中1花のつくりのプリント
中1 理科 / 5月ごろに習います
被子植物、めしべ・おしべ・子房・胚珠、果実と種子。「ノート」と「一問一答」で1単元です。
先生へのメモ
ノートは「今日の問い」を読んでから下線と図の□をうめさせ、最後の一問一答は赤シートで3回くり返させます。
プリント一覧
はじめて使うなら 花のつくり ノート から。型ごとの違いは下のとおりです。
ノート (1枚)
一問一答 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
被子植物の花のつくりと、めしべ・おしべ・子房・胚珠のはたらき、果実や種子ができるしくみを学びます。
学ぶ内容
中学1年の理科(第2分野「いろいろな生物とその共通点」)で、植物の体のつくりを学ぶ最初のほうの内容です。花は、中心から外側に向かって、めしべ、おしべ、花弁(花びら)、がくの順に並んでいます。花の形や大きさは植物によってちがっても、この並び方は共通しています。 めしべの先の部分を柱頭、根もとのふくらんだ部分を子房といい、子房の中には胚珠という小さな粒があります。おしべの先にはやくがあり、中に花粉が入っています。花粉がめしべの柱頭につくことを受粉といいます。受粉すると、子房は成長して果実になり、子房の中の胚珠は種子になります。花は、種子をつくるためのつくりです。胚珠が子房の中にある植物を、被子植物といいます。 さらに、アブラナやサクラのように花弁が1枚1枚はなれている花を離弁花、ツツジやアサガオのように花弁がくっついている花を合弁花といいます。小学校5年でも、花にはおしべやめしべがあり、花粉がめしべの先につくとめしべのもとが実になって中に種子ができることを学びます。中学校では、柱頭・子房・胚珠・やくといった用語を使って、花のつくりと種子ができるしくみを説明します。
つまずきやすいところ
- 「子房」と「胚珠」の位置関係と、それぞれが何になるかを取りちがえます。子房は果実に、胚珠は種子になります。
- 花粉が入っているのはおしべのやくで、花粉がつくのはめしべの柱頭です。この2つの場所を逆に覚えてしまうことがあります。
- 花の部分の並び順(めしべ・おしべ・花弁・がく)を、中心から言うのか、外側から言うのかで混乱します。
- 「離弁花」と「合弁花」を、花弁の枚数のちがいだと思ってしまいます。枚数ではなく、花弁がはなれているか、くっついているかのちがいです。
教え方・声かけのコツ
- 花の断面の図を、自分でかいてみると、各部分の位置関係がつかめます。
- 「子房→果実」「胚珠→種子」を、矢印つきで1セットにして覚えます。
- 「被」は「おおう」の意味だと伝えると、胚珠が子房におおわれている被子植物の名前が理解しやすくなります。
- 実際の花を分解して観察するときは、ピンセットや柄つき針、カッターなどの刃物の扱いに気をつけ、花粉で手や目がかゆくなる人は無理をしないようにします。
運営者の見方
この単元は「ノート」と「一問一答」の2枚です。ノートの今日の問いは「花は、どのようなつくりで、何のためにあるのだろう」で、花の並び方、めしべとおしべのつくり、花は何のためにあるか、離弁花と合弁花の4段で進みます。花の断面図に、やく・花弁・がく・柱頭・花柱・子房・胚珠の名前を書きこむ形で、空欄は15か所です。まとめでは「受粉」「種子」の2語を使って2文で答えるので、「花は種子をつくるためのつくり」という結論まで自分のことばで書くことになります。 一問一答は4つの見出しに13問あり、つくりの名前、受粉後に何ができるか、離弁花と合弁花の区別(アサガオはどちらか)を確かめます。子房と胚珠、柱頭とやくのように、位置が近くて取りちがえやすい語が多い単元なので、図で位置をつかんでから一問一答で名前を言う、という順にしています。
よくある質問
Q. 子房と胚珠は、どうちがいますか。
A. 子房は、めしべのもとのふくらんだ部分で、中に胚珠が入っています。受粉後、子房は果実に、胚珠は種子になります。
Q. 被子植物でない植物はありますか。
A. 種子をつくる植物のうち、マツのように胚珠がむき出しになっている裸子植物があります。中学1年で被子植物と比べて学び、このサイトでは別の単元「裸子植物」で扱っています。
Q. 小学校の花の学習と何がちがいますか。
A. 小学校5年では、おしべ・めしべ・受粉と、めしべのもとが実になることを学びます。中学校では、柱頭・子房・胚珠・やくといったより詳しい用語を使って、種子と果実のできるしくみを説明します。

