小6テーマ史 女性・家族・教育のプリント
小6 中学受験 社会 / 9月・10月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
卑弥呼から現代まで、女性のやくわり・家族・教育の移りかわりを年表と人物でたどる。基本は人物と時代、標準は法律と年、発展は「なぜそうなったか」まで。
① 古代・中世の女性のやくわり ② 明治〜大正の教育と女性の運動 ③ 戦後の法律と男女平等
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
人物名だけを覚えるのではなく、「どの時代に、何がきっかけで、何が変わったか」を一つの流れにして覚えましょう。特に、明治の学制(1872年)、女性の参政権(1945年に認められ1946年に実施)、日本国憲法の男女平等、男女雇用機会均等法(1985年)、男女共同参画社会基本法(1999年)は年と名前をセットで確認します。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら テーマ史 女性・家族・教育 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
卑弥呼から現代まで、女性のやくわり・家族・教育がどう移りかわってきたかを、時代の流れの中でつかむことをねらいます。
学ぶ内容
歴史の学習は、政治や戦いの流れを中心に進みますが、暮らしや教育、家族のあり方に目を向けると、別の姿が見えてきます。この単元では、卑弥呼の時代から現代までを通して、女性が社会の中でどんな役割を持ち、教育や男女平等のしくみがどう変わったかを、年表と人物でたどります。 出てくる人物は、卑弥呼、推古天皇、紫式部、清少納言、北条政子、日野富子、津田梅子、与謝野晶子、平塚らいてう、市川房枝です。小学校6年の学習指導要領で取り上げる人物の例に入っているのは、このうち卑弥呼・紫式部・清少納言で、ほかの人物は教科書によって扱いがちがいます。教育では、江戸時代の寺子屋と藩校、明治の学制(1872年)、戦後の教育基本法(1947年)を扱います。法律や制度では、女性の参政権(1945年に認められ、1946年の総選挙で初めて投票)、日本国憲法の法の下の平等と結婚についての男女平等、男女雇用機会均等法(1985年)、男女共同参画社会基本法(1999年)を、年と名前をセットで確かめます。学制や男女普通選挙の確立は、中学校の歴史で扱う事項として学習指導要領に挙がっています。
つまずきやすいところ
- 学制、女性の参政権、男女雇用機会均等法のような制度の年を、順番を逆にして覚えてしまいます。いずれも「新しい制度」としての印象が似ていて、前後関係があいまいになるためです。
- 参政権が「認められた年(1945年)」と「初めて投票した年(1946年)」が別であることを見落とします。
- 人物を、時代ではなく名前の印象だけで覚えているため、どの時代の人物か聞かれると迷います。北条政子(鎌倉)と日野富子(室町)のように、武家の時代の女性どうしは特に混ざりやすい点です。
- 「なぜそうなったのか」を書く問題で、制度ができた事実を書いて終わり、そのきっかけ(戦後の民主化など)に触れません。
- 男女雇用機会均等法と男女共同参画社会基本法は、名前が長くて似ているため取り違えます。
教え方・声かけのコツ
- 時代ごとに「女性のやくわり」「教育」「法律や制度」の3つの欄を作った年表を作り、人物や制度を書き入れていくと、全体が見渡せます。
- 近代以降は、「明治(学制)→戦後すぐ(参政権・日本国憲法・教育基本法)→昭和の終わりごろ(均等法)→平成(共同参画社会基本法)」の大まかな順を先に入れ、そのあとで細かい年を足します。
- 参政権のように、「決まった年」と「実際に行われた年」が違う場合は、2つを別に書いて並べておきます。
- 均等法は「働く場の差別をなくす」、共同参画社会基本法は「男女が対等に参画する社会をめざす」と、何のための法律かを一言で言えるようにすると区別しやすくなります。
運営者の見方
政治史の流れで学ぶと、女性や教育の話は断片的になりがちです。そこで、このテーマだけを取り出して一本の流れにしたのが、この単元です。ポイントのプリントは、聖徳太子が推古天皇の摂政になった593年から、女性の参政権が認められた1945年までを年表にして、流れをつかめるようにしています。きほんは、穴うめ・文の○×と、人物やできごとがどの時代か、人物が何をした人か(かな文字で文学作品を書いた、女性の権利を求める運動をした、など)を分ける問題です。ふつうは大問を2つに分け、前半はきほんと同じ型、後半は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文さがし、当てはめ、古い順の並べかえです。はってんは、4つの文の正誤の組み合わせと、学制・女性の参政権・男女雇用機会均等法・男女共同参画社会基本法・寺子屋の広まりのどれかについて理由を書くか選ぶ問題で、ほかの段より難しめの型です。個別配慮のプリントは文字と枠を大きくして、穴うめと文の○×だけにしました。小テストは時間を決めた確認用です。現代まで続く内容なので、近現代の学習が済んでから使うと取り組みやすくなります。
よくある質問
Q. 男女の役割にかかわる内容を、子どもにどう伝えればよいですか。
A. プリントは歴史上のできごとと制度を確かめる作りです。「昔はこうだった、今はこう変わってきた」と事実を事実として伝え、感想は子どもが自分の言葉で言えるようにしておくと自然です。
Q. 年号が多くて覚えきれません。
A. 学制・女性の参政権・男女雇用機会均等法・男女共同参画社会基本法の順番を先に覚え、年はあとから足す方法が取り組みやすいです。
Q. 教科書にない人物も出ますか。
A. 出ます。小学校の学習指導要領の人物の例にあるのは卑弥呼・紫式部・清少納言などで、推古天皇、北条政子、日野富子、津田梅子、与謝野晶子、平塚らいてう、市川房枝は、教科書によって扱いがちがいます。お使いの教科書と照らし、なじみのない人物はポイントのプリントや資料集で確かめてください。


































