小6記述の型のプリント

小6 中学受験 社会 / 9月・10月ごろに習います

学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。

社会の記述問題を「型」で書けるようにする単元。基本では型の名前と文型、標準では問い方と型の組み合わせ、発展では書き方の正誤と、理由を型どおりに書く練習をする。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

まとめ記述の型記述の型標準

① 問い方から型を決める ② 型の文の形に当てはめる ③ 指定語句・字数・文末を見直す

例
(1)7つの型と文末理由・なぜ型 → 問いが求める原因を書き「〜から。」で終える比かく・変化型 → 「AはB、一方CはD」と対比する資料引用型 → 資料の語や数値を引用し「だから〜といえる」とつなぐ
型が決まれば、書き出しと文末も決まる。

この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。

先生へのメモ

記述は、知識があっても書き方が決まっていないと点になりません。まず問い方を見て、7つの型のどれかを決めることから始めましょう。理由なら「〜から。」、比かくなら「AはB、一方CはD」というように、文末と文の形を決めておくと、迷わず書けます。書いたあとは、問いに答えているか、指定の語や字数を守っているかを自分で見直す習慣をつけてください。

プリント一覧

はじめて使うなら 記述の型 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。

ポイント (1枚)

きほん (10枚)

ふつう (10枚)

はってん (6枚)

小テスト (4枚)

個別配慮 (4枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

社会の記述問題を、問われ方に合わせた「型」を使って、決まった文の形で書けるようにします。理由・比較などの型を選び、見直す習慣も身につけます。

学ぶ内容

社会の記述問題は、知識があっても、書き方が決まっていないと点につながりにくい問題です。この単元では、問い方を見て、7つの型のどれにあたるかを決めることから始めます。7つの型は、理由・なぜ型、比かく・変化型、長所・短所型、立場型、意見・考察型、指定語句型、資料引用型です。 型ごとに、文の形が決まっています。理由を問われたら、問いが求める原因を書いて、文末を「〜から。」や「〜ため。」で終えます。比かくなら「AはB、一方CはD」と対比し、変化なら増えたか減ったかの向きをはっきり書きます。長所・短所型は両方を書き、立場型は立場をはっきり書いてから、その立場に合う理由を書きます。意見・考察型は、自分の考えに理由をそえます。指定語句型は、指定された語を言いかえずにすべて使い、資料引用型は資料の語や数値を引用して「だから〜といえる」とつなぎます。 書いたあとは、問いに答えているか、指定の語や字数を守っているか、主語と述語が合っているかを見直します。この単元の中心は書き方の練習ですが、はってんの理由を書く問題では、江戸幕府の大名の配置、日本の食料自給率、都市部の人口など、ほかの単元の知識を使う題材も出ます。

つまずきやすいところ

  • 問われていることと、書いていることがずれます。たとえば「理由」を聞かれているのに、できごとの説明だけを書いてしまいます。
  • 文末が型に合っていません。理由を問われたのに、文末が「〜から。」「〜ため。」になっていないことがよくあります。
  • 指定の語や字数を見落とします。書き終えたあとに、指定の確認をする習慣がないことが原因です。
  • 比かくの型で、片方の説明しか書かず、もう片方を落としてしまいます。また、「Aは人口、Bは面積」のように、別々のことがらを比べてしまうこともあります。
  • 型だけを覚えても、中身の知識が足りないと書けません。型と知識は別の力なので、ほかの単元の復習と組み合わせる必要があります。

教え方・声かけのコツ

  • 問題文を読んだら、まず「これは何の型か」を言ってから書き始める習慣をつけます。
  • 7つの型の名前と文末を紙に書いて、見える所に貼っておきます。
  • 書いたあとは、「問いに答えているか」「指定の語はあるか」「字数は合っているか」の3つを指さし確認します。
  • まちがえた答案は、どこが型からはずれているかに線を引いて、書きなおします。

運営者の見方

記述の単元は、知識を問う他の単元とはちがい、書き方そのものを練習する単元として作りました。ポイントのプリントでは、見るポイント(問い方から型を決める、型の文の形に当てはめる、指定語句・字数・文末を見直す)と、理由・なぜ型、比かく・変化型、資料引用型の3つを例として示しています。 きほん(6問)は、型の名前や文末の穴うめ、書き方の文の○×、設問の問い方がどの型にあたるかを選ぶ問題です。用語や数を答える問題ではなく、型を見分ける問題が中心です。ふつうは基本1問と標準2問で、標準には3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文えらび、3つの設問の型の当てはめ、答えを書く手順(理由の文の組み立て、資料引用型・意見・考察型の書く順)のならべかえがあります。 はってんは、書き方についての4つの文の正誤の組み合わせと、理由を30〜50字で書く(または4つから選ぶ)問題の2問です。理由の題材は、記述の書き方そのもの(なぜ資料を引用するか、なぜ文末をそろえるか など)と、ほかの単元の知識を使うもの(江戸幕府の大名の配置、食料自給率、都市部の人口)があります。 個別配慮の版は、文字と枠を大きくして、穴うめと文の○×だけにしています。自分で文章を書く問題は入っていないので、記述そのものの練習は、ふつうやはってんで行います。

よくある質問

Q. 7つの型は、すべて覚える必要がありますか。
A. 7つの型(理由・なぜ、比かく・変化、長所・短所、立場、意見・考察、指定語句、資料引用)を、問われ方に合わせて選べるようにするのが目標です。紙面のきほん・ふつうで、設問の問い方から型を選ぶ問題をくり返します。

Q. 型どおりに書くと、同じような文ばかりになりませんか。
A. 型は文の骨組みで、中に入る内容は問題ごとにちがいます。骨組みが決まっていると、中身を考えることに集中できます。

Q. 字数の指定がある問題では、どうすればよいですか。
A. 最初に型の骨組みで書き、字数に合わせて語を足したり削ったりします。句読点などの数え方は、問題の指示にしたがいます。指定の語がある場合は、すべて使います。