中1地層のでき方のプリント

中1 理科 / 1月ごろに習います

風化・侵食・運搬・堆積、地層の観察・柱状図。「ポイント」と「問題」で1単元です。

この単元のねらい・つまずき(下へ)

先生へのメモ

「ポイント」で公式・器具・例題を確かめてから「問題」に取り組ませ、答えの版で丸つけします。

プリント一覧

はじめて使うなら 地層のでき方 問題 から。型ごとの違いは下のとおりです。

ポイント (1枚)

問題 (1枚)

この単元について(ねらい・つまずき・教え方・運営者の見方)

この単元のねらい

地層がどのようにできるかを理解し、地層の観察や柱状図から、その場所の過去の様子を読み取る見方を学びます。

学ぶ内容

中学1年の理科(第2分野「大地の成り立ちと変化」)で学ぶ内容です。地表の岩石は、気温の変化や水のはたらきで、表面からぼろぼろにくずれていきます。これが風化です。風化した岩石は、雨水や流水にけずられ(侵食)、水に流されて運ばれ(運搬)、流れが弱まるところで積もります(堆積)。堆積する粒は、大きいほうから、れき・砂・泥に分けられます。粒の大きいれきは河口の近くに、粒の小さい泥は沖合に積もります。 地層は、ふつう下から上へ積み重なるので、地層が逆転していなければ、下の層ほど古くなります。地層をつくる粒の大きさや種類からは、堆積した当時の海の深さや流れの速さがわかります。たとえば、下から、れき岩・砂岩・泥岩と重なっていれば、その場所はしだいに河口から遠く、海が深くなったと考えられます。地層にふくまれる化石からは、当時の環境や時代を知ることができます。 がけで観察した層の厚さ・色・粒の大きさなどを、柱のように上から順に表した図が柱状図です。離れた地点の地層を比べるときは、見分けやすい層をかぎ層として使います。火山灰などからできた凝灰岩の層は、同じ時期に広い範囲に積もるので、よいかぎ層になり、その層ができたころに近くで火山の噴火があったこともわかります。また、地層ができたあとに大きな力がはたらくと、断層やしゅう曲ができます。

つまずきやすいところ

  • 風化・侵食・運搬・堆積の4つの語を、順番どおりに言えず、どれがどの場面かまぜてしまいます。
  • 「下の層ほど古い」という見方は、地層が逆転していないことが前提です。前提を忘れて、どんな場合にも当てはめてしまうことがあります。
  • れき・砂・泥の区別を、粒の大きさや、積もる場所(河口の近くか沖合か)と結びつけられません。
  • 柱状図を読むとき、地表からの深さで比べるのか、標高で比べるのかを確かめずに、かぎ層の位置を比べてしまいます。

教え方・声かけのコツ

  • 4つの語は、「くずれる→けずる→運ぶ→積もる」のように、日常のことばで流れとして言い直してから、用語にむすびつけます。
  • 粒の大きさは、「重くて大きいれきは早く沈むので河口の近く、軽くて細かい泥は遠くまで運ばれて沖合」と、理由とセットで覚えます。
  • 柱状図は、まず上から下へ順に、どんな層が重なっているかを声に出して読み、次にかぎ層に指を当てて地点どうしを比べます。
  • 地層の観察に出かけるときは、がけや川岸に近づきすぎないようにし、落石に注意します。ハンマーで岩石をたたくときは保護めがねを使います。

運営者の見方

この単元は「ポイント」と「問題」の2枚です。ポイントには、風化・侵食・運搬・堆積のまとめ、A・B・C3地点の柱状図とかぎ層の説明、地層の新旧を読み取る例題2問、地層からわかる大地の歴史のまとめが載っています。計算の公式や器具の使い方はなく、用語と図の読み取りが中心の1枚です。 問題は、知識(用語と粒の大きさの順の5問)、柱状図の読み取り(凝灰岩の層をかぎ層にして3地点を比べ、地層の傾きまで考える5問)、実験・考察(地層の新旧、しゅう曲や断層ができる時期、海の深さの変化の3問)の順です。この単元では、2番目の大問が計算ではなく資料(柱状図)の読み取りになっています。ポイントの柱状図と問題の柱状図は同じ図なので、ポイントで読み方を確かめてから、問題で自分で読み取る流れになります。

よくある質問

Q. 地層は、下の層ほど古いのですか。
A. ふつうは、下から上へ積もるので、下の層ほど古いと考えます。ただし、しゅう曲などで地層がひっくり返っている(逆転している)場合は、上下が逆になることがあります。

Q. 柱状図とは何ですか。
A. ある場所の地層の重なりを、柱のように、上から下へ順に表した図です。どの層が何でできているかや、厚さがわかります。いくつかの地点の柱状図をかぎ層で比べると、地層の広がりや傾きがわかります。

Q. 化石は、どのように役に立ちますか。
A. 化石から、その地層ができた当時の環境や時代を知ることができます。中学1年では、環境を示す示相化石と、時代を示す示準化石を学びます。このプリントでは化石の種類の名前までは扱わず、別の単元「堆積岩と化石」でくわしく学びます。