中1物質が水にとけるようすのプリント
中1 理科 / 9月ごろに習います
溶質・溶媒・溶液、粒子のモデル。「ノート」と「一問一答」で1単元です。
先生へのメモ
ノートは「今日の問い」を読んでから下線と図の□をうめさせ、最後の一問一答は赤シートで3回くり返させます。
プリント一覧
はじめて使うなら 物質が水にとけるようす ノート から。型ごとの違いは下のとおりです。
ノート (1枚)
一問一答 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
物質が水にとけるとはどういうことかを、溶質・溶媒・溶液の用語と粒子のモデルで説明できるようにする単元です。
学ぶ内容
中学1年の理科(第1分野「身の回りの物質」の水溶液)の最初に学ぶ内容です。小学5年では、物が水にとけても全体の重さは変わらないこと、とけた物が水の中に均一に広がることを学んでいます。中学ではこれを、目に見えないほど小さい粒子のモデルで説明します。 とけている物質を溶質、溶質をとかしている液体を溶媒、溶質が溶媒にとけた液全体を溶液といい、溶媒が水の溶液を水溶液といいます。食塩水なら、食塩が溶質、水が溶媒です。 物質が水にとけると、粒子がばらばらに分かれて水の中に一様に広がります。そのため、水溶液は色がついていても透明で(にごっていない)、液のどの部分も濃さが均一になり、時間がたっても溶質が下に沈むことはありません。 とけて見えなくなっても粒子がなくなったわけではないので、とかす前の溶質と溶媒の質量の和は、とかした後の水溶液の質量と等しくなります。一問一答では、「水100gに砂糖10gをとかすと110g」のような簡単な足し算で確かめます。水溶液の濃さを表す質量パーセント濃度は、このサイトでは別の単元「水溶液の濃さ」で練習します。
つまずきやすいところ
- 「溶質」「溶媒」「溶液」は漢字も意味も近く、入れかわりやすいです。食塩水なら食塩が溶質、水が溶媒、というように具体例で何度か言い換える練習が必要です。
- 「とけて消えた」という日常の言い方から、溶質がなくなったと考えることがあります。実際は粒子に分かれて水の中に散らばっていて、質量は変わりません。
- 色のついた液(たとえば青い硫酸銅水溶液)を見て、透明ではないと考えることがあります。透明は色がないことではなく、にごりがなく向こうがすけて見えることです。
- 粒子のモデル図で、溶質の粒子を液の下のほうにかためてかいてしまい、液全体に一様に広がる様子がかけないことがあります。
教え方・声かけのコツ
- 用語を聞くときは、「砂糖水の溶質は?」のように具体例とセットで聞くと、用語だけの暗記になりにくいです。
- 粒子のモデルは、教科書の図を写す前に一度自分でかかせてから見比べると、一様に散らばる意味が見えやすくなります。
- 「消えたのではなく、見えなくなった」という言い方を使うと、質量が変わらない考え方につなげやすいです。
- 質量の問題は「溶質+溶媒=溶液」の式を先に書かせると、溶液と溶媒を取りちがえにくくなります。
運営者の見方
この単元は、見えない粒子をモデルで考える最初の入口です。ノートは「物質が水にとけるとは、どのようなことだろう」という今日の問いから始まり、用語、粒子の広がり方、透明であること、質量の保存の4つの節を順にうめていく流れにしました。粒子の図に書きこむ欄があるのは、言葉だけでなく、粒が液全体に散らばる様子を絵で持ってほしいからです。 最後の「まとめ」は「粒子」「均一」の2語を使って2文で書く欄で、とけるとはどういうことかを自分の言葉で説明する練習になります。一問一答は14問あり、用語だけでなく、水溶液の質量を足し算で求める問いも入れています。日をあけて3回くり返し、思い出せなかった問いを中心に見直す使い方を想定しています。
よくある質問
Q. 砂糖水のように、とけたものは見えなくなりますが、なくなったのですか。
A. なくなってはいません。粒子が非常に小さく分かれて水の中に広がっているため、見えなくなります。とかす前と後で、全体の質量は変わりません。
Q. 溶液と水溶液はちがうのですか。
A. 溶媒が水の溶液を水溶液といいます。溶媒がエタノールなど水以外の溶液もあります。
Q. 質量パーセント濃度の計算はこのプリントで練習できますか。
A. このプリントには入っていません。このサイトでは、別の単元「水溶液の濃さ」で練習できます。

