小6テーマ史 仏教・文化・文化財のプリント

小6 中学受験 社会 / 10月・11月ごろに習います

学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。

仏教の伝来から明治の文明開化まで、日本の文化と文化財を時代ごとにたどる。基本では人物・作品・場所の正誤、標準では文化の名前への当てはめや年代順、発展では「なぜ広まったか」を説明する。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

まとめテーマ史 仏教・文化・文化財日本の文化と文化財標準

① 文化の名前(飛鳥・天平・国風・鎌倉・室町・桃山・化政) ② 中心になった人 ③ 代表的な作品・建物と場所

例
(1)文化のまとめ飛鳥文化は、聖徳太子と法隆寺。仏教が中心。天平文化は、聖武天皇と東大寺の大仏、正倉院。国風文化は、貴族の文化。平等院鳳凰堂、かな文字、源氏物語。室町文化は、金閣・銀閣、能、水墨画、書院造。化政文化は、江戸の町人の文化。浮世絵、歌舞伎、こっけいな読み物。
時代の順番もあわせて覚えよう。

この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。

先生へのメモ

文化は「時代の名前・中心になった人・代表的な作品や建物」の3点をセットで覚えると整理しやすくなります。たとえば、天平文化なら「聖武天皇・東大寺の大仏・正倉院」のようにまとめます。世界遺産は場所(県)もいっしょに確かめましょう。

プリント一覧

はじめて使うなら テーマ史 仏教・文化・文化財 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。

ポイント (1枚)

きほん (10枚)

ふつう (10枚)

はってん (6枚)

小テスト (4枚)

個別配慮 (4枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

仏教の伝来から明治の文明開化まで、日本の文化と文化財を、時代の名前・中心の人・代表的な作品や建物の3点セットで整理することをねらいます。

学ぶ内容

歴史の学習では、政治の流れとあわせて、時代ごとの文化も学びます。この単元では、仏教の伝来から明治の文明開化まで、日本の文化と、今に残る文化財を時代ごとにたどります。小学校6年の学習指導要領では、大仏の造営、貴族の生活と日本風の文化(紫式部・清少納言のかな文字の文学)、室町文化(金閣・銀閣、書院造、雪舟)、江戸時代の歌舞伎や浮世絵・国学や蘭学、明治の文明開化などが取り上げられています。 プリントでは、これを文化の名前で整理します。ポイントのプリントにある文化は、飛鳥文化(聖徳太子と法隆寺)、天平文化(聖武天皇と東大寺の大仏、正倉院)、国風文化(平等院鳳凰堂、かな文字、源氏物語)、室町文化(金閣・銀閣、能、水墨画、書院造)、化政文化(浮世絵、歌舞伎)で、問題にはこのほか鎌倉文化(運慶・快慶の金剛力士像)と桃山文化(千利休、狩野永徳)も出てきます。仏教では、最澄と空海、法然・親鸞・一遍・日蓮・道元などの鎌倉仏教も扱います。整理の仕方は、「時代の名前・中心になった人・代表的な作品や建物」を1セットにすることで、天平文化なら「聖武天皇・東大寺の大仏・正倉院」のようにまとめます。姫路城(兵庫県)、厳島神社(広島県)、白川郷(岐阜県)などの世界遺産は、場所(県)もいっしょに確かめます。

つまずきやすいところ

  • 文化の名前と、その代表的な作品の組み合わせが混ざります。とくに国風文化・鎌倉文化・室町文化は、どれも京都や奈良の寺が出てくるため、建物だけでは区別しにくい点です。
  • 金閣(足利義満)と銀閣(足利義政)、富嶽三十六景(葛飾北斎)と東海道五十三次(歌川広重)のように、対になる人と作品が入れかわります。
  • 鎌倉仏教の開いた人と宗派(法然=浄土宗、親鸞=浄土真宗、一遍=時宗など)が混ざります。
  • 世界遺産の場所(県)をあいまいなまま覚えていて、地理の問題とつながりません。
  • 「なぜ広まったか」を書く問題で、文化の特徴の説明で終わり、背景(社会の不安、遣唐使の停止など)に触れません。

教え方・声かけのコツ

  • 時代ごとに「文化の名前・人・作品や建物」の3つの欄を作ったカードにして、ばらして並べ直す練習をします。
  • 対になる組(金閣と銀閣、北斎と広重、最澄と空海)は、ちがいを一つだけ決めて言えるようにします。
  • 世界遺産は、地図帳で県の場所に印をつけると、場所とセットで覚えられます。
  • 文化は、その時代の中心になった人々(貴族・武士・町人)とあわせて考えると、特徴の違いがつかみやすくなります。

運営者の見方

文化の単元は、作品名と人名が並ぶだけで、時代の流れとつながりにくいと感じやすい分野です。そこで、この単元では「時代の名前・中心になった人・代表的な作品や建物」を1セットにする考え方を中心にしました。ポイントのプリントは、飛鳥文化から化政文化までの5つの文化を、この3点で1行ずつまとめています。きほんは、穴うめ・文の○×と、作品や人物がどの文化にあてはまるかを分ける問題です。ふつうは大問を2つに分け、前半はきほんと同じ型、後半は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文さがし、文化への当てはめ、文化や人物を古い順に並べる問題です。はってんは、4つの文の正誤の組み合わせと、大仏づくり・鎌倉仏教の広まり・国風文化・浄土信仰のどれかについて理由を書くか選ぶ問題で、ほかの段より難しめの型です。個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくして穴うめと文の○×だけにしました。小テストは時間を決めた確認用です。プリントは文の問題だけなので、教科書や資料集の写真と見比べながら使うと、作品と名前が結びつきやすくなります。

よくある質問

Q. 作品や建物の写真は見られますか。
A. プリントは文の問題だけで、写真は入っていません。教科書や資料集の写真とあわせて使うことをおすすめします。

Q. 「国風文化」や「天平文化」という言葉は、学校でも習いますか。
A. 小学校の学習指導要領では「日本風の文化」のような言い方をしていて、文化の名前をどこまで使うかは教科書によってちがいます。中学受験では文化の名前で問われることが多いので、このプリントでは文化の名前で整理しています。

Q. 文化の名前が多くて覚えられません。
A. 名前から先に覚えるのではなく、人物や作品から思い出して、文化の名前を結びつける方法が取り組みやすいです。