中1種子をつくらない植物のプリント
中1 理科 / 5月ごろに習います
シダ植物・コケ植物、胞子。「ノート」と「一問一答」で1単元です。
先生へのメモ
ノートは「今日の問い」を読んでから下線と図の□をうめさせ、最後の一問一答は赤シートで3回くり返させます。
プリント一覧
はじめて使うなら 種子をつくらない植物 ノート から。型ごとの違いは下のとおりです。
ノート (1枚)
一問一答 (1枚)
この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)
この単元のねらい
シダ植物・コケ植物のように種子をつくらない植物が、胞子でふえることと、その体のつくりを理解する単元です。
学ぶ内容
中学1年の第2分野「いろいろな生物とその共通点」のうち、植物の分類の内容です。植物は、種子をつくる種子植物と、種子をつくらない植物に分けられます。種子をつくらない植物の代表がシダ植物(イヌワラビ、スギナ、ゼンマイなど)とコケ植物(ゼニゴケ、スギゴケなど)で、花を咲かせず、胞子をつくってふえます。学習指導要領の解説では、種子をつくらない植物については胞子をつくることに「触れる」とされていますが、教科書では体のつくりもあわせて扱われ、プリントもその範囲をふくめています。 シダ植物には、種子植物と同じように根・茎・葉の区別があります。茎は地下にある地下茎のものが多く、葉の裏にある胞子のうの中で胞子がつくられます。コケ植物には根・茎・葉の区別がなく、からだの表面全体から水を吸収します。根のように見える仮根は、からだを地面に固定するためのつくりです。このため、コケ植物は湿った場所に多く見られます。 プリントでは、水や養分の通り道である維管束が、シダ植物にはあり、コケ植物にはないことも扱っています。維管束は、学習指導要領では2年生の「植物の体のつくりと働き」で詳しく学ぶ内容なので、ここでは「シダとコケを分けるちがい」として名前を知っておく位置づけです。
つまずきやすいところ
- 「胞子」と「種子」の区別があいまいになりがちです。種子は胚珠が育ってできるもの、胞子は種子をつくらない植物がつくる別のもの、とはっきり分けておく必要があります。
- コケ植物の仮根を「根」と考えてしまうことがあります。仮根はからだを固定するつくりで、水はからだの表面全体から吸収します。
- シダ植物とコケ植物の特徴が混ざりやすいです。根・茎・葉の区別があるか、維管束があるか、を対にして覚えます。
- イヌワラビの葉は、地面から生えている部分全体が1枚の葉で、茎は地下にあります。地上の柄を茎だと思いこむまちがいがよく見られます。
教え方・声かけのコツ
- 植物の分類の全体を「種子をつくる/つくらない」という最初の分かれ道から並べ、枝分かれの図にして見せると、位置づけが分かります。
- 「種子でふえる=花が咲く、胞子でふえる=花が咲かない」と対にして言わせてみてください。
- 家の近くの日かげや石垣でコケやシダを探して観察すると、教科書の図が実物に結びつきます。シダの葉の裏の茶色い粒の集まりが胞子のうです。観察は植物や周りの環境を傷つけないようにしてください。
- ノートのイヌワラビとスギゴケの図は、胞子のう・地下茎・仮根の位置を確かめる材料になります。書きこんだあと、図を指して説明させてください。
運営者の見方
シダ・コケは、語句の数よりも、種子植物との対比で整理する単元です。ノートは「種子をつくらない植物は、どのようにふえ、どんなつくりをしているのだろう」という問いから、胞子でふえること、シダ植物のからだ、コケ植物のからだ、維管束の有無、の4つの小見出しで進みます。イヌワラビとスギゴケの図を並べ、胞子のうや仮根の位置を書き入れる形です。最後の「まとめ」は、「胞子」「維管束」の2語を使って2文で書きます。 一問一答は「胞子でふえる植物」「シダ植物のからだ」「コケ植物のからだ」「維管束の有無」の4つのまとまりに16問です。スギナ・ゼンマイはどちらのなかまか、コケ植物が湿った場所に多いのはなぜか、など、理由を言わせる問いも入れています。赤シートでかくして答え、日をあけて3回くり返します。 植物の分類の全体表を作る単元(別単元)の前に、この単元を進めておくと、分類表の「種子をつくらない植物」の枝がすぐに埋められます。
よくある質問
Q. シダ植物とコケ植物は、どう違いますか。
A. シダ植物には根・茎・葉の区別と維管束があり、コケ植物にはどちらもありません。どちらも胞子でふえ、花は咲かせません。
Q. 胞子は、種子とどう違いますか。
A. 種子は種子植物の胚珠が育ってできるもの、胞子はシダ植物やコケ植物など、種子をつくらない植物がつくるものです。
Q. 中学校でイヌワラビやゼニゴケなどの名前は覚えますか。
A. プリントでは、シダ植物の例としてイヌワラビ・スギナ・ゼンマイ、コケ植物の例としてゼニゴケ・スギゴケを扱っています。教科書に出てくる例は会社によって少しちがうので、学校の教科書もあわせて確かめてください。

