小6テーマ史 交通・物流・貿易のプリント
小6 中学受験 社会 / 9月・10月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
遣隋使から新幹線まで、日本の交通・物流・貿易の移りかわりを、時代ごとにたどります。基本では正誤と穴うめ、標準では時代の分類や理由、発展では年表のならべかえに取り組みます。
① どの時代に、どこの国と結んだか ② 何を運び、何を学んだか ③ 窓口になった場所はどこか
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
このテーマは、年号をまる暗記するよりも「だれが・どこと・何のために」を結びつけると覚えやすくなります。たとえば貿易は、相手の国(隋・唐・宋・明・ポルトガル・オランダ)と、運ばれた物(銀・生糸・鉄砲)をセットにします。街道や航路は、起点と終点を地図でなぞりながら覚えましょう。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら テーマ史 交通・物流・貿易 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
日本の交通・物流・貿易が時代とともにどう移りかわったかを、「だれが・どこと・何のために」を結びつけて整理することをねらいます。
学ぶ内容
人やものが移動し、国どうしがつながる仕組みは、日本の歴史と深くかかわっています。この単元では、遣隋使から東海道新幹線まで、交通・物流・貿易の移りかわりを時代ごとにたどります。小学校6年の学習指導要領では、遣隋使(小野妹子)、鉄砲の伝来、鎖国、黒船の来航などが歴史の学習の中で取り上げられ、5年では今の日本の貿易や運輸を学びます。この単元では、それらに中学受験でよく問われる内容を加えて、ひとつの流れとして並べなおします。 貿易の相手は、隋・唐(遣隋使・遣唐使)、宋(平安時代の末に平清盛が進めた日宋貿易)、明(室町時代に足利義満が始めた勘合貿易)、ポルトガル(南蛮貿易、鉄砲の伝来)、オランダ(鎖国中の長崎・出島)です。運ばれた物では、南蛮貿易で日本は主に銀を輸出し、中国の生糸などを輸入しましたが、開国後は生糸が日本からの輸出の中心になりました。同じ生糸でも、時代によって向きが逆になる点に注意が必要です。国内の交通では、江戸の日本橋を起点とする五街道、東海道の53の宿場、関所、西廻り航路・東廻り航路と北前船、1872年の新橋〜横浜の鉄道、1964年の東海道新幹線を扱います。鎖国中の窓口(長崎、対馬藩=朝鮮、薩摩藩=琉球、松前藩=アイヌ)も出てきます。
つまずきやすいところ
- 相手の国と時代の対応が混ざります。隋と唐、宋と明は、どれも中国の王朝名で、順番がつかみにくいためです。
- 銀や生糸が「日本から出たもの」なのか「日本に入ったもの」なのかが逆になります。南蛮貿易と開国後で、生糸の向きが変わることも混乱のもとです。
- 日宋貿易を鎌倉時代、勘合貿易を江戸時代のように、時代を一つずらして覚えてしまいます。
- 西廻り航路と東廻り航路の通り道(日本海から下関・瀬戸内海を回るか、津軽海峡から太平洋側を回るか)が入れかわります。
- 鎖国中の窓口で、対馬藩・薩摩藩・松前藩と相手(朝鮮・琉球・アイヌ)の組み合わせがずれます。
教え方・声かけのコツ
- 国ごとに「いつごろ・だれが・何をやり取りしたか」を一枚に書き、日本から出たものと入ったものに分けて矢印を引きます。
- 王朝名は、日本のどの時代にあたるかを年表の上に書きこんで並べると、順番が見えます。
- 街道や航路は、白地図に自分でなぞり、起点と終点、通る海峡に印をつけます。プリントには地図の問題がないので、地図帳を使って確かめるとよいでしょう。
- 鎖国中の4つの窓口は、地図の上で北(松前)・西(対馬)・南(薩摩)・長崎の位置と相手をセットで確かめます。
運営者の見方
交通・貿易のテーマは、年号を覚えるよりも、人・場所・目的のつながりで覚えるほうが整理しやすいと考えて組みました。ポイントのプリントは、外国との貿易の移りかわり(607年の遣隋使から1641年のオランダ商館の出島移転まで)と、乗り物の移りかわり(江戸時代の五街道・飛脚・西廻り航路から1964年の東海道新幹線まで)の2つの年表です。きほんは、穴うめ・文の○×と、できごとがどの時代か、項目がどの場所・藩に関係するか(日本橋、長崎、対馬藩、松前藩、薩摩藩)を分ける問題です。ふつうは大問を2つに分け、前半はきほんと同じ型、後半は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文さがし、当てはめ、古い順の並べかえです。はってんは、4つの文の正誤の組み合わせと、遣唐使の停止・鎖国・西廻り航路・最初の鉄道・勘合のどれかについて理由を書くか選ぶ問題で、ほかの段より難しめの型です。個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくして穴うめと文の○×だけにしました。小テストは時間を決めた確認用です。プリントは文の問題だけなので、白地図や地図帳を横に置いて場所を確かめながら使うと、理解が深まりやすくなります。
よくある質問
Q. 外国の国名や王朝名が覚えにくいです。
A. 日本から見てどの時代に出てくるか、年表の上に書きこんで並べると、順番が見えてきます。
Q. 地図を使う問題はありますか。
A. このプリントには、地図や図を見て答える問題はありません。文で場所を問う問題(街道の起点、航路の通り道、鎖国中の窓口など)はあるので、地図帳で場所を確かめながら取り組むと覚えやすくなります。
Q. 新幹線のような現代の内容もありますか。
A. あります。1872年の新橋〜横浜の鉄道、八幡製鉄所、1964年の東海道新幹線の開通のほか、加工貿易や原油の輸入など今の日本の貿易についての文も出てきます。


































