小6史料の読み取りのプリント
小6 中学受験 社会 / 8月・9月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
日本の歴史に出てくる代表的な史料について、だれが・いつ・なんのために出したか、何を定めたかを整理する。基本では名前と年、標準では内容と時代、発展では出された理由まで答える。
① だれが出したか ② いつの時代か ③ 何を定め(述べ)たか
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
史料は、名前だけ覚えても入試では使えません。「だれが」「いつ」「だれに向けて」「なんのために」の4つをセットで言えるようにしましょう。内容をひと言でまとめる練習(例:御成敗式目=武士の裁判の基準)をすると、史料の一部が示された問題でも見分けられます。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら 史料の読み取り きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
歴史に出てくる代表的な史料について、だれが、いつ、何のために出したかを整理し、内容の説明から何の史料かを見分けられるようになることをねらいます。
学ぶ内容
史料とは、当時の人が残した文書や記録など、過去を知る手がかりになるもののことです。小学校6年の学習指導要領でも、遺跡や文化財、地図や年表などの資料で調べてまとめることが歴史の学習の技能として示されています。この単元では、中学受験で問われやすい史料を取り上げ、名前だけでなく、だれが出したか、いつごろか、何を定めたか(述べたか)、なぜ出したかをそろえて整理します。 取り上げる史料は、魏志倭人伝、十七条の憲法(604年、聖徳太子)、大宝律令(701年)、御成敗式目(1232年、北条泰時)、武家諸法度(1615年)、日米和親条約・日米修好通商条約、五箇条の御誓文(1868年)、大日本帝国憲法(1889年)、教育勅語(1890年)、ポツダム宣言(1945年)、日本国憲法(1946年公布)です。史料の原文を読むのではなく、内容をやさしく言いかえた説明を見て、どの史料かを答える形です。たとえば御成敗式目は「武士の裁判の基準」、武家諸法度は「大名が守るきまり」と、ひと言でまとめて覚えます。内容と時代と出した人を組み合わせておくと、一部しか示されない問題でも見分ける手がかりになります。
つまずきやすいところ
- 史料の名前は覚えていても、時代や出した人が結びつかず、見分ける手がかりになりません。
- 「憲法」という名前のつく十七条の憲法・大日本帝国憲法・日本国憲法を混同します。名前が似ていても、時代も中身もまったくちがう史料です。
- 御成敗式目と武家諸法度は、どちらも武士に関わるきまりなので、だれに向けたものか(武士の裁判の基準か、大名への決まりか)が入れかわります。
- 日本国憲法の公布(1946年11月3日)と施行(1947年5月3日)を取りちがえます。
- 「なぜ出されたか」を書く問題で、定められた内容をそのまま書くだけになり、そのころ何が問題だったのかまで書けません。
教え方・声かけのコツ
- 史料ごとに「名前・出した人・年・だれに向けたか・ひと言の内容」の5つを1行にした一覧を作ると、整理が進みます。
- ひと言でまとめるときは「だれの、何について決めたものか」の形に当てはめます。御成敗式目なら「武士の」「裁判の」基準です。
- 名前の似た史料は、年の順に並べて、ちがいを一つずつ言えるようにします。ポイントのプリントの年は、並べかえの目じるしにも使えます。
- 理由を書くときは、「そのころ何が問題だったか」を先に考えてから、史料の内容につなげると書きやすくなります。
運営者の見方
史料の単元は、名前の暗記だけでは問題に使えないと考えて組みました。ポイントのプリントは、古代から江戸時代と、明治から現代の2つに分けて、史料名・年・出した人・ひと言の内容を並べています。きほんは、穴うめ・文の○×・分類(内容の説明からどの史料か、史料がどの時代か)の問題です。ふつうは大問を2つに分け、前半はきほんと同じ型、後半は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文さがし、3つの内容の当てはめ、史料をできた順に並べる問題です。はってんは、4つの文の正誤の組み合わせと、御成敗式目・五箇条の御誓文・武家諸法度・十七条の憲法のどれかについて、出された理由を書くか選ぶ問題で、ほかの段より難しめの型です。個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくして穴うめと文の○×だけにしています。小テストは時間を決めた確認用です。一度に全部の史料を覚えるのは負担が大きいので、ポイントで一覧をつかみ、時代ごとに区切って進める使い方を想定しています。
よくある質問
Q. 史料の原文は読めなくてもよいですか。
A. このプリントでは原文は出さず、内容をやさしく言いかえた説明から史料を答える形にしています。まずは史料ごとのひと言のまとめを覚えるところから始めてください。原文を読み取る問題は、別の教材で少しずつ慣れていけば十分です。
Q. 史料はどのくらい覚える必要がありますか。
A. プリントで取り上げているのは、魏志倭人伝から日本国憲法までの十数点です。入試でどこまで問われるかは学校によってちがうので、足りない分はお使いの教材で補ってください。
Q. 理由を書く問題が苦手です。
A. 「そのころ何が問題だったか」をまず一言書いてみると、書きやすくなります。答えの版には満点になる2つの要素が書いてあるので、見比べて直すと身につきやすくなります。


































