中1火山とマグマのプリント

中1 理科 / 1月ごろに習います

噴火、ねばりけと火山の形、火山噴出物。「ノート」と「一問一答」で1単元です。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

ノートは「今日の問い」を読んでから下線と図の□をうめさせ、最後の一問一答は赤シートで3回くり返させます。

プリント一覧

はじめて使うなら 火山とマグマ ノート から。型ごとの違いは下のとおりです。

ノート (1枚)

一問一答 (1枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

マグマのねばりけ(粘性)によって、噴火の様子・火山の形・岩石や火山灰の色がどう変わるかを整理し、火山噴出物と火山の恵み・災害をつかみます。

学ぶ内容

中学校理科の第1学年、第2分野「大地の成り立ちと変化」の火山の学習です。小学校6年では、土地が火山の噴火によって変化することを学びました。中学校では、火山の形、活動の様子、噴出物を、地下のマグマの性質と関連づけて理解します。 マグマの性質として扱うのは粘性(ねばりけ)です。ねばりけが強いマグマはガスがぬけにくく、爆発的な噴火になり、溶岩が盛り上がった溶岩ドームをつくります。ねばりけが中くらいだと、富士山のような円すい形の成層火山になります。ねばりけが弱いマグマはおだやかに溶岩が流れ出る噴火になり、マウナロアのような傾斜のゆるい盾状火山をつくります。ねばりけが強いマグマからできた岩石や火山灰は白っぽく、弱いマグマからできたものは黒っぽくなります。 火山噴出物には、気体の火山ガス(主な成分は水蒸気)、固体の火山岩塊(64 mm 以上)・火山れき(2〜64 mm)・火山灰(2 mm 以下)、液体のマグマが地表に流れ出た溶岩などがあります。火山は温泉や地熱発電、景色などの恵みをもたらす一方、噴石や火山灰、火砕流などの災害をもたらすこともあります。

つまずきやすいところ

  • ねばりけが強いと盛り上がり、弱いと平らに広がる向きを、逆に覚えてしまうことがあります。水あめのように流れにくいものは積み重なって盛り上がる、と身近なものに置きかえると覚えやすいです。
  • マグマと溶岩の区別があいまいになりやすいです。地下にあるものがマグマ、地表に流れ出たものが溶岩です。
  • 噴火の激しさ・火山の形・岩石の色を別々に覚えてしまい、3つが「ねばりけ」という1つの原因でつながっていることに気づきにくいです。
  • 固体の噴出物の名前を大きさの順に並べるときに、火山れきと火山灰の境(2 mm)や、火山岩塊との境(64 mm)が混ざりやすいです。
  • 3つの火山の形のうち、成層火山を「ねばりけが強い」と答えてしまう間違いが見られます。成層火山は中くらいです。

教え方・声かけのコツ

  • ねばりけが強い・中くらい・弱いの3列の表に、形・噴火の様子・色を並べて書かせると、対応が一度に見えます。
  • 教科書の写真で火山の形を見て「どのねばりけか」を当てさせる活動は、図と言葉を結びつけるのに向いています。
  • 火山灰を観察する場合(教科書や先生の指示に従う)は、ルーペや双眼実体顕微鏡で見えた粒の色や形を言葉にさせると、マグマの性質と結びつけやすくなります。
  • 近くの火山や、ニュースで知っている火山を例に出して、「その火山はどの形か」を考えると興味が続きます。

運営者の見方

火山の単元は、「ねばりけ」という1つの原因から、噴火の様子・形・色の3つの結果がつながる構成です。そこでノートは、左に4つの問い(ねばりけと噴火、ねばりけと形、噴火で出てくるもの、恵みと災害)を置き、右の文章の下線と、3つの火山の形の図の □ に語句を書きこむ形にしました。答えは14か所です。最後の「まとめ」では、今日の問い「火山の形や噴火のようすは、マグマの性質によってどのようにちがうのだろう」に、「ねばりけ」「形」の2語を使って2文で答えます。 一問一答は、ねばりけと噴火・火山の形・火山噴出物・恵みと災害の4つのまとまりで15問です。成層火山の例(富士山)や盾状火山の例(マウナロア)もここで確かめます。答えを手や下じき、赤シートでかくして答え、言えたら □ に ✓ をつけ、日をあけて3回くり返します。 このシリーズでは「地球1」がこの単元で、次の「地球2 火成岩と鉱物」も同じノートと一問一答の形です。

よくある質問

Q. ねばりけが強いマグマの火山は、どんな形になりますか。
A. 溶岩が盛り上がった溶岩ドームになります。中くらいだと円すい形の成層火山、弱いと傾斜のゆるい盾状火山になります。

Q. マグマと溶岩は同じものですか。
A. 地下にあるときをマグマ、地表に流れ出たものを溶岩と区別して使います。

Q. 代表的な火山の名前も覚える必要がありますか。
A. 学習指導要領では、粘性と関係づけながら代表的な火山を扱うとしています。このプリントでは、成層火山の例として富士山、盾状火山の例としてマウナロアを取り上げています。どの火山を例にするかは教科書によって異なります。