中1白い粉末の見分け方のプリント
中1 理科 / 7月ごろに習います
加熱・ガスバーナーの使い方。「ポイント」と「問題」で1単元です。
先生へのメモ
「ポイント」で公式・器具・例題を確かめてから「問題」に取り組ませ、答えの版で丸つけします。
プリント一覧
はじめて使うなら 白い粉末の見分け方 問題 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
問題 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
見た目が似た白い粉末を、加熱したときの変化などの性質のちがいで区別する方法と、ガスバーナーの使い方を学ぶ単元です。
学ぶ内容
中学1年の第1分野「身の回りの物質」のうち、物質の性質を調べて区別する学習です。学習指導要領の解説では、食塩や砂糖など、見た目では区別しにくい身近な白い粉末をどのようにしたら区別できるか、という問題を見いだし、調べた性質を表に整理して、根拠を示して区別する活動が例に挙げられています。その際、砂糖などの有機物は、食塩などの無機物とちがって、焦げて黒くなったり、燃えると二酸化炭素が発生したりすることに気づかせる、とされています。 プリントでは、砂糖・デンプン・食塩の3つを取り上げています。砂糖とデンプンは加熱すると黒くこげて燃え、出てきた気体を集めた集気びんに石灰水を入れてふると白くにごります。これは二酸化炭素が発生したしるしです。食塩はこげず燃えず、パチパチとはねます。有機物は炭素をふくむ物質で、燃えると二酸化炭素ができます。ただし、炭酸水素ナトリウムのように、無機物でも加熱すると二酸化炭素を出すものがあるので、こげるかどうかもあわせて確かめます。 加熱にはガスバーナーを使います。プリントでは、ガス調節ねじ・空気調節ねじが閉まっているのを確かめてから元栓とコックを開け、マッチの火を近づけてガス調節ねじを開いて点火し、そのあと空気調節ねじを開いて青い炎にする、という順と、消すときは逆の順で閉めることをまとめています。実験は必ず学校の授業で、教科書の手順と先生の指示にしたがって行うものです。
つまずきやすいところ
- 「燃える=有機物」「燃えない=無機物」と覚えるだけで、黒くこげるのは炭ができたため、石灰水が白くにごるのは二酸化炭素が出たため、といった理由が結びつかないことがあります。
- 実験結果の表で、1つの方法だけで物質を決めつけてしまうことがあります。加熱したときのようす、石灰水の変化、水へのとけ方など、複数の結果をあわせて判断します。
- 砂糖とデンプンはどちらも有機物で、加熱するとどちらも黒くこげます。この2つを区別するには、水へのとけ方(砂糖はよくとけ、デンプンはとけにくい)など別の性質が必要です。
- ガスバーナーの手順では、ガス調節ねじと空気調節ねじのどちらを先に開けるか、上下のどちらがどのねじか、が入れかわりやすいところです。
教え方・声かけのコツ
- 実験は、「何を調べるために、どの方法を使うか」を先に書いてから結果を表にまとめると、結論の根拠が見えます。
- 加熱の結果は、「こげた・燃えた・変化なし」「石灰水がにごった・にごらない」のように言葉で記録させてください。
- ガスバーナーなどを使う加熱の実験は、必ず学校の授業で、先生の指示と教科書の手順にしたがって行い、保護眼鏡の着用など安全面に注意します。燃焼さじは加熱中・加熱直後は熱いのでさわりません。家庭では行わないでください。
- 結論を書くときは「〜という結果から、この粉末は〜だと考えられる」という形にすると、根拠を示す書き方が身につきます。
運営者の見方
この単元は、実験の技能と、結果から物質を判断する考え方の両方をふくむため、ポイントを「白い粉末を見分ける」「ガスバーナーの使い方」「加熱の実験の進め方」「例題」の4つに分けました。砂糖・デンプン・食塩を加熱したときのようすは表にまとめ、ガスバーナーは図に各部の名前を入れて、火のつけ方を①②③の順に書いています。この単元に公式や計算の例題はありません。 問題は、ガスバーナーの使い方(4問)・粉末を見分ける(4問)・粉末Xを調べる実験・考察(3問)の11問で、計算の大問はありません。実験・考察では、砂糖か食塩のどちらかの粉末Xについて、加熱のようすと石灰水の結果から判断し、その理由を「石灰水」「二酸化炭素」の2語で書きます。結果から結論までの筋道を、自分の言葉でたどる練習です。
よくある質問
Q. 白い粉末は、何を区別するのですか。
A. 学習指導要領の解説では、食塩と砂糖のような身近な白い粉末が例に挙げられています。このプリントでは、砂糖・デンプン・食塩の3つを扱っています。授業で使う粉末は教科書や学校によって異なります。
Q. 家でもできる実験ですか。
A. 加熱や火を使う実験は、学校の授業で先生の指示にしたがって行うものです。家庭では行わないでください。
Q. 有機物と無機物の違いは、どう覚えますか。
A. 有機物は炭素をふくむ物質で、加熱すると黒くこげたり、燃えて二酸化炭素を出したりします。砂糖・デンプン・ろうなどが例です。食塩や金属のように、そうならない物質が無機物です(二酸化炭素そのものなど、炭素をふくんでも無機物とする物質もあります)。

