中1生物の観察のプリント
中1 理科 / 4月ごろに習います
ルーペ・双眼実体顕微鏡の使い方、スケッチ。「ポイント」と「問題」で1単元です。
先生へのメモ
「ポイント」で公式・器具・例題を確かめてから「問題」に取り組ませ、答えの版で丸つけします。
プリント一覧
はじめて使うなら 生物の観察 問題 から。型ごとの違いは下のとおりです。
ポイント (1枚)
問題 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
ルーペや双眼実体顕微鏡の使い方、スケッチのしかたなど、生物を観察して記録する基本の技能を身につける単元です。
学ぶ内容
中学1年の第2分野「いろいろな生物とその共通点」のうち、「生物の観察」にあたる内容で、中学校の生物の学習の入り口です。学習指導要領の解説では、身近な生物を観察して、さまざまな環境の中にそれぞれ特徴のある生物が生活していることを見いださせるとともに、観察器具の扱い方や観察記録の取り方を身につけさせる、とされています。大きさ、色、形、生活場所の環境などに注目させることも例に挙げられています。 ルーペは目に近づけたまま使います。花や葉のように動かせるものは観察するものを前後に動かし、木の枝のように動かせないものは自分の顔を前後に動かしてピントを合わせます。ルーペで太陽を見てはいけません。双眼実体顕微鏡は、プレパラートをつくらずに、観察物を立体のまま見られる器具です。両目の幅に鏡筒を合わせ、右目で見ながら調節ねじでピントを合わせ、次に左目で見ながら左の接眼レンズを回して合わせます。 スケッチは、目的のものだけを細い線ではっきりかき、線を二重にしたり、ぬりつぶしたり、影をつけたりしません。濃淡は点で表し、日付や倍率、気づいたことも記録します。ここでつけた記録が、次の「生物の分類」の学習の材料になります。
つまずきやすいところ
- ルーペの使い方で、ルーペを動かすのか、見るものを動かすのかを混同します。ルーペは目に近づけたまま動かさず、動かせるものは観察物を、動かせないものは自分の顔を動かします。
- スケッチで、見えた通りではなく「こうなっているはず」とかいてしまうことがあります。また、図工の絵のように影をつけたり、ぬりつぶしたりすると、観察の記録としては直す点になります。
- 双眼実体顕微鏡の操作の順番(両目の幅→右目でピント→左目で調節)が分からず、像が二重に見えたり、片方の目だけぼやけたりすることがあります。
- 観察の視点がぼんやりしていると、「なんとなく見た」で終わります。何に注目するか(観点)を先に決めると、記録が具体的になります。
教え方・声かけのコツ
- 観察の前に、「今日は何に注目するか」を1つか2つ決めておくと、記録が書きやすくなります。
- スケッチは、全体の大きさと位置を決めてから細部をかいていきます。気づいたことを矢印で文として添えると、観察の記録になります。
- 家でも、庭の草や台所の野菜・魚などを虫めがねで観察し、特徴を言葉にしてみると練習になります。解説でも、食材として扱われている生物を観察に使うことが例に挙げられています。
- ルーペで太陽を見ない、生き物や植物を傷つけない、などの安全面や取り扱いの注意は、教科書と先生の指示にしたがってください。
運営者の見方
生物の観察は、器具を使った経験と、記録の書き方がそろって初めて身につく単元です。この単元のポイントには公式や計算の例題はなく、ルーペの使い方、双眼実体顕微鏡の各部の名前と操作の順番、スケッチのしかた、身のまわりの生物の観察、観察から分類へ、の5つのまとまりで構成しています。ルーペと双眼実体顕微鏡は図つきで、操作を①②③の順に書いてあります。 問題は、ルーペの使い方(3問)・双眼実体顕微鏡の部分の名前と使い方(6問)・スケッチのしかた(5問)の14問で、計算の大問はありません。最後の問いは、二重線でかいてぬりつぶしたスケッチの直すべき点を2つ書く形にして、決まりを覚えるだけでなく使えるかを確かめます。 実際に器具を手に取るのは学校の授業です。プリントは、操作の順番やスケッチの決まりを前もって頭に入れておく、あるいは授業のあとに確かめる道具として使えます。
よくある質問
Q. ルーペと双眼実体顕微鏡は、どう使い分けますか。
A. ルーペは手に持って目に近づけて使う道具、双眼実体顕微鏡は台に置いて、観察物を立体のまま20〜40倍程度で見る道具です。より細かいつくりを見たいときに双眼実体顕微鏡を使います。使い分けは授業の指示にしたがってください。
Q. スケッチが苦手です。うまくかくコツはありますか。
A. 絵のうまさより、見えた特徴を正確にとらえることを大事にします。細い1本の線ではっきりかき、ぬりつぶさず、濃淡は点で表します。かいたあとに、気づいたことを文で添えるとよいです。
Q. 中学校の観察でも、小学校のときのような植物や昆虫を扱いますか。
A. 解説では、小学校で昆虫や種子植物を学んだことをふまえて、身近な生物の観察を行うとされています。校庭の生物のほか、食材や水中の小さな生物を観察することも例に挙げられています。

