中1物体と物質・金属と非金属のプリント

中1 理科 / 6月ごろに習います

金属の性質、有機物と無機物。「ノート」と「一問一答」で1単元です。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

ノートは「今日の問い」を読んでから下線と図の□をうめさせ、最後の一問一答は赤シートで3回くり返させます。

プリント一覧

はじめて使うなら 物体と物質・金属と非金属 ノート から。型ごとの違いは下のとおりです。

ノート (1枚)

一問一答 (1枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

「物体」と「物質」のちがいを区別し、金属に共通する性質や、有機物と無機物のちがいを整理します。

学ぶ内容

中学1年の理科(第1分野「身の回りの物質」)の最初に学ぶ内容です。まず、ことばの使い分けを学びます。「コップ」や「空きかん」のように、形や大きさ、使い方に注目したよび方を「物体」といい、「ガラス」や「アルミニウム」のように、物体をつくっている材料に注目したよび方を「物質」といいます。 次に、物質を金属と非金属に分けます。金属には、みがくと特有の光沢(金属光沢)が出る、電気をよく通す、熱をよく伝える、たたくとうすく広がる(展性)、引っぱると細くのびる(延性)、という共通の性質があります。金属以外の物質は非金属で、ガラスやプラスチック、ゴム、木などがあります。磁石につくのは鉄などの一部の金属だけで、アルミニウムや銅は磁石につきません。 さらに、物質を有機物と無機物に分けます。砂糖やデンプン、ろう、プラスチックのように、炭素をふくみ、加熱すると焦げて黒くなったり、燃えて二酸化炭素を出したりする物質を有機物といいます。多くの有機物は水素もふくむため、燃えると水もできます。有機物以外の物質を無機物といい、食塩やガラス、金属などがあります。なお、炭素そのものや二酸化炭素は、炭素をふくんでいても無機物としてあつかいます。教科書では、食塩や砂糖のような見分けにくい白い粉末を、加熱したときのようすなどから区別する実験を通して学びます。

つまずきやすいところ

  • 「物体」と「物質」を同じ意味で使ってしまいます。「アルミニウムでできた空きかん」では、空きかんが物体、アルミニウムが物質、というように文ごとに当てはめて確かめます。
  • 金属の性質を「磁石につく」と思いこむことが多いです。磁石につくのは鉄などの一部の金属で、金属すべてに共通の性質ではありません。
  • 有機物を「生物からできたもの」と思いがちです。プラスチックのように人がつくった物質でも、炭素をふくみ燃えて二酸化炭素を出すものは有機物です。反対に、炭素や二酸化炭素は炭素をふくんでいても無機物です。
  • 「展性」と「延性」は字が似ていて入れ替わりやすいです。展性は「たたいて広がる」、延性は「引っぱってのびる」です。

教え方・声かけのコツ

  • 身のまわりの物を見て、「これは物体、材料は物質」と言い分ける遊びをすると、ことばの区別が身につきます。
  • 金属の性質は、「光る・電気を通す・熱を伝える・広がる・のびる」というように、まとまりで声に出して覚えると思い出しやすいです。
  • 展性は「展開図」の展(広げる)、延性は「延長」の延(のばす)と、知っていることばに結びつけると区別しやすくなります。
  • 有機物を加熱・燃焼させる実験は火を使い、やけどの危険があります。家庭では行わず、学校で先生の指示に従って行います。

運営者の見方

この単元は「ノート」と「一問一答」の2枚です。ノートの今日の問いは「物質は、どのような仲間に分けられるのだろう」で、物体と物質、金属に共通の性質、非金属、有機物と無機物の4段に分かれています。空欄は10か所で、まとめでは「金属」「有機物」の2語を使って2文で答えます。この単元は、分け方の基準を理解したうえで用語を覚える二段構えなので、ノートでは「材料に注目すると物質」「炭素をふくむかどうか」のように、分ける理由とセットで語句を書きこむ形にしました。 一問一答は4つの見出しに16問あり、「磁石につかない金属の例」「無機物の例」のように、例を1つ答える問いもふくみます。答えには「アルミニウム(銅など)」のように別の答え方も示しています。物体と物質、展性と延性のように似たことばを区別する単元なので、答えを隠して自分で言ってみる練習が向いていると考えました。

よくある質問

Q. 金属は、全部磁石につきますか。
A. つきません。磁石につくのは鉄などの一部で、アルミニウムや銅はつきません。金属に共通する性質は、金属光沢、電気や熱をよく通すこと、展性や延性があることです。

Q. 有機物は、生き物からできたものだけですか。
A. ちがいます。炭素をふくみ、燃えると二酸化炭素を出す物質が有機物で、プラスチックのように人がつくった物質もふくまれます。ただし、炭素そのものや二酸化炭素は、炭素をふくんでいても無機物としてあつかいます。

Q. 小学校の理科とのつながりはありますか。
A. 小学校3年で、電気を通す物と通さない物、磁石につく物とつかない物を調べました。4年では、金属・水・空気の温まり方(熱の伝わり方)を学びました。中学校では、これらを金属に共通する性質として整理します。