プリントのむずかしさと、学校のめやす

中学受験の算数のプリントは、単元ごとに「きほん・ふつう・はってん」の3段があります。それぞれの段を、どのくらいの偏差値の学校を受けるときに、まず確実にしたいかで示しました。

学校ごとの出題の分析を見くらべると、特殊算(つるかめ算・和差算など)は、偏差値の帯にかかわらず、多くの学校で試験の前半の一行題として出ています。帯によってちがうのは、一行題が試験のどれくらいをしめるかと、後半の大問の重さです。

めやすです。この学校の入試にこのプリントの問題が出る、という意味ではありません。学校ごとの出題の傾向は、各校の過去問で確かめてください。

3段と偏差値の帯

きほんまず確実にしたい学校: 偏差値 〜49

一行題(短い文章題)の定型そのものです。特殊算は、偏差値の帯にかかわらず、多くの学校で前半の一行題(小問集合)として出ます。偏差値〜49の学校では、計算と一行題が試験の前半をしめるので、まずここを落とさないことが大切です。

この帯の学校の出題のようす(分析より)

  • 鎌倉女学院: 45分・大問5〜6問。第1問が計算、第2・3問が一行問題(応用小問)、第4問からが応用問題。全体の半分以上が基本〜標準レベル。 出典
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鎌倉女学院神奈川県・女子校 2月1日(1次) 41
城西川越埼玉県・男子校 1月10日(1回) 37
佼成学園女子東京都・女子校 2月1日 午前 36

この段のプリント: 約数・倍数の応用、逆算・計算のくふう、倍数算、和差算、平均算、数列、旅人算、仕事算、分配算、消去算、場合の数、植木算、通過算、つるかめ算、ニュートン算、年令算、流水算、差集め算・過不足算、相当算、速さと比、周期算・日暦算、時計算、N進法、損益算、濃さ(食塩水)、約束記号、角度、相似と面積比、面積(求積のくふう)、図形の移動、立体の切断・積み木、水量の変化とグラフ

ふつうまず確実にしたい学校: 偏差値 50〜59

数字が大きい、条件が1つ多い、2つの型を組み合わせる、といった一行題です。偏差値50台の学校では一行題の数が多く、和差算・還元算・旅人算などの定型を、短い時間で正確に解ききる力が要ります。後半の大問(速さ・仕事など)にも、同じ考え方が出てきます。

この帯の学校の出題のようす(分析より)

  • 共立女子: 45分・大問6問。第2問は特殊算を中心とした一行問題が6問程度(還元算・和差算・旅人算などが多い)。第3〜6問は、定型問題をもとにした応用問題。 出典
  • 明大付属中野: 大問6〜7題。大問1・2が計算と小問集合。大問3からは単元別で、速さ(旅人算・時計算・点の移動)・図形・仕事(ニュートン算・水量)・数が多い。 出典
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明大付属中野東京都・男子校 2月2日(1回) 59
立教女学院東京都・女子校 2月1日 57
成城東京都・男子校 2月1日(1回) 52
普連土学園東京都・女子校 2月1日 午前4科 51
共立女子東京都・女子校 2月1日 50

この段のプリント: 約数・倍数の応用、逆算・計算のくふう、倍数算、和差算、平均算、数列、旅人算、仕事算、分配算、消去算、場合の数、植木算、通過算、つるかめ算、ニュートン算、年令算、流水算、差集め算・過不足算、相当算、速さと比、周期算・日暦算、時計算、N進法、損益算、濃さ(食塩水)、約束記号、角度、相似と面積比、面積(求積のくふう)、図形の移動、立体の切断・積み木、水量の変化とグラフ

はってんまず確実にしたい学校: 偏差値 60〜

最難関校でも、大問1の応用小問に特殊算の文章題が出ることがあります。ただ、つるかめ算を割合と組み合わせるなど、型をそのまま当てはめるだけでは解けない形が増え、配点の多くは後半の大問にあります。はってんは、そうした問題や、後半の大問のはじめの小問くらいの問題です。その先は、各校の過去問で練習します。

この帯の学校の出題のようす(分析より)

  • 桜蔭: 50分・大問4問。大問1は計算1〜2問と応用小問3〜4問。つるかめ算は単体で出ることもあるが、最近は割合と関連づけて解く問題。後半は分量の多い文章題と図形。 出典
  • 開成: 2025年度は大問4題。大問1は小問集合(計算と相当算)。大問2からは、独自のルールの問題、ダイヤグラムを使う速さ、立体の切断。 出典
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灘兵庫県・男子校 1月17日 73
開成東京都・男子校 2月1日 72
桜蔭東京都・女子校 2月1日 70
女子学院東京都・女子校 2月1日 67
洗足学園神奈川県・女子校 2月1日(1回) 66
本郷東京都・男子校 2月1日(1回) 61

この段のプリント: 約数・倍数の応用、逆算・計算のくふう、倍数算、和差算、平均算、数列、旅人算、仕事算、分配算、消去算、場合の数、植木算、通過算、つるかめ算、ニュートン算、年令算、流水算、差集め算・過不足算、相当算、速さと比、周期算・日暦算、時計算、N進法、損益算、濃さ(食塩水)、約束記号、角度、相似と面積比、面積(求積のくふう)、図形の移動、立体の切断・積み木、水量の変化とグラフ

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偏差値の出どころ

  • 数字は四谷大塚 合不合判定テストのAライン80偏差値(合格の見こみ80%)です(2027年入試対応、2026年10月4日に確認)。最新の数字は、リンク先でご覧ください。
  • 偏差値は、模試によって大きくちがいます。同じ学校でも、ほかの模試では10〜20ほど上下します。ほかの模試の数字とは、くらべないでください。
  • 同じ学校でも、入試の回(1回・2回など)によって数字が変わります。この表は、おもに最初の回の数字です。
  • 帯の区切り(50・60)は、読みやすいように切りのよい数にしています。
  • 出題のようすは、塾・家庭教師の会社が公開している学校別の分析(2026年10月4日に確認)をまとめたものです。年によって変わります。
  • 公立中高一貫校(適性検査)は、問題の形がちがうので、この表には入れていません。