小6テーマ史 米・土地・税のプリント
小6 中学受験 社会 / 8月・9月ごろに習います
学年と「〜月ごろ」は、中学受験の塾で習う一般的な時期です(学校の授業とはちがいます)。統計の数は、出典と年を図の下に書いています。塾によって順番がちがうので、目安としてお使いください。
日本の土地と税のしくみが、時代とともにどうかわったかをたどる。基本では制度の名前と内容、標準では時代とのむすびつき、発展では「なぜかわったか」を整理する。
① だれの土地か ② 税は何で、だれが納めたか ③ なぜ制度がかわったか
この内容は「ポイント」のプリント(下の一覧)としても印刷できます。
先生へのメモ
「土地はだれのものか」「税はだれが、何で納めるか」の2つを、時代ごとに見ると整理しやすくなります。制度の名前だけをおぼえず、目的(国の収入をふやす、一揆をふせぐ、など)と合わせて言えるようにしましょう。
1枚だけでなく、忘れる前にくり返して定着させたいときは、コースが便利です。次はいつ・どのプリントを使うか、日程を自動で決めます(通常/配慮、先生用/家庭用)。
コースで使うプリント一覧
はじめて使うなら テーマ史 米・土地・税 きほん その1 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
きほん (10枚)
ふつう (10枚)
はってん (6枚)
小テスト (4枚)
個別配慮 (4枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
土地と税のしくみが時代とともにどう変わったかを、「土地はだれのものか」「税はだれが、何で納めるか」の2つの視点で整理することをねらいます。
学ぶ内容
歴史を学ぶときに、時代ごとのしくみの違いをつかむ切り口の一つが、土地と税です。国のしくみが変わると、土地を持つ人や、税を納める方法も変わります。この単元の2つの問いは「土地はだれのものか」と「税はだれが、何で納めるか」です。 プリントでたどる流れは次のとおりです。飛鳥・奈良時代には、班田収授法で6歳以上の人に口分田があたえられ、租(いね)・調(特産物)・庸(布)を納めました。743年の墾田永年私財法で開墾した土地の私有が認められ、貴族や寺社の荘園が広がります。鎌倉時代には、幕府が荘園や公領に地頭を置き、御家人は御恩と奉公の関係で土地を保障されました。安土桃山時代には、豊臣秀吉の太閤検地で田畑の収穫量を石高で表し、実際に耕す農民が年貢を納める者とされ、刀狩とあわせて武士と農民の身分が分かれました。江戸時代は年貢をおもに米で納め、新田開発や備中ぐわ・千歯こきなどの農具で収穫がふえました。明治時代の地租改正(1873年)では、土地の持ち主が地価をもとに現金で税を納めるようになり、戦後の農地改革で自作農がふえ、のちに米があまって減反が進められます。小学校の学習指導要領で名前が挙がるのは秀吉の検地や刀狩で、ほかの制度は中学校の歴史でくわしく学ぶことが多い内容です。
つまずきやすいところ
- 租・調・庸のどれが、いね・特産物・布のどれにあたるかが入れかわります。
- 「土地の持ち主」と「税の納め方」を同時に考えようとして、どちらの話か分からなくなります。
- 税が「米」で納められた時代と「お金」で納められた時代が混ざります。地租改正で現金になった、という一点が結びついていないためです。
- 御恩と奉公のように、2つで1組の言葉の向き(将軍が土地を保障するのが御恩、御家人が戦うのが奉公)を逆にしてしまいます。
- 制度が変わった理由を聞かれると、制度の内容を説明してしまい、「なぜ変えたのか」にたどりつけません。
教え方・声かけのコツ
- 時代を縦に、「土地の持ち主」「だれが納めるか」「何で納めるか」を横にした表を作ると、視点を分けて整理できます。ポイントのプリントの4つの時代(飛鳥・奈良、安土桃山、明治、昭和)が表の骨組みになります。
- 納め方は「いね・特産物・布・米・現金」と、何で納めるかを一つずつ時代と結びつけます。
- 制度を覚えるたびに、「何のために作られたか」を一言添えます。太閤検地なら「年貢を確実に取りたてるため」、地租改正なら「国の収入を安定させるため」です。
- 前後関係は、制度の名前をカードに書いて並べかえると、手を動かしながら確かめられます。
運営者の見方
土地と税は、日本の歴史を通して大きく姿を変えてきたしくみで、制度の名前を並べるだけでは理解が進みにくい単元です。ポイントのプリントでは、2つの問いに沿って、班田収授法・太閤検地・地租改正・農地改革の4つを「だれが・何で・どれだけ納めたか」で比べられるようにしました。きほんは、穴うめ・文の○×と、制度やできごとがどの時代のものかを分ける問題です。ふつうは大問を2つに分け、前半はきほんと同じ型、後半は3つの文の正誤の組み合わせ、まちがっている文さがし、当てはめ、制度や農業のできごとの並べかえです。はってんは、4つの文の正誤の組み合わせと、荘園の広がり・太閤検地・地租改正・農地改革・減反・新田開発のどれかについて理由を書くか選ぶ問題で、ほかの段より難しめの型です。個別配慮のプリントは、文字と枠を大きくして穴うめと文の○×だけにしました。小テストは時間を決めた確認用です。時代をまたぐ内容なので、ひととおり歴史を学んだあとの復習として使うと、流れがつかみやすくなります。
よくある質問
Q. 制度の名前が覚えられません。
A. 名前を何度もくり返すより、まず「何のための制度か」を覚えるとつながりやすくなります。名前はあとから足していけば十分です。
Q. 歴史の流れを一通り習う前でも使えますか。
A. 使えますが、時代の順番があいまいだと、並べかえや理由の問題が難しくなります。ひととおり学んだあとの復習としてのほうが取り組みやすいです。
Q. 教科書にない制度が出ることはありますか。
A. 出ます。小学校の学習指導要領で名前が挙がるのは豊臣秀吉の検地や刀狩で、班田収授法、墾田永年私財法、地頭、地租改正、農地改革、減反などは、小学校の教科書では扱いに差があり、中学校の歴史でくわしく学ぶことが多い内容です。


































