中1音の大きさと高さのプリント
中1 理科 / 11月ごろに習います
振幅・振動数、オシロスコープの波形。「ポイント」と「問題」で1単元です。
先生へのメモ
「ポイント」で公式・器具・例題を確かめてから「問題」に取り組ませ、答えの版で丸つけします。
プリント一覧
はじめて使うなら 音の大きさと高さ 問題 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
問題 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
音の大きさは振幅に、音の高さは振動数に関係することを、オシロスコープの波形やモノコードの実験から確かめる単元です。
学ぶ内容
中学1年の第1分野「身近な物理現象」のうち、音の性質を学ぶ内容です。小学校3年生では、物から音が出たり伝わったりするとき物はふるえていること、音の大きさが変わるとふるえ方が変わることを学んでいます。中学校ではそれを、振幅と振動数という言葉で整理します。 振幅は、振動の中心から振れ幅の最大までのきょりで、振幅が大きいほど大きい音になります。振動数は、音源が1秒間に振動する回数で、単位はHz(ヘルツ)です。振動数が多いほど高い音になります。モノコードでは、弦を短く・細く・強く張るほど振動数が多くなり、高い音が出ます。はじく強さを変えると、変わるのは音の大きさ(振幅)です。 学習指導要領の解説では、弦をはじく強さや弦の長さ・太さを変える実験と、オシロスコープやコンピュータで音を波形に表示する活動が例に挙げられています。プリントでもこの2つが中心で、波形の縦のはば(振幅)と横の間かく(振動数)を読み分ける問題が多くなります。計算は、「2秒間に880回振動したら何Hzか(880÷2=440Hz)」のように、振動数を求める簡単なものをポイントの例題で扱います。
つまずきやすいところ
- 「大きさ」と「高さ」を同じものと考えがちです。大きさは振幅、高さは振動数、と別の量に対応しています。
- 波形のグラフで、縦と横がそれぞれ何を表すかが読めないことがあります。縦のはばが振幅(山の高さ)、横は時間の進み方で、同じはばの中に山がいくつあるかが振動数の目安です。
- 「波が細かく詰まっている=振動数が多い=高い音」という流れが、ひとつながりにならないことがあります。
- モノコードの実験では、はじく強さを変えたときと、弦の長さ・太さ・張りの強さを変えたときで、変わるものが違います。条件を1つずつ変えて調べる考え方をふまえないと混乱します。
教え方・声かけのコツ
- 「大きさは山の高さ、高さは同じ時間の中の山の数」と短く言いかえて、波形を指で追わせると読みやすくなります。
- 家にある楽器や輪ゴムで、強くはじくと音が大きくなること、短く・強く張ると高くなることを確かめると、意味が実感できます。ギターで弦を指でおさえる理由(振動する部分を短くする)も、ポイントで紹介しています。
- 2つの波形を並べて「どちらが大きい音か」「どちらが高い音か」を別々に答えさせると、2つの量の区別がつきます。
- 振動数の計算は「回数÷秒」です。0.1秒や2秒など、1秒でない時間で出題されたときに、かけ算かわり算かを言葉で確かめさせてください。
運営者の見方
音の単元は、言葉の暗記だけでなく、グラフから読み取る力が問われるので、ポイントに波形の図を大きくのせ、「①大きい音・②小さい音・③高い音・④低い音」を並べて比べられるようにしました。例題は、波形の読み取り2問と、振動数を求める計算2問です。 問題は、知識(6問)・波形の読み取り(4問)・モノコードの実験・考察(3問)の13問です。この単元の問題には計算の大問はなく、2つ目の大問はグラフ(波形)の読み取りになっています。振幅と振動数は字面が似ていて入れかわりやすい語なので、波形の問いでは「振幅が大きいのはどちらか」「振動数が多いのはどちらか」を分けてたずねています。 実際の弦やおんさの実験は、学校の授業で教科書にそって行われます。プリントは、その結果を言葉と図で整理しなおす道具として使ってください。
よくある質問
Q. 振動数の単位のHzは、中学1年で習いますか。
A. このプリントでは、振動数の単位としてHz(ヘルツ)を扱っています。学習指導要領の解説には単位名の記述はありませんが、振動数そのものは第1学年の内容で、中学1年の教科書で単位とあわせて学ぶのが一般的です。
Q. オシロスコープを使ったことがありません。
A. 実際の機器は学校の授業で扱うことが多いです。プリントでは、波形の縦と横が何を表すかを読む練習のつもりで進めてください。
Q. 音の大きさと高さを、うまく区別するコツはありますか。
A. 大きさは振幅(山の高さ)、高さは振動数(同じ時間の中の山の数)と、波形の見た目に結びつけると区別しやすくなります。

