぶ)問題です。小テストは3問で100点満点です。個別配慮の版は、文字と枠を大きくして、穴うめと文の○×だけにしています。
よくある質問
Q. 時差の計算が苦手です。どこから練習するとよいですか。
A. まず「経度15度で1時間」と「東へ行くほど進む」を口で言えるようにします。そのあと、東経135度と東経120度のように、同じ側の2つの経度で時差を求める練習から始めます(答えは1時間)。
Q. 日付変更線は、まっすぐな線ですか。
A. 経度180度にそっていますが、同じ国や島の中で日付が分かれないよう、ところどころ曲がっています。くわしい形は、地図帳で確かめてください。
Q. サマータイムは出てきますか。
A. 「夏のあいだ時計を1時間ほど進める制度」という言葉の意味は、穴うめや○×で出てきます。時差の計算はすべて、サマータイムを考えない標準時で行います。


































